「ちょっと、トイレっ。…………行ってきても、いい、かな?」
貸しスタジオの一室を絶えず飽和させた音の調和が締め括られ、数分ぶりの静けさを取り戻した最初の、第一声。
激しい演奏による呼吸の乱れかそれとも――つぐみは撫でれば弾け、クリームのように柔和にたわむ頬を朱く染めながら、言い切った。
演奏の終わりを待ってましたとばかりに最初は勇気を振り絞った早口で、間隙を入れて紡いだのは恥じらい気味の小さな声で。
意外とばかりに顔を見合わせるベースとドラマー、ギターは不思議そうにつぐみを見つめている。
「あ、うん、いいけど……」
一応返事を待っているけど、引き留められると困る。そんなはにかみ顔を見せられて、ボーカルの蘭が答える。特に止める理由もないはずなのに、たどたどしい返答。
「ごめんね、すぐ戻るからっ」
早足でキーボードの元を離れ、さっとドアを開けてつぐみは出て行った。出るときよりもテンポの早い足音も、防音のドアが勝手に閉まって聞こえなくなる。
「珍しいな、つぐが途中でトイレなんて」
「ね~。さっき休憩取ったばかりなのに。それに私とトイレ行ってたんだけど」
真面目で時間もきっちり守る、そんな模範的生徒会副会長でバンドの精神的支柱でもあるキーボード担当、羽沢つぐみ。ドラマーとベースの二人は口を揃えて珍しがる。
「んー、これはもしかしてウン、」
「モカ。」
いささかデリカシーに欠けたギターの直球を一言で蘭が制する。
マイペースなギター担当が言わずとも、4人はそれとなく察していた。
それは一緒にトイレを済ませて間もなかったり、顔色や声音でだったり、演奏中の調和の乱れだったり、同性同士の直感だったり。
「つぐみだって、具合が悪くなるときくらい、あるでしょ」
蘭は言葉を濁す。
彼女が我慢していたのは小用でもなく健康的な大便でもなく、腹痛を伴う便意であるということを、なんとなく感じ取っていた。
「モカ、つぐみが戻ってきたときにあれこれ聞いたらだめだからね」
「え~。なんでモカちゃん名指しなのー」
キーボードが欠けて、スタジオ内の空気は少し緩んでいた。それでも残る、微量の緊張感。
休憩前にトイレで離席するのはもっぱらギターのモカであって、ちゃんと休憩毎にトイレを済ませるタイプのつぐみが我慢できずに中座を申し出るのは心配だった……モカ以外は。
演奏終了直後の告白ということもあり、引き留めてまで不調や具合の程度を聞くことは憚られた。5人とも幼なじみで親友という言葉で片付けるには不足すぎる関係であれば、仲間が腹痛を訴えてトイレに行けば言葉にせずとも案じるのは当然だった。
「どうしたんだろうね? 一緒にトイレに行ったときは元気そうだったし、普通にさっと出てきたのに」
ベース担当のひまりはつい20分前の休憩時間で連れ添ってトイレに行っていた。そのときは3つある個室の2つが使用中だったので、ひまりが先に、後につぐみが入れ替わりでおしっこを済ませていた。つぐみの用足しを待つさなか、排尿後に後始末でもない静かな時間があったのを思い出すも、あえて口にはしなかった。
「ひーちゃんのトイレの後はにおうから~、つぐもさっさと出てきたんじゃないの~?」
「ちょっとモカぁ! 私もおしっこだけだったし! それに臭くなーい!」
他愛の無い冗談で盛り上がる2人をよそに、蘭とドラマーの巴は嘆息。
「好感触を忘れない内に次やろうぜって通しでやっちゃったし、行きづらかったかもな」
と、髪をかきながら巴が言う。
「今日はつぐみの様子を見ながらやった方がいいかな」
「そういえば蘭もちょっと調子が悪くなかったか? ちょっとトーンが外れてたところがあったぞ」
「ん、そうかな。ん、気をつける……」
「あ」
「……何、モカ」
「モカちゃんもトイレに行きたくなったのでー、トイレ行ってきまーす」
「ちょっとは我慢しなよ」
「いやー休憩中に飲み過ぎたのがいけませんでしたな~」
唐突に尿意を訴えたモカは誰の許可を得るまでもなく歩いてドアへ向かう。
「はぁ……。つぐみの邪魔しちゃダメだからね」
「はいは~い。じゃあオシッコしてきま~す」
「いちいち言わなくていいから」
うぅ、おなかが痛い……。
防音ブースから漏れた大音量でざわめく廊下を早足で駆け抜ける。
演奏が終わってすぐにトイレ行きたいなんて、恥ずかしかったなぁ。でもおなかが痛いの我慢できなかったし、すぐ言わないと振り返りで手を挙げられる雰囲気じゃなくなりそうだったし……しょうがないよね。
でも、せっかくみんながノってきて盛り上がるときに水を差すくらいなら、さっきの休憩のときにうんち、がんばっておけばよかった……かな?
前のライブのセットリストを通しでやって、3曲の最初でちょっと腹痛がひどくなっちゃって……さすがに演奏を中止してもらってまでトイレ行きたいなんていえないし、おなかをかばってたからミス多かったなぁ……。
ぐるるるるる~~~っ
おなか、痛い……っ。早く、トイレっ。
今日利用している貸しスタジオのトイレは折れた通路の突き当たりにあって、男女別にドアが並んでいる。もちろん女子トイレの側のドアノブを握り、中を窺うようにトイレに入った。
よかった、誰もいないっ。
奥に長いトイレを一瞥し、3つある個室のドアが全て半開き――無人であることを確認し、ちょっと安心した。
他の利用者や、見知った知人友人、そして幼なじみの4人もいない、静かなトイレ。今なら周りを気にしないでうんち……できる。
おへその裏側で不穏に渦巻く気配をなだめながら、歩を進める。
勇気を出して早めにトイレに来られたから、少しだけ余裕を持って入り口から遠い一番奥の個室へ。
つい20分前にひまりちゃんと入れ替わりでおしっこした、洋式トイレ。休憩時間が始まって、巴ちゃんや蘭ちゃんが先にトイレを済ませてきた後でこっそりうんちをしようと思ったらひまりちゃんも着いてきて……そこまでつらい便意じゃなかったし、ひまりちゃんが待ってたから我慢したけど、やっぱりよくなかった。先に行ってもらえばよかったかな、具合がよくないのちゃんと言って、済ませればよかったかな。
みんな大好きでかけがえのない幼なじみだけど、やっぱりうんち――それもゆるい方はちょっと、恥ずかしい、っ。
ドアを閉めると同時に鍵をかけ、蓋の開いた便器にお尻を向けてワンピースをたくしあげる。6月になってもう蒸し暑かったから衣替えで出してそのまま着てみたけど、ちょうどよかった。パンツルックだとお腹が圧迫されるし、ベルトしてたら手間取るもん。
おなかの上まで持ち上げた裾を、腕と横腹で押さえてショーツを下ろしていく。
きゅるるるる~っ!
あっ、だめっ! 中腰になってうんち、出ちゃうっ!
ショーツを膝上でひっかけ、慌てて着座。ひんやりした便座の冷たさと汗ばんだお尻の熱が混ざりあって、お尻の緊張感が解けて。
「うぅぅんっ!!」
ブリブリニチニチニチュニチュニチュッ!
ブリィッ! ブリブリブリブリブリリッ!!
うんち、間に合った……っ。
やだ、声が出ちゃった……でも、まだうんち、出る……。
「ん、んん……っ、うんっ」
ニチニチニチッ! ブリリッ! ユルルルリュリュリュッ! ブリリ……
ブリッ……ぽちゃん
はぁぁ、ゆるいの、すごい出た……!
おなか壊しちゃった、みたい。いつもよりも柔らかいうんちが、いっぱい……。臭いも……。あ、1回流そう。
座りながら振り返り、レバーを”大”の方向に倒す。お尻の下で大きな音を立てて、一気に水が流れていく。
ぐるぐるぎゅるぎゅるぎゅる…… ごぽごぽごぽ
「はぁ、ぁ、ん……おなかいたい」
軟便っぽいのがいっぱい出たけど、まだうんちが出そう……。どうしよう、早く戻らないといけないのに、でも急にトイレって言ったから、みんなにはうんちって思われてるかなぁ。前の休憩でひまりちゃんとおしっこしたばかりだったし、うぅ、戻るの恥ずかしい……。
みんなに気を遣わせたくないし、すっきりするまでうんちしよう。
「ん、うんっ、ん……ふ、ん……はぁ」
片手で裾を押さえ、もう片手でお腹を擦りながらお腹に力を入れてみる。おなかは痛いしごろごろしてるけどすぐにゆるいのが出るって感じがない。おなか渋ってるなぁ……。
早く戻れるように、がんばらなくちゃ。
がちゃ、ぎぃ……。
って気張ろうとしたら、誰か来ちゃった。すぐに流したはずだけど臭い残ってないかな、大丈夫かな?
いなくなるまで静かに踏ん張ろっと……。
「つぐ~?」
「え、モカちゃん!?」
誰かと思ったらまさかのモカちゃんだった。トイレ利用中が1カ所だけなのを見るや否や、すごい気さくに声をかけてきてびっくりしちゃった。
「お腹痛いの~?」
「あ、うん、ちょっと……。ごめんね、臭いかも」
「別に~? んー、ひーちゃんの後の方がすごいし~」
ということは私の、少し臭うんだ……うぅ、恥ずかしいっ。
「ひまりちゃんの前で言ったらだめだからね?」
「言わない言わないー」
様子を見に来てくれたのかと思ったら、ドアの閉まる音。モカちゃんは個室を1つ飛ばしで一番手前のところに入ったみたい。
「あたしはオシッコですぐ出て行くからー。つぐはまだかかりそう?」
「うん、まだおなかが痛くて……時間、かかるかも」
モカちゃんとお話してたら、ごろごろした感じが強くなってきた。うんち、降りてきたのかな。気張ったら出そうな感じもあるけど、モカちゃんが戻るまで我慢できるかな。
みんなとは10年以上の付き合いだし、隣の個室でうんちしたりとか、おなか壊して助けてもらったりとか、その逆もあるし今更だけど……やっぱり、恥ずかしいな。
誰もからかったり嫌な顔はしないし、私もしないけど、気になっちゃう。
ぶしゅい~~~じょぼじょぼじょぼじょぼ……
「つぐがお腹壊すなんて珍しいね。どうしたの?」
モカちゃんがおしっこをしながらも、多分私の方を向きながら話しかけてくる。
「午前中にお店の新メニューの試作品たくさん食べちゃって……。かき氷とか、アイスティーとか。お腹冷やしちゃった、んっ、かな……っ」
どうしよ、うんちしたくなってきた……!
ゆるいの出そう、さすがに水っぽい音を聞かれるのは、気になるかもっ。
「そっかー。そういうときはモカちゃんを呼ぶがいいぞー」
「うん、……ん、ふ。次はそうするね」
さっきよりもどろっとした感じのうんちが、もうお尻のすぐそこまで来てる。音、大きいの鳴っちゃいそう、おなか痛い、早く出したい、けど。
お腹を擦りながら、耳を澄ませる。モカちゃんはおしっこを済ませてトイレットペーパーを巻いている。
「ふぅ。まだお腹痛いの治らなそう?」
「んー、うん。まだ出る、かも」
「あたしのことは気にせずツグっていいよー」
「ツグる……? あっ!」
私が静かにじっとしてたから、モカちゃんのことを気にして我慢してる……って思われてるのかな。うん、そうなんだけど……。
こんなことにもツグるって言わなくても……余計恥ずかしいよ。
「本当にツグってるー?」
「えーっと、ちゃんとツグってる、よ?」
朝食の後、いつも通りお家のトイレで1日1回のうんちをして、お店のお手伝いをしながら夏限定メニューの試食と試飲……そのときのかき氷、もったいないからって全部食べない方がよかったかなぁ……。
午後からのバンド練習で出かける前におしっこしたときはなんともなかったのに、練習が始まってからごろごろし出して、おなかが痛くなってうんちを意識。もしかしたらお家に帰るまでにしたくなる、かもって。
休憩時間になって、タイミングがあればさっとうんち済ませようと思ってみんなの動向を窺ってた。蘭ちゃんと巴ちゃんがトイレに行ったし、休憩の終わり前にこっそり行けばできるかなって、飲み過ぎておしっこもしたかったしトイレに行くって伝えたらひまりちゃんも来ちゃって。
やっぱり、ひまりちゃんに待ってもらってうんちすればよかったよね。次の休憩までうんちも我慢できないって思われるの、すっごい恥ずかしかったもん……!
ぐるぐるぎゅるるるっ! ごぽぽぽぽ……!
うぅ、すっごいおなか鳴っちゃった。
うんち、出そう……っ!
「ん、ふぅぅ、ん……」
モカちゃんが済ませるまで我慢っ、もう少し。
でもおしっこ終わったあともゆっくり身支度するから、まだかかるよね?
「ふぅ、スッキリ~。じゃあ私は戻るので、ごゆっくり~」
「え、うん」
もしかして、我慢してるのバレて気を遣ってくれたかな? すぐに個室を出て、手を洗っている。
「みんなにはまだかかるって言っておいてっ」
「はーい」
ばたん!
わざとらしく大きな扉の閉まる音。
やっとうんち、できるっ!
「うんっ、う~~~んっ!!」
ぶりぶりぶりびちびちびちちちっ!
びちびちびちびちぶびびびびび~~~っ!
「ん……んんぅっ!」
びちちぶりぶりっ! ぶびゅーっ!!
出そうなの我慢してたから、すごい勢いで出る、出てる……っ。
ぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅちゅ……ぶりりりっ!
「ふぅー……」
やっぱりお腹下してたみたい、水っぽいのが出た……。これからは冷たいものを食べるときはちゃんと考えないと……んっ。
ぎゅるぎゅるぎゅごぽぽぽっ
「ん、う……んっ、うーん……!」
おなかがぎゅ~って絞られたみたいにずきずき痛いし、まだまだうんちが残ってる感じがある。下痢になると何度もうんちがしたくなるし、トイレから離れられないからつらい。
ゆっくりしてたい……でもお家じゃないし、早くうんちを済ませて戻らなきゃ。
巴とひまりが仲良く談笑をしているのを遠目に、パイプ椅子に腰掛けて一休み……のフリをしていたときだった。
「ただいまー」
自由気ままなモカが戻ってきた。つぐみは一緒に……来てない。
「おかえりー。あれ、つぐは一緒じゃないの?」
目敏くひまりが問いかける。
「つぐはまだトイレでツグってるー」
「もぉ! そうやって茶化しちゃダメでしょー」
「えー。お腹痛いからまだ時間かかるって言ってたしー」
つぐみそんなにお腹の調子が悪いんだ……。
じゃないとあんなに急いでトイレに行かないか。
すごい恥ずかしそうにしてたけど、お腹が痛いのにちゃんと言えて。
きゅるるるる……っ
「――ん? おい、蘭ってば」
「あ、ごめん、ぼーっとしてた。何?」
怪訝な目で巴が私を見ていた。
ぼーっとしてたというよりは、集中していた。
「つぐが戻るまで練習でもしてるか?」
「ううん、待とうかな」
正しくはお腹が痛くて耐えるのに意識を割いていて、巴の呼びかけに気づけなかった。
どうしよう、私もお腹が痛い……。
うんちが、したい……!
毎朝気張っても全然出なくて3日経って、今日もバンド練習前に家で済ませようとがんばったのに急にどうして……?
ごろごろごろっ
うんちしたい、歌ってるときはそれほどじゃなかったのに、急に下ってきてる。
それもお通じが来たんじゃなくて、お腹の調子が悪くなって催してる。硬いのなら解散するまでやり過ごして家でうんちすればいいけど、お腹の調子がよくなくてゆるいうんちも出そう……家まで我慢できる自信がない。
予定のレンタル時間はまだ1時間ちょっとある。その間我慢して、帰る間もバレないように装って、家まで……そんなの無理だ。どこかでトイレに入らないと、うんちしないと……!
みんながつぐみの心配をしたり、演奏の改善点を話したりしているのに私は自分のことで精一杯。
うんちしたい、お腹痛い、トイレ、行きたい……っ。
でも他の人も利用するスタジオのトイレでうんちは恥ずかしい。学校でだって数えるほどしかうんちしたことないのに、ゆるい方なんて。
それに今はみんなが近くにいる……。さっきの休憩時間に巴とトイレに行ったばかりで、さすがにつぐみの離席に便乗してトイレに行ったら大きい方だと思われる……。
あたしもうんちがしたいって、我慢できないゆるい方をしに行くって……っ!
「ん、ふぅ……ぐ、っ」
あ、ちょっと出そうになった、だめっ、お腹が動いておならも!
「――ッ、ふぅぅぅー」
必死でお尻の穴を締め込んで、殺到したガスを跳ね返す。強烈な膨張感がごぽごぽと音を立てて引いていく。
ぜったいに臭いから、こんなところで出しちゃダメだ。でも歌っている最中にしたくなったらどうしよう。おとなしめの曲や間奏のときならまだしも、シャウトで力の入れないといけない瞬間におならが出そうになったら、うんちが漏れそうになったら。
やっぱり今のうちに、トイレに行かなきゃ。
演奏の最中に止めて『お腹が痛いから、トイレ行ってくる』なんて告白した日にはモカにずっとからかわれるだろうし、事あるごとにトイレの心配してきそう。恥ずかしい。
我慢を続けていたら歌唱や仕草でバレるだろうし、まだ余裕のある今のうちに済ませればバレないかもしれない。
10年以上も一緒に過ごしてきたあたしたちだから、誰かの家で、学校で、お泊まり先で、遊んでいるときに……ドア1枚向こうでうんちをしたことはあるし、みんながうんちしてるときに一緒にいたこともある。
それでも、みんなにうんちをしてるって思われたり、音を聞かれたり臭いをかがれるのはとても恥ずかしいっ!
お腹を壊してるって知られても心配してくれるし、優しくしてくれる……けど。親友だからこそ、できれば知られたくない、って思う。
遠慮する間柄じゃないし、あたしの不調のせいで迷惑をかけるなら早くトイレに行かないといけない、よね。
つぐだってきっと勇気を出してトイレ行きたいって言ったんだし、あたしだって。
「あ、あの、さ……」
声が届かない――じゃなくて、声が出てない。
恥ずかしい……。うんちがしたいって言うのが、恥ずかしい……っ!
「ん? どうした、蘭?」
「いやっ、なんでもないっ!」
巴が気づいてくれたのに、嘘をついてしまった。
いっそ汗とか顔色とか勘とか色々で気づいてほしいとさえ思った。でもうんちを我慢していると、お腹が痛くて耐えていると思われたくもない。でも言えない。
ごろごろごろ
うんち、したい……。踏ん張っても出てこない硬いうんちがすぐにでも出てきそう、ゆるゆるのうんちがたくさん、出ちゃいそう。
トイレ、トイレ、トイレ……。うんち、したいっ……!
こんなにお腹が痛くなるなんて、何か傷んだものでも食べたかな。
朝食も昼食も変な味しなかったし、お腹を刺激するようなアイスとか辛いものも今日は食べてない――もしかして、さっきの休憩に飲んだ炭酸ジュースのせい?
熱唱で喉が渇いたのとエアコンの効きがイマイチで汗もかいていたし、ついついがぶ飲みした炭酸ジュース。すっごく冷たいのをたっぷりお腹に注いだから冷えて下しちゃったのかな……あっ、お腹がきりきりする、ゆるいのが押し寄せてお腹が痛い!
ぶ、ぷす……
うあ、ちょっと漏れたっ。お尻締めてたのに、どうしてっ。
巴もひまりも心配してくれるだろうけど、モカには知られたくない! お腹を下しているとバレる前に、自分からこっそりトイレに行かないと……。
「さすがにつぐ遅いな」
「様子を見に行った方がいいかな?」
「ツグってる最中だからそっとしておこうよー」
3人がつぐみの具合を気にしてる。これなら――。
「じゃああたしが様子を見に行くよ」
つぐみの具合を確かめるフリをして、このままトイレ! これなら不自然じゃないし、つぐみだってそろそろお腹がよくなって戻ってくる頃合い、のはず。
「みんなは待ってて!」
立ち上がり、有無を言わさずブースを飛び出す。乗りかけた勢いに腰掛けないと機会を逃しそうだった。勇気が出たときに動かないと、もううんちをしに行くチャンスなんかないはず。
「はぁ、はぁ、トイレぇ!」
トイレまでの道のりを早足で駆け抜ける。このスタジオのトイレは2カ所あって、つぐみはきっと貸しブースの並ぶ廊下の奥にあるトイレにいるはず。鉢合わせを避けるなら受付スペースの近くのトイレがいいけど、つぐみの様子を見に行くと言った以上は、そっちには行けない。
途中振り返って誰も追いかけてこないのを確認し、視界にトイレの扉を捉える。つぐみの姿はない、まだトイレにいるのかな。
……そういえば、つぐみが用を足している最中かもしれないことを、想定してなかった。
まぁつぐみにならお腹が痛いの知られても、彼此様だし、いいかな……? それに一緒に戻らないと不自然じゃん!
そこまで考えてなかった――でも、とりあえずトイレ!
お尻を締め付けながら怪しい足取りでトイレの前まで辿り着く。つぐみと会わなかったってことは中につぐみがいるはず。まだうんちをしてる、のかな。
汗ばむ手でドアノブを回し、ドアを引いた。
「ふぅーんっ、うーん、んっ!」
ぶりっ! ぶりびちっ! びちびちびちびちっ!
一生懸命に踏ん張る真面目そうな女の子の声と、とても水っぽい排泄物の音。
つぐみが、まだうんちをしてる――! もう終わってるかなと思ってたのに、まだお腹が痛いんだ、うんちしたいのが止まらないんだ。
「んっ、ん~……?」
力強い息み声が止まった。あたしがトイレに入ってきて、抑えてる。
ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる ぐるるるるるっ!
だめだ、あたしも早くトイレ!
で、でもっまだつぐみが近くにいる。うんちの音、臭い、下してること、伝わっちゃうのは恥ずかしいッ。
つぐみも遠慮して踏ん張るの抑えてるし、1回トイレを出て待とう。大丈夫、つぐみだってそんなにかからないよね?
様子を見に行ったあたしが一緒に戻らないと怪しいから、つぐみがうんち終わったら入れ替わりでトイレしよう……。うんちするのをつぐみにバレるのはしょうがないけど、音を聞かれたり臭いのを嗅がれるよりはマシ……あたしだって、つぐみがうんちしてるとこに入っちゃったワケだし。
ちゃんと出て行ったのがわかるように音を立てて出入り口ドアを閉めた。
友達待ちをしている風を装い、近くの壁に体重を預ける。実際つぐみを待っているけど、足は交差させてお尻を締め込み、激しく動くお腹を必死に擦る。廊下に冷房なんかないはずなのに寒くて鳥肌が立ってきた。
うんちしたい、うんち、したい……! つぐみ、早く、トイレ、済ませてっ。
つぐみがここのトイレにいる以上、受付や近くのトイレに駆け込むわけにはいかない。一緒に戻らないと、あたしがうんちだって思われるから。
ぎゅごぎゅごぎゅごごごご……! ぎゅるりゅりゅぎゅりゅりゅっ!
どうしよう、少しぐらい我慢できると思ったのに、漏れそう! ずっと出てなかった硬いうんちが、お尻の内側を擦ってる! ちゃんと我慢してるはずなのに、お尻がむずむずして、開いてきた!
「んっ、ふぅぅぅぁぁぁ……っ! だ、だめ!」
背筋を反らせ、尻たぶがへこむ勢いでお尻を引き締める。閉じた出口を衝く熱を帯びた質量の感覚。
で、出る! もうだめぇ! うんち出ちゃう!!
「うん、うーん……う~んっ!」
びちびちびちっ! びちゅっ ぶちゅちっ ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅ……!
おかしいなぁ、まだうんち出る。結構出たはずなのに。
拉出来,憋住,又拉不出来,再拉出来。我到底在厕所里待了多久了?手机没带进来所以不知道,但感觉肯定超过五分钟了。肚子虽然不痛了,但想拉肚子的感觉怎么也止不住。
肚子一阵绞痛,断断续续地拉出水样的东西。
大家肯定因为太久了在担心吧,呜呜。
噗噜噜噜噜——!
话说刚才好像有人来过?没进隔间就回去了……是不是因为我当时在拉肚子,所以去了店门口旁边的厕所?又冲了一次,但果然还是很臭。
“嗯!”
噗叽叽叽叽……
好像差不多快拉完了。得加油啊。
反正没人,用力点也没关系吧。
“嗯——!嗯——!嗯,嗯嗯——”
啊,来了,屁股出口那里热热的,要出来了。
“嗯嗯嗯!嗯———……嗯!!”
噗叽噗叽噗叽噗叽噗叽叽叽!噗嗤!噗叽!
噗叽噗叽噗叽噗叽 噗叽————!!
哈啊……拉出来好多水样的东西。
“嗯,呼,嗯……”
一直咕噜咕噜叫的肚子好像消停了。全部拉出来了吗?
试着又憋了几次,但什么也拉不出来了……总算轻松了。
得把屁股弄干净,然后回去找大家。
这个马桶好像有温水清洗功能,我确认了一下水压,按下操作盘右侧的清洗按钮。这个嘛,怎么说呢,在别人家厕所里洗屁股时的那种紧张感。电机嘎吱嘎吱的声音,还有屁股位置对不对的那种忐忑感。
喷嘴停顿了一拍,温热的水朝我的屁股喷射而来。
“嗯♡”
拉肚子拉得疲惫不堪的屁股放松下来,好舒服……♡
水压比想象中强一点,水温也偏凉,但感觉还不错。
在家也有洗屁股的习惯,果然不洗总觉得不安心。而且这次是拉肚子。
适可而止地关掉水,卷起卫生纸。为了更容易擦干水分,我把纸折叠成大块,半蹲着按在屁股上。因为要一手按住连衣裙的下摆,所以有点费劲。
按压着吸走屁股周围的水分,再轻轻擦拭一下肛门。把污物折到里面,再擦一次。虽然有点发黄,但因为洗过了,所以不用擦太多次。为了保险起见,又用新纸擦了一遍屁股,确认干净后站了起来。
盖上马桶盖,冲水。
“呼,舒畅了。”
肚子感觉轻松了好多。拉了这么多,希望不要再想拉了。
抖开连衣裙,拍掉褶皱,整理好仪容。
好了,洗完手就回去找大家吧。
我刚把门锁打开,出入口的门也同时开了。
吱呀声重叠在一起,和冲进来的某人四目相对。
“呃,啊,小蓟……!”
“小兰?”
啊,是不是因为我一直没回去,所以来看看情况?嗯,我一直在拉肚子嘛,真不好意思。
“抱歉让你担心了。一直没拉完……啊哈哈”
“已经,肚子,嗯,没事了吗?”
“嗯。不过可能还会想拉……”
因为还有臭味,在厕所外面等也没关系,但小兰却一动不动地站在出入口前。她脸色好像不太好……是因为厕所太暗所以看起来这样吗?
站在洗手台前,把液体皂在手心搓开,仔细揉搓。
“店里的新菜单刨冰,试吃太多好像吃坏肚子了……”
“是,这样啊。嗯,呼——”
总觉得有点尴尬,不小心就说了出来。指尖都搓出泡沫后,用流水把泡沫冲洗干净。虽然让小兰等了,但拉完肚子后还是得好好洗才行。
“久等了,那我们回去吧……怎么了?”
“啊,那个,”
回头一看,小兰正抱着肚子,双腿交叉,好像在忍受着什么痛苦。
“小蓟,不好意思,嗯,啊!你,先在外面,等一下,呃”
她异常不自然地半弯着腰,朝隔间走去。但随即又挺直了背,紧紧夹紧了屁股。
“难道说……”
“我,也想,上厕所……!!”
“小兰也肚子痛吗?!”
那副吸引观众的、冷静而凛然的表情消失得无影无踪,她正咬紧牙关,死死盯着隔间。现在的小兰不是舞台上帅气的主唱。
而是一个肚子痛、在强忍着不上厕所的普通少女。
小兰也是因为肚子痛在憋着大便,不是来看我的情况,而是来上厕所的!
“你还好吗?!”
“我没事,所以,你,先出去,啊啊啊!”
刚才来厕所马上就出去的人就是小兰啊。我当时还在拉肚子,她不好意思就在外面等着,但终于忍不住了。
结果正好和刚出来的我撞上,就只好继续憋着了。她明明想立刻冲进去,但我却在慢悠悠地洗手……
“我在外面等你!别在意,慢慢来!”
“嗯,嗯……”
为了让小兰能安心拉肚子,我得快点出去。连擦干手都顾不上,我用毛巾抓住门把手,正要转动的时候。
吱吱吱吱吱吱吱吱吱
“啊,不要,啊啊啊啊啊——啊,呃”
……噗哩。
令人怀疑耳朵的、粘稠的什么声音。
失魂落魄的、茫然的声音。
紧接着,仿佛印证了直觉一般,气体声响了起来。
“小,小兰……?”
我僵硬地转过身。
在那里的是。
上半身靠在隔间入口的墙上,屁股撅着、浑身颤抖的小兰。
“啊,为什么,不要,为什么,”
吱吱吱吱吱吱……噗哩噗哩噗哩
噗噜……噗
“还,还好吗?”
“小蓟!别看啊!”
她一瞬间看向我这边,立刻别过脸去。大大睁开的双眼里,噙着大颗的泪珠。
小兰,拉裤子了。
几秒,几十秒。只有换气扇转动的声音,充满了昏暗的厕所。
“……对不起,你先回去吧”
是该出去,还是该搭话。我不知所措地站着,她却比我先开了口。
她肩膀颤抖,内八字地低着头,那样子真让人心疼。
“我收拾一下,就,回去”
那如雷鸣般动听的美声,此刻也混杂着呜咽,变得低沉。
“……呃,呜呜”
眼泪滴落在地板上。
“别说让我先回去的话”
“……诶”
我跑到小兰身边,扶住她的身体。
“来,进厕所吧?我帮你一起弄干净”
“可,可是,很臭……”
“小兰觉得我刚才,拉肚子,很臭吗?”
她别过脸,摇了摇头。
“我也觉得不臭啊?而且是因为我才让你憋了这么久的,让我帮忙吧”
漏出来的便便的臭味,直冲鼻孔。不是稀便那种刺激性的臭味,而是有种硬硬的、发酵过的臭味。是便秘了吗?
“我也帮忙,一起弄干净吧”
“不要,好丢人”
“要是莫卡她们来了会更丢人哦?一起弄干净就能早点回去了”
虽然也有我的原因。
但把流着眼泪、颤抖着的小兰丢下,自己一个人回去,我做不到。
咕噜噜噜咕噜噜噜……
小兰的肚子又叫了,我能感觉到扶着的身体变得僵硬。
“又想拉了吗?”
她小幅度地点了点头,小到不仔细看就会错过。
“那,把弄脏的内裤脱掉,再拉一次吧?”
我轻轻推了推她的背,她有些僵硬地走进了隔间,我也一起进去,关上门锁好。
“小蓟,不行,很臭的”
“我不介意啊?小兰不想被我看到吗?”
“……小蓟的话,可以”
现在在这里的小兰,变得非常小。
像个怕寂寞、胆小的孩子。让人想起记忆中残留的、如今已不见踪影的幼年时光。
“先把内裤脱下来吧”
今天小兰穿的是牛仔裤,所以我决定先帮她脱掉那个。蹲下身,小兰的肚子就在眼前,漏出来的便便气味浓烈地飘散着。我让小兰撩起T恤,解开皮带和纽扣。
“我自己,能脱”
“不行。站直了?脱的时候蹲下可能会弄得到处都是哦”
我搂住她的腰,慢慢把牛仔裤往下褪。褪到大腿根部时,露出了一条淡粉色的可爱内裤,便便的臭味直接钻入鼻腔。
唔,差点呛到。但小兰会介意的,所以要忍耐忍耐。虽然是最喜欢的小兰拉出来的,但别人的便便果然还是臭的。这个,没办法嘛。
“很臭,我自己来”
“不臭哦?可能是因为感冒鼻子不通气闻不出来吧。”骗人的。
仔细一看,内裤后面不自然地鼓起了一块。粉色的布料紧贴着,隐约能看到焦茶色的块状物。
漏出来的便便比较硬,所以才鼓起来的。如果是稀的,可能就从内裤里溢出来了,这算是不幸中的万幸吧。
抬头一看,小兰紧紧闭着红肿的眼睛。
很害怕吧,很丢人吧,很讨厌吧。也许真的应该让小兰一个人待着,让她自己收拾比较好。
但是怎么说呢。虽然可能不太谨慎,但她实在太可爱了……总觉得必须帮帮她才行。这么说的话,会不会被讨厌呢?
尽量让小兰安心,帮帮她吧。
“小兰。现在要把牛仔裤褪到脚踝了哦”
“嗯”
“没事的。交给我吧”
我慢慢地、慢慢地,把厚实的牛仔裤往下褪。因为有点紧,褪到大腿时皮肤和手指碰到了。
她起了鸡皮疙瘩,感觉刺刺的。肚子痛的时候会发冷,她现在正在拼命憋着大便吧。
“先把左脚抽出来吧?脱掉鞋子,稍微踮一下脚尖,能做到吗?”
已经褪到脚跟了,我让她踮起脚跟脱掉运动鞋,抽出左脚。虽然穿着袜子,但让她直接踩在厕所地板上也不好,所以我在地板上铺了卫生纸,让她把左脚踩在上面。我拿着牛仔裤不让它碰到厕所地板,右脚也一样。
“牛仔裤,弄脏了吗?”
“嗯,很干净”
包裹臀部的内衬部分没有看到棕色污渍。但便便的味道已经渗进去了。我拍了拍,简单叠好放在水箱上。
咕噜咕噜咕噜咕噜咕噜!
“啊,呃,要,拉出来了……!”
“还能再忍一下吗?”
“嗯,能”
“那我帮你脱内裤了哦”
我把手指勾住裤腰,为了不向两边歪斜,小心翼翼地往下褪。
唔哇。仿佛能听到这样的拟声。光滑的私处暴露出来的同时,一股比刚才浓烈数倍的恶臭充满了鼻腔。我稍微屏住呼吸,压下涌上来的恶心感。
不行,小兰会哭的,是我自己说要帮忙的,要忍住,呃。
虽然有点想哭,但我屏住呼吸,把内裤褪下,让她一只脚一只脚地抽出来。
“再忍一下哦。我来扔掉便便。”
我的双手之中,是兰的内裤。以干燥发硬的焦茶色表面为中心,原本黄土色的香蕉便便已经改变了形状,黏糊糊地扩散开来。
看来是漏了好多呢。
因为是吸走了水分、有一定形状的便便,所以没有滴落,但我还是轻轻拿到便器上方,翻过来倒掉。粘性很强,便便粘在了内裤的衬里上。看来是没法再穿了。
“小鸫,便便,要出来了!”
“啊,对不起!穿上鞋子,我们去拉便便吧!”
隔间里很狭窄,所以我在门边让开。兰急忙把脚伸进鞋子,摇摇晃晃地走向便器。粘在屁股上的便便发出吧唧、吧唧的声音。
“哈啊,哈啊——”
她总算把屁股对准便器,膝盖颤抖着,像要瘫倒一样坐了下去。然后——
“呼啊啊啊啊啊——!!”
噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤~~!!
噗嗤噗嗤噗嗤!噗噜噗噜噗噜!!
便便以惊人的气势从兰的屁股里飞出来,把便器染成了茶色。
啊,看到了。因为她是叉开腿拉的,所以从出来的地方到沉入水中的过程都看得一清二楚。
明明在内裤里已经漏了那么多,原来还能拉出来这么多啊……
“嗯嗯!嗯——!嗯,呼啊啊——!”
噗嗤噗嗤 噗嗤噗嗤 噗噜 噗噜噗噜噗噜!
噗噜噜噜噗嗤噗嗤噗噜噜噜!!
噗噜噗噜呜噜噜!!
兰双手叠在小腹前,拼命地憋着劲。便便出来的声音逐渐变得松弛而柔软,充满了整个厕所。是未消化的软便。
“哈啊,哈啊……来、来得及……”
“兰,你很努力忍住了哦。不用再忍了,拉出来没关系的。”
不过,被我看着拉便便,兰应该也会害羞吧。虽然现在说这个已经晚了。趁她努力拉便便的时候,我把内裤处理一下吧。
用充当垫脚物的卫生纸把内裤包起来,但还是不够,又用新的卷起来,让它看起来不像内裤。因为漏出来的是硬便便,所以没有渗出来,打扫厕所的人大概会以为是生理用品吧。
“嗯嗯,嗯——!”
“兰,我要把内裤扔掉了哦。可以吗?”
“嗯……对不起,弄脏了。”
“没关系。兰你专心拉便便就好。”
把包在卫生纸里的内裤塞进垃圾桶,暂时就没别的事了。兰没有在意我的目光,正拼命地憋着劲,想把肚子里的毒素排出来。
那么,我能做的事情,大概没有了吧。
“兰,肚子还疼吗?”
“嗯。好像还要拉。”
“我到厕所外面去等你。我会好好等着的,你慢慢来。”
“……不用。”
“诶?”
“不用。你待着吧。这样,我更安心。”
她那双被泪水润湿的眼眸凝视着我。我不由自主地点了点头。
兰,真可爱。不知怎么的,我有点恍惚了。
“我看着你,你努力拉便便,好吗?”
“嗯。”
兰的脸涨得通红,憋着劲。
像小孩子一样发出声音用力的兰。
下半身光溜溜的,连私处都不遮掩,努力使劲的兰。
粉丝们,兰的父亲,还有所有青梅竹马,一定都不知道。肚子疼、正在拉便便的,可爱又柔弱的兰。
在这个只有我们两个人的、无人到来的厕所里。
不知为何,只有我用力的声音、兰使劲的声音、换气扇无机质的马达声在厕所里回响。
便便出来的声音,听不见了。
“怎么办,肚子好疼,可是拉不出来……”
“没事吧?”
兰这么痛苦,这么努力,我却什么都做不了吗。
“手、给我。”
兰一直揉着肚子的手向我伸了过来。
“握住的话,就能拉出来吗?”
“嗯……小鸫的手,很温暖,让我安心。”
“好。”
我用双手紧紧握住她伸过来的、像是在寻求什么的左手。
“呼啊……”
噗噜 噗嗤嗤
一碰到,她就立刻回握过来,一股脱力感传了回来。
平时明明帅得让人看呆,现在却像个婴儿。
“直到肚子舒服为止,我们一起‘嗯——’地用力好吗?”
“嗯。小鸫……不要松手,好吗?”
小鸫。真是怀念的称呼。
“一起‘嗯——’的话,便便会出来吗?要不要一起‘嗯——’试试?”
“嗯……!你、愿意吗?”
“好。那么,要开始了哦?嗯——,嗯——”
“嗯——,嗯——……”
我小声引导着,兰在后面跟着我一起使劲。
每发出一次用力的声音,她那小巧柔软的手就紧紧握过来。
“兰,‘嗯——’得很棒哦。嗯——。嗯——。嗯——……”
“嗯——。嗯——。啊,便便,要出来了。嗯——……!”
噗噜噜……
噗噜 噗嗤嗤 噗哩噗噗噗嗤嗤……
兰在拉肚子。被我握着手,在我耳边轻声引导着。像小孩子一样“嗯——”地用力,努力地拉便便!
“便便,出来了……!”
“嗯!啊”
咕噜咕噜咕噜噜……
“要、要尿尿了……”
“因为兰很努力,所以才出来了。再加把劲好吗?”
“小鸫,你也‘嗯——’。”
“好。嗯——,嗯——……”
“嗯——,嗯——”
简直就像和兰融为一体了。通过手掌共享着体温和脉搏,一起“嗯——”地用力。
好热。有点恍惚。一定是夏天地下室的厕所太闷热了。
“嗯——,嗯——,嗯~~~♡”
“嗯——,嗯——!嗯,嗯~~~♡”
噗嗤 噗嗤噗嗤噗嗤
““嗯~~♡ 嗯~~~♡♡♡””
噗哩!噗噜噜噜噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤!
噗哩噗嗤噗哧噗哧噗哧~~~!!
“嗯,嗯。呼啊啊啊……!”
噗~ 噗噗
“便便,拉出来了。”
“兰,好努力哦。拉了好多便便,真棒。”
拼命用力后,肚子舒服了,一脸放空的可爱的兰。
“不拉了吗?”
“不拉了。”
“大家该担心了吧。擦擦屁股,我们回去吧。”
她点点头,想拿卫生纸,却又把手缩了回去。她那湿润的眼眸渴望地望着我。
“想让我帮你擦屁股?”
“……嗯。”
“因为兰是宝宝,所以自己擦不了对吗?”
“嗯。”
“好。我来帮你擦干净哦。”
她立刻眉开眼笑,站了起来。什么都没说就转了180度,把屁股撅了起来。小时候也是这样撅着屁股,让人帮忙擦的吗。
“啊——,能坐回马桶上吗?”
“为什么?不帮我擦吗?”
“先用水洗一下吧。”
毕竟是拉了便便之后,屁股上尤其是肛门周围还沾着不少便便。而且有点干了,看起来很难受。反复擦的话兰也会累的。
用温水泡软,会更容易擦干净吧。
让她好好坐稳,按下马桶旁边的冲洗按钮。往马桶里一看,喷嘴伸了出来。坐着的时候感觉不到,原来是这样的。
在兰的肛门下方停住,水喷了出来。兰的身体猛地一抖。
“嗯嗯!好痛。”
“对不起!?是不是太强了?”
我慌忙按下水压调节按钮,调到最弱。
“这样呢?”
“嗯,好舒服……♡”
疲惫的肛门被温水冲洗着,她舒服地张开了嘴。
“要、要尿尿了……”
哗啦哗啦哗啦……
从屁股后面流出混着茶色的水,从私处滴下黄色的尿液。
少量的尿也结束了,她似乎很满意,自己按下了停止按钮。
“我来帮你擦屁股哦。转过去好吗?”
“嗯。”
她慢慢从马桶上抬起腰,半蹲着把湿漉漉的屁股转向我。虽然还有些地方残留着污渍,但大部分便便都被水冲掉了。
我抽了很多卫生纸,不是擦拭,而是轻轻按压吸干水分。
“兰,疼吗?”
“嗯,没事。”
因为她用手撑着水箱,好好地把屁股撅着,所以擦起来很有效率。吸干水分后,用干净的纸面擦掉没能冲掉的便便。
兰的屁股虽然小但很丰满,用纸轻轻一按就Q弹地晃动。可爱又小巧的屁股。
换了好几次纸,多亏了温水冲洗,漏出来扩散的污渍都擦干净了。只是肛门里还沾着一点便便……
“小鸫,屁股干净了吗?”
“那个,兰。屁股的,呃,拉便便的地方,还有一点。”
“想、想让你擦。”
“可以吗?知道了。如果疼的话,要说哦。”
我重新抽了纸,比触碰自己重要的地方还要温柔、温柔地,擦拭干净。
“嗯嗯♡”
“疼吗?”
“不疼。但是感觉,怪怪的。”
怎么办,我也感觉怪怪的……不行不行,兰把害羞的地方都交给我了,必须快点帮她弄干净。
哇,好柔软。
兰的肛门,竟然这么软乎乎的。
一开始因为紧张而紧紧闭合的肛门,逐渐放松变软了。兰明明应该也很害羞,却允许我触碰她身体敏感的部位。
“兰。屁股干净了哦。”
“小鸫,谢谢你。”
“不客气。兰一直乖乖地坐着不动,真乖真棒。”
我把牛仔裤递给兰,这才想起内裤已经扔掉了。
“不是裙子,应该没关系吧?”
“嗯。”
趁她急急忙忙穿裤子的时候,我冲了水。
“拉了好多便便呢。”
“嗯。大概有三天没拉了。”
兰三天份的量和拉肚子的稀便,没有堵塞,顺利地流进了下水道。
“多亏了小鸫,我舒服多了。”
“那就好。拉了好多便便,舒服了就好。”
我小心地确认了一下外面有没有人,然后一起走出了隔间。幸好在厕所里待着的时候,没有别人来。毕竟是两个女孩子一起从隔间里出来……?
我们又没做什么奇怪的事。只是帮忙兰拉便便而已。
我们并排洗手。
“小鸫。”
“怎么了?”
“我那个,拉肚子的事……要对大家保密哦。”
“我不会说的。这是我们两个人的秘密,对吧。”
便便的臭味淡了,洗手液的香味刺激着鼻腔。
“下次,还能一起‘嗯——’吗?”
“诶,嗯,如果兰愿意的话……好啊。”
如果我在旁边,兰能安心地拉便便的话,嗯。
擦干手,走出了厕所。
“大家都在等,我们回去吧?”
“嗯。”
眼泪好像干了,应该没问题了。
“以后不可以再憋着了哦?”
“我知道啦。……小鸫,谢谢。”
“不客气。”
旁边坐着的,是恢复了往常模样的帅气兰酱。
“抱歉,让你们久等了。”
“小继你太慢啦~”
小继明快地走进包间,兰也紧随其后。早已等得不耐烦的摩卡用拖长的声音迎接她们。
“小继你还好吗~?肚子还疼吗?”
“肚子疼还没好,所以花了点时间。嘿嘿。”
“要是再疼的话,别客气,一定要说啊。”
日向和巴都各自表达了关心,小继不好意思地挠了挠脸颊。
“兰酱也特意来探望我,谢谢啦。”
“……嗯。”
“兰一直陪着小继吗~?明明跟我说了别去打扰的。”
“因为摩卡你总是问些多余的事情嘛。”
“兰酱才没有打扰呢,摩卡酱不也担心我了吗?我已经没事了,开始练习吧?”
因为小继遵守约定保守了秘密,兰没有引起怀疑,练习得以重新开始。
(啊,现在的兰酱没穿内裤呢。虽然看不出来就是了。这是我们两个人的秘密嘛。)
望着帅气主唱热情歌唱的背影,她独自微笑着敲响了键盘。
一如既往,但怀揣着秘密的两人的激烈合奏,比以往任何时候都更加默契。
鸫在厕所里磨蹭兰酱来不及的回
つぐみがトイレでツグったり蘭ちゃんが間に合わなかったりする回
肚子受凉的つぐ拉了软软的便便,蘭ちゃん帮忙清理屁股的故事。注意含有尿失禁和百合擦边内容。
我在提问箱里收到了关于BanG Dream尿失禁的请求,所以写了这篇(虽然目前没有在征集请求,但心血来潮就写了)。
感谢大家一直以来温暖的留言和感想。虽然有一阵子没出新作了,但我会努力创作,还请大家多多支持。