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小便器,大××

小さな便器、大きな××
カニゾウmimo-v2.5
三十多岁的职场女性在儿童便器上奋力坚持的故事。
たった数十センチ先の曲がり角がこんなにも遠いものか、とモモネは静かに嘆いた。眉間の皺は、尻に力をこめれば比例して険しくなる。水音が響いて扉が開く。モモネに言わせれば、このトイレはターミナル駅の改札内だというのに個室が少なすぎるのだ。一歩ぶんだけ進んだ行列は、いつしかモモネの後ろにも長く伸びている。もう三十も近い社会人が、幼子のように身悶えて便意と戦うわけにはいかない。そんなプライドだけが、かろうじてモモネの理性を繋ぎとめていた。

(……あと、一人)

そう考えたら気が緩んだのだろうか。グルル、と一際大きな音を立てて腹の中が蠢く。とっさに肛門をきつく締めたおかげで大失態こそ免れたものの、一刻の猶予もないところまで固形物が押し寄せているのをモモネはありありと感じていた。

(まだか、まだなのか……一分一秒がやたら長い……)

額には脂汗がにじみ、抑えていても呼吸は荒い。ぐいぐいと便が迫ってくるのに合わせ、堪らず内腿を擦りあわせる。どうか誰も見ていないでくれ。そう祈っているうち、どこかの個室が空き、モモネが先頭となった。やっと首を伸ばさずとも個室の状況を確認できるようになり、それでモモネは初めて気づかされた。一番奥、子ども用便器併設の個室が空いている。便意の大波に耐えるのも限界が近かったモモネは、弾かれたように奥の個室へ飛び込んだ。

……普段は冷静なモモネが、この瞬間は気づかなかった。「便器故障中 お子さま用はお使いいただけます」と手書きで書かれた張り紙が、半ば剥がれた状態で扉に貼られていたことに。

バシン、と扉を閉め、下着に手をかけたモモネは思わず悲鳴をあげそうになった。派手に割れた便座と、ガムテープによる応急処置の痕跡は、この便器が使い物にならないことをありありと語っている。これはどういうことかと策を講じようとするモモネだったが。

グッ、ギュルルルル……プッ、プス……

腹のほうはすっかりその気なのか、容赦なく唸りをあげる。湿っぽいガスが漏れだしたあとには、三日ぶりにひり出されんとしている太く硬い便が、肛門をわずかに押し広げていた。今から他の個室が空くのを待っていれば、十中八九間に合わないだろう。大の大人が、便器を目前にして、公衆の面前でウンチを漏らす。そんな結末を回避する方法は、既に一つしか残されていないのであった。

(……仕方のないことだ、誰が見ているわけでもない)

自分に言い聞かせながら、モモネはよたよたと子ども用便器へ向かう。やや中腰になりながら下着を脱ぎ、尻肉をはみ出させながら、小さな便器にしゃがみこんだ。

ブリュウ、プリッ!! モリュ、ムリュリュッ、ブッブリリッ!!

一息つく間もなく、ゴロゴロとした便秘糞が立て続けに産み落とされ、ポチャポチャと音をたてる。こちらには音消しが設置されていないのだと、モモネは初めて思い至った。

(こ、この音は……しかし立てそうにない……)

ヌチッ、ミチミチミチ……モリモリモリモリヌリュリュ、ブビュビュニュチィッ!!!! ブーーーーッ、ブビビッ!! ニチ……ヌヂヂヂヂ、ブリブリブリブリブリュッ!!!!

凶悪な太さの固い便塊が、肛門をこれでもかと押し広げながら吐き出される。程よく柔らかな黄土色のウンチが後に続き、とぐろを巻いて積み重なっていた。小さな便器は、想定外の量のブツを受け止めて既に満杯近かったが、今のモモネは溜まったものを出しきってスッキリすることで頭がいっぱいだった。

「ふんっ……くううっ」

ブビッ、ニュクニュクニュク……プスッ、ブゥゥゥゥッ! プリュッ、プリプリプリ……モリュッ!

(はあ……終わったか)

何か達成的な気分でモモネはトイレットペーパーを手に取る。腰を浮かせながら二度肛門を拭い、立ち上がったモモネは硬直した。茶色い小石に似たものから明るく粘土質なもの、多彩な性状の大便が小さな便器をいっぱいに満たしている。これほどの量を自分は出したのか、というかこれは無事に流れるのだろうか……さまざまな思いが頭をよぎる中、そそくさと服装を直して水を流す。幸いにも詰まることはなかったものの、すべてを流しきるまでに、三度も水洗ボタンを押す羽目になるのだった。