【#1 共通ルート】
物心ついたときから、美結の考えるトイレと言えば、あの腰掛けるタイプでしかなかった。
家のトイレはもちろん洋式。
スーパーのトイレだって、最近はほとんどが洋式に変わっている。
駅のトイレでさえ、和式トイレはあって1つ程度にまで少なくなり、個室数の多い洋式が空いていなければ待つということは、何ら不思議ではない。
だからこそ、学校のトイレが、どうしても苦手だった。
◇◇◇
(ん……おしっこ、しておこうかな)
2時限目を終える鐘がなって、教室内の空気は一気に弛緩する。談笑に興じる女子たち、教卓で消しピンに夢中になる男子たち……彼らの脇を通り過ぎて、美結は校舎の端っこにある、小さなスペースへと向かう。
神鍋市立第二小学校。築30年が見えてきそうな少し古めの学び舎では、各学年百人近くの生徒が勉学に励んでいる。5年生以上が通う第一校舎と、4年生までがいる第二校舎の二つが平行線に並んでいるため教員はよく「第二小学校の二の形だ」などと豪語しているが、別に第一小学校も校舎が2つに分かれているためそんなことはない。
そんな2つの校舎だったが、つい5年ほど前に改修工事が行われた。その主な目的は、トイレの改装――和式トイレが使えない児童が多く入学しているという昨今の情勢を踏まえてのことだったらしい。一説によれば、和式トイレが使えない多くの男女によって保健室のパンツがなくなるという事態に陥っていたとのことだ。
(まぁ、洋式、空いてないよね……和式でもいいかな)
女子トイレに来た美結は、閉まっている個室を見て諦めたような表情を浮かべる。
その改装が行われたのは、第二校舎のみ。あくまで和式が使えない低学年に向けた策ということなのか、5,6年生の居る校舎は相変わらずだった。綺麗になった低学年の女子トイレには洋式の個室が6つあるが、第二校舎には洋式トイレが1つと、和式トイレが6つ。必然的にたった一つの個室は、40人以上の女子の間で常に争われることとなった。
「あっ…………んしょっ…………ふぅ」
ちょろちょろちょろ、しゅいっ、しゅいぃぃぃ…………
慣れない手付きで下着を脱いでからタンクの上に置き、おぼつかない足取りで便器をまたいて、それから股の力を抜く。マニュアルに従う新入社員のようなぎこちない動き。
無理もあるまい。改修されたトイレに慣れ、生まれて十年の間和式トイレを使うことのなかった女子が、わずか2ヶ月で慣れろというのも大変な話だろう。6月に入ってやっと、小用だけは便器の外を汚さずに済ませられるようになったのだ。
――そう、小用だけは。
ちょろろろろろ…………ぶっ。ぶぅっ!
膀胱の中身を出し切ろうと骨盤に力を入れると、後ろの穴からも期待が飛び出てくる。濃厚な発酵臭は、紛れもなく一日程度では生み出せないものだった。
美結は、3人姉妹の末っ子である。そして姉2人は、いずれも下痢をしやすい体質の持ち主。毎朝2人の間で起こる壮絶なトイレ争奪戦に美結が割って入れるわけも当然なく、美結にとって朝のトイレは学校で済ませるものだという習慣が身体に染み付いていた。
しかし5年生に上がった美結は、朝に学校で排便するチャンスを一気に失ってしまった。1つしかない洋式トイレは、朝であっても使われていることが多い。運良く空いている朝にだけ洋式トイレで排便を済ませることができるが、どんなに頑張っても和式トイレで済ませることはとうとうできなかった。
それでも今までは、週に一度は排便できていたのである。
「んうっ……くぅーっ……」
ブチュビチビチビチ……ぶびぃーーっ……ぶぼぶりゅっ!
ここ数日、洋式トイレが空いているのを美結は見たことがない。それも大概、洋式トイレからは下痢をしている音が聞こえる。6月に入り、なにかウイルスが流行り始めたのか、それとも雨で体を冷やしたのか……何が原因であれ、洋式トイレが閉まっているというのは、美結が排便できる回数を凄まじく減らした。だからといって家のトイレでは、便意を催すような食後などのタイミングには決まって姉がトイレを占領している。
「……うぷっ」
…………ぷぷぅーーっ!
美結が居るのはちょうど奥から2番目の個室。ただでさえ体調が良くないところに、折悪しく臭気が横からも、さらに真下からも漂ってくる。消化器官は全てつながっている――とでもいいたげに荒ぶる胃に危機感を覚え、美結は早めにトイレ出ることにした。
(はぁ……今日で、ちょうど10日目、かな……?)
紙で秘部を拭いて下着をはき直そうとすると、丸くぽっこりと膨らんだ下腹部にどうしても手が当たる。何をしても動きそうにない、そんな質量感が伝わってきた。5日以上出口で止められ、乾ききった大便が直腸の目の前にいれば、休日に自力で息んだところでそれを解消することもできない。
ゴボジャァァァーーー……
水を流して外に出て、個室の前で待っていた女子と入れ替わる。オナラの臭いが残っていたのか、その子が一瞬顔をしかめたのに美結は気がついたものの、時既に遅し。
そして洋式トイレの前では、他の個室よりも多い3人の女子が並んでいる。
「うぅー、まだかなぁ……」「早く出てきて……」
いずれも便意を我慢しているようで、或いはお腹を心配そうに擦っていた。20分休みだから、どうにか全員済ませられるのだろうか――空いているのを幾久しく見ていない洋式トイレのことを思いながら、美結は教室へと戻り、友人との談笑に興じることにした。
◇◇◇
その日の夕方。美結は、出迎えた母親に配布されたプリントを渡して自分の部屋へと戻った。部屋着に着替えてベッドに座り、ほっと一息……と言いたいところだが、深く腰掛けたせいで、大腸の中の大きな質量が胃を圧迫する。
(こんなにウンチ出なかったの、初めて……お腹、苦しい……気持ち悪い……)
気持ち悪さすら覚える便秘は、ここ2ヶ月で一番重いものだった。運良く学校の洋式トイレに駆け込めたのが先週の月曜日のこと。それから木曜日の今日に至るまで、美結は一度も排便をすることができていない。
「……もう一度だけ、トイレ、行こう……」
中学生の姉二人は、まだ帰ってこない時間だ。行こうと思ったらトイレが使われていたり、出そうになったタイミングで姉に急かされるといったことも、今ならまだない。
日常で使える、今となっては唯一となってしまった洋式トイレ。誰もいないトイレに入った美結は、安心したように一息ついた。
「……はぁ~っ」
ちょろろろろろ…………ちゅいっ。
新しいトイレにいくら慣れたとしても、身体が使い慣れているトイレのほうが落ち着いて用を足せる。いちいち自分の体の位置を確かめなくてもいいし、曲がらないように力を調節する必要もない。長時間使っても身体が痛くなって足がしびれることもないし、何より我慢している時にしゃがみながら足を広げるせいで漏らしてしまう心配もない。
「……んぅぅっ、ぐぎぃー…………っ!はぁっ、はぁ……」
ブゥッ、ブピピピピピィーーーッ!……ぷぅ~っ!
そしてだからこそ、美結の身体から排泄されるはずだった大便は出るタイミングを失い、気がつけば大変なことになっていた。10年もの間使い方すら覚える機会がなかった上に、数年前に一度だけお腹を壊してどうしようもないときに使ったら、周りはおろか下着まで犠牲になってしまった苦い記憶。
びぴっ、ぶりりっ!ブゥッ……ぷぅ~っ!ブバッ!
「んぐぅぅ~っ……くぅっ……はぁっ、ひぃ……」
そのトラウマは、美結に大便を我慢するという更なる悪夢への選択をさせてしまった。小柄な双丘のその奥からは、塊の先頭すら姿を現してはくれない。
ぐるるるるうっ……ゴポポポポポッ!
「ふぅんっ…………ん゛あぁっ!…………ふぅっ、ダメ……」
ぶびびびっ、ぷぅーーーーっ!ぶぶっ、ぶびぃっ!
顔を真っ赤にして、下腹部にありったけの力を込めること10分は経っただろうか。息が切れて力が入らなくなる頃、便器の中の水は薄い黄色ではあるものの、とうとう茶色い物体を浮かべることはなかった。諦めて紙を取り、美結は股を拭いて水を流す。
「どうしよう……うぅ」
ここ数日、食欲もあまり湧かなくなっている。出口が詰まっているせいか入口の方にも支障が出るようになり、給食すらまともに食べきれない。入るものが少なくなって胃が荒れているところへ、6月に入ってから学校のトイレに行けば年中誰かが下痢をしており、トイレが臭う。個室の中に入り、吐き気を催すことすらしばしばある。
「……まだ、気持ち悪いかも……胃のお薬とか、ないかなぁ……」
今までとはレベルの違う体調の変化に、美結自身もついていけなくなっていた。このままずっと排便できなかったらどうしよう……そんな悪夢が美結の頭をふとよぎった時、目の前にはテーブルの上に置かれた薬箱がある。
雑多に置かれた箱の中には、2つの「便秘」と書かれた箱がおいてあった。
《見つけた箱は:イチジク20》
[jump:2]
《見つけた箱は:あのピンクの便秘薬》
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【#2 初めての浣腸】
「イチジク20……んーと、浣、腸……って」
十年以上生きてくれば、浣腸という薬剤の存在自体は美結も知っている。しかし実物を使うどころか見るのすら初めてで、小柄な箱の見慣れない形には、多くの好奇心と、そして多少の恐怖が入り混じった感情が向けられていた。
「美結~?そろそろみんな帰ってくるし、夕飯のお手伝いできる?」
「は、はーい!」
それは好奇心からか。それとも現状から逃れたいという願望か。美結はこっそり箱を抜き取って、自分の部屋に戻してからダイニングへと向かった。
◇◇◇
午後8時。あまり気の進まない夕食をどうにか胃の中に押し込み、美結は部屋の中で必死に箱に書かれた文字を読もうとしていた。
「えーと、こ、これ、お尻の中に入れるの……?」
「液体が大腸に広がったら、そのまま5分くらい我慢……」
「全部出してしまえば、後には残らないから安全」
「ぐり、ぐ、グリセリン……?なにそれ」
小学生の知識に、グリセリンなどという言葉は載っていない。それはそうだ。それでも、自分の知っていることと併せて、最低限の使い方は理解できる。運良く小学生サイズの20を手に取ったのは、偶然だったのだろう。
(本当はお母さんにお願いしたほうがいいんだろうけど……恥ずかしいし……)
しかし理解したことが正しくても、それを現実に移せるのかは別問題。衣装用の鏡の前に立って、美結は自分で浣腸を入れることを決意する。
ズボンを下ろし、ゆっくりとパンツも脱ぐ。顕になった自分の臀部は、よく思えば美結自身もまじまじと見たことのないものだった。
(うわっ……お尻って、こんな風になってたんだ……ここに、入れるの……?)
想像したよりも、穴という穴ではない。
(えっちょっと待って、入らないじゃん。え?)
当然のごとく出口であるはずの肛門に、細いとはいえ浣腸液の管を差し込むというのには抵抗感がある。
「いっ、痛った!……えぇ……?」
浣腸を手に持ち、下半身をさらけ出しながら挿そうと思っては諦め、ほんの少し酒を入れては抜き、葛藤すること数分。やっとのこと、管を奥まで入れる方法を習得した。あとは美結の心に決心がつけば、実行できる。
(このままじゃ嫌だし……8時10分になったら、やろう)
そして、その時刻はあっさりと訪れる。手の中で少し温まったグリセリン溶液は、管が大腸の中に侵入し、大腸を動かす準備ができている。
「ふぅーっ……んっ、冷たっ!…………こ、こうかな」
おしりを突き出し、鏡に映る自分の肛門を見ながら溶液を全て大腸の中に入れた美結。下着とズボンを履き直すその顔には、何処か安心感のようなものが見て取れた。
「後はこれで5分我慢って……別に何も起こらな」
と、その直後。
「い……っ!?!?うぅーっ、くぅっ……!」
ゴロゴロゴロゴロ、ゴポポポポ……ッ!
(え、なにこれ、急にウンチが、したく、なって)
浣腸液を入れて1分程経った時。鈍痛だった痛みが突然激しくなり、同時に便意の方も激しくなって肛門の方へと押し寄せてくる。学校で胃腸風邪が流行った時以来の、お腹が下しているときと似たよう感覚だった。
「ウンチ、出る、トイレ……っ!」
(そうだ、これ、我慢しなきゃ)
身体が反射的にトイレへと駆け込もうとするのを、ギリギリで理性が静止した。いまトイレに駆け込んでしまえば、排出されるのは浣腸液だけ。大腸に居座っている肝心の大便は、出ないまま終わってしまう。
(いま、8時12分だから、あと3分、我慢……!?)
それからの3分間は、美結にとって無限とすら思える時間だった。
8時13分。
(え、まだ1分しか経ってないの……お腹、ウンチ、出ちゃう……)
ぷぴっ!……ぷぅーっ!ぷぷ……
時折お腹を擦りながら、両手を机の上につき、荒い息をしながら懸命に便意に耐えた。
8時14分。
(あと1分、あと1分でトイレ……早くトイレ、ウンチ漏れるっ)
「はぁーっ、ふぅーーーっ、ふぅーーーっ……」
ぶぴぴぴぃっ!ブゥッ、ブピピピピピィ~ッ!
すべての力は肛門括約筋に託したとばかりにお尻を締めて、肘まで机の上について体重を支えている。顔が青くなっており、未知の領域に達したことを示していた。
8時14分40秒。
(ウンチでちゃう、ウンチ漏れちゃう、ウンチしたいよ、漏れる、漏れる漏れる――)
「にじゅう、じゅうきゅう、じゅうはち、じゅうなな、うぅーっ!?……じゅうよん、」
ぶびびっ、ぶぅっ、ぶりぃっ、ぶぶっ、ブビビィッ……ぶぅ~っ、ぶぅ……
両手はずっとお腹を擦り、お尻を押さえ、またお腹を擦ってを繰り返している。頭の中をウンチがしたいということだけが支配し、ただただカウントダウンしかできなかった。
そして、8時15分。
「……っ!!!!トイレトイレトイレ、ウンチ出るっ」
お尻を手で抑えながら部屋を飛び出して、廊下の先にあるトイレに向かってダッシュする美結。あとはトイレに駆け込んで、たまった大腸の中身を便器の中に……
ドンドン!「……え、うそっ!」
「……あーごめん美結、私入ってる」
「お願い七海お姉ちゃん!私、ウンチ、したくて、もう……早く出て!」
「……ごめん、さっきからお腹下してて、ごめん、もうちょっと……」
ブボブチュブチュブチュブビィィィィッ!びちびちびちっ!
「うぅーっ、早く、早くしてぇー!」
ぎゅるるるるるっ!ゴロゴログゥーッ!
泥のようになった大腸の中身を、美結よりも先に便器に放り出しているのは、3人姉妹の長女、七海だった。彼女は別に浣腸を使ったわけではなく、緩い大便を出しているのがもはや平常運転。まだ終わらないというのは、トイレの中にいる七海が一番分かっている
(お姉ちゃんずるい、私もウンチ、だめ、出ちゃう、もう我慢できない!)
プリリィッ!ぷぷぷっ!ぷぴぃーっ!ぷりっ、ぷぅっ!
人生で初めて使う浣腸。想像していたよりも遥かに強い便意に襲われ、美結は手でお尻を押さえながらどうにか耐えている。でも内部の圧力はその力をも上回るようで、徐々に気体の音も湿っぽく変わってきていた。
その間に七海はどうにか排便を終えたのか、トイレからはウォシュレットを起動する音が聞こえる。
「お姉!ちゃん!いい加減出てきてよ!ウンチ出ちゃう!」
「今終わったから……あと拭くだけだから我慢してよ」
「もう我慢できないんだって!漏れちゃう!」
ぷりっ、ぷぅぅっ!ぷすすっ…………ピュルーッ!
「…………はうっ!?」
しかしそれでも、間に合わなかったようだ。七海が紙を取っている音がする中、とうとう美結の肛門を熱い液体が、浣腸液が通過してしまう。
「ごめん美結、お待たせ……」
「お姉ちゃん遅い、ウンチ、ウンチ、トイレ……!」
ピュルルッ!……ぶっ、ぶびびっ、ぶびぃ~っ!
「どうしたの美結、私と違ってあんたが下痢なんて珍しい」
ここまで来てしまうと、もうどうにも止まらない。すでに薄茶色に汚れてしまった白いパンツとズボンを下ろして、便器に腰掛ける。便器の中からは、まだ七海の済ませた下痢の臭いが立ち上ってきていた。
「あぁぁーっ、出る出る出る……!」
ぶびびびっ、ぷぅーーーーっ!ビチビチビチビチ、ブチュブビビビィーーーッ!
腰を下ろしてすぐに爆発するのは、肛門のところまで押し寄せていた浣腸液。
その爆発四散が終わると、すぐに大きな質量感が出口の方へ向かってくる。その感触は、今までに味わったことのないものだった。
(え、急にウンチが、何か下に降りってきて、なにこれ)
「あっ、ウンチ、ふぐぅぅぅ……ん~~~っ!ん゛あぁぁっ!」
ミヂヂヂヂヂヂヂ……ブブブブブブリリリリリリッ……ブボブリュ……
何が起こっているのかわからないまま、トイレの中で美結は経験したことのない便意に襲われ、反射的にお腹に力を入れる。すぼんだままだった肛門は一瞬にして大きく開き、そのまま中からは便塊が顔を出して、またたく間に通り過ぎていく。両膝の間の便座に手を置いて、腕を真っ直ぐに伸ばし、目を閉じて、感覚のなすままにお腹に力を入れて――
ブリュッブビビッ……ブリュブリュブリュブリュブリュブリュブリュッ!
ドポン、という聞き慣れない水音がしたとき、美結のお腹からは質量感は消え去っていた。恐る恐る両足を開いて、太ももの間から便器を覗くと、見たことのない光景があった。
「うっわぁぁ……これ、全部……」
太さは2センチくらいだろうか。そして長さにして20センチを優に超えるであろう茶色い大便が、幾重にもとぐろを巻いて便器の奥に鎮座していた。普段の倍近い期間の便秘に、育ち盛りの大腸は倍近い量の大便を生成してしまったようだ。
「こんなに……うぅっ」
びちびちびち、ぶちゅぶちゅぶちゅぶりりりぃっ!ぶびびぃーーーっ!
再び下腹部を鈍痛が襲い、美結はまた前かがみの姿勢に戻る。まだ大腸の中には、奥の方の緩い大便と浣腸液が混ざって残っていたようで、ゴロゴロとなるお腹からはまだ液状便の放出が続く。
ブビビビッ、ブリリブゥーーーッ!ブボブリュッ、ブゥゥゥゥゥッ!
その排便もすぐに終わりを告げ、正真正銘腹の中身が空っぽになる。やっと一息とばかりに下を向いた美結の目に入ったものは、
「終わっ……あー……」
つい数分前、激しい便意と腹痛に悶え苦しみながら、震える手で膝の下までおろした下着とズボン。中にいた姉が出てくるくらいのことに感じたピュルッという水っぽい感触は嘘ではなく、パンツには無かったことにはできない大きさの茶色い染みがある。ズボンに汚れが見当たらない
――すぐに便意を催すので、トイレの中もしくは近い部屋で使用してください。
たった一文。されど一文。この文を読みそこねた代償はとても大きかった。
(これ、お薬かなぁ……綺麗に、なるかなぁ)
試しにトイレットペーパーで叩いて、水分を吸い取ろうとする。水気はなくなったが、薬液の中身はそれだけでなくなるほど甘くない。淡いピンク色をしていた下着には、結果として乾ききった茶色い染みがはっきりと残っていただめかぁ……仕方ないし、諦めよう……」
下着に比べて、お尻を洗うのは実に簡単だ。ウォシュレットのボタンを押して、あとはトイレットペーパーで水分を拭き取れば綺麗になる。でも今の美結は、その後に履くべき下着をもっていない。
「はぁ……」
外に誰もいないのを確認してから、美結は外に出る。隠密行動しながら自分の部屋に戻って、適当な紙袋に汚れた下着を捨て、そして新しい下着をはき直す。ただそれだけの行動で、美結は激しい疲れを覚えた。
(でもまぁ、別に後で下痢するわけでもなさそうだし、1回だけなら、また……)
しかし同時に、長い間腹の中に居座り続けた大便がいなくなり、心も体も軽くなったという快感にも浸っていた。我慢するのは苦しく、トイレに姉が入っていたときには絶望すら覚えたものの、一日中体が重い便秘に比べればどうということもない。
(でも次はちゃんとトイレで使おう……!)
毎朝どうにかして排便する習慣をつける、とはならない美結であった。
【#3 便秘薬ルート】
「便秘薬……ウンチを出す、飲み薬……」
幸いにも薬を飲むことに抵抗感のない美結は、すぐにピンク色の箱に飛びついた。箱に書かれた細かい文字列を読もうとすると、母親にキッチンから呼ばれる。
「美結~?そろそろみんな帰ってくるし、夕飯のお手伝いできる?」
「は、はーい!」
ピンク色の箱を自分の部屋に置いて、それから美結はダイニングへと向かった。
◇◇◇
午後8時。やっとのことで〈用法・用量〉の欄を読み終えた美結は、すでに若干疲れかけていた。
「12歳以上、って書いてあるけど……私もう11歳だし、いいよね」
年齢制限に届かないことを知っての飲用。ただでさえ強めのこの薬が、11歳の身体にはかなりの負荷をかけることなどもちろん美結は気づいていない。
そして問題は、いつこの薬を飲むかだった。
「……便通が来ても問題ない時間に作用するように飲んでください、か……」
頭の中に、1日のスケジュールを思い浮かべる。
(朝……はお姉ちゃんたちがいるから、お家でトイレに行きたくなっても無理だし)
(学校のトイレでウンチするのはいいけど、ここ最近ずっと混んでるし……)
(放課後、ならいいけど、朝ごはんが7時で、効果が出るのが7時間後ってことは学校で飲むことになるから、さすがにそれは恥ずかしいもん)
トイレに行けそうなタイミングを思い浮かべては、そのトイレを邪魔する存在が現れてアイデアが消える。試行錯誤の末に美結が出した結論は、
(お昼休み、なら……給食の後すぐにトイレに行けば空いてるかな)
実にシンプルで、そしてリスクがあるもの。しかし美結にも、とある勝算があった。
だが、立ちはだかる壁がもう一つ。
「ええと、給食が12時から12時30分で、お昼休みが1時20分までだから、トイレに行きたくなるのは12時30分だよね。んで、効果が出るのが7時間から7時間半後だから、えーと……?平均して、7時間25……じゃなかった、7時間15分前に飲めばいいから、目覚まし時計は、えーっと……………………?あれ?」
美結は、算数が大の苦手だった。今も頭の中には時計がゴチャゴチャになり、短針がグルグル、長針もグルグル、もう一つ短針が出てきて……と完全にパニックになっている。
頭から湯気を出しながら美結が導き出した結論は、
「分かった!5時15分だ!」
[jump:4]
「分かった!3時45分だ!」
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【#4 大丈夫……だけど】
12時28分。給食が終了する時刻まであと2分。いつもの美結であれば、調子の悪い胃のせいで給食が喉を通らず、まだ食べ終わらないせいでもう数分は教室に残って給食を無理やり胃に押し込む羽目になっていた頃。
(もう食べ終わってるし、今日は大丈夫)
今日の給食は、みんな大好きのカレーであった。だから美結も今日は食べ終わった――などといった理由ではない。便通に悩んでいる状態でカレーを平常心で食べることができる人間などそうそういない。
「でも村田さん、良かったの?カレー食べなくて」
「え?……あぁうん、いいよいいよ、太田くんお腹空いてそうだったし」
「いやぁ~マジ神だわ~」
その理由は隣に座っている、太田くんという男子にあった。彼は逆に、もう一人前のカレーを食べ終えているにもかかわらず、まだ皿の上にカレーがある。
普段の給食はともかく、カレーであれば誰か男子が貰ってくれる……そんな美結の予想は、見事に的中した。このお陰で美結はもう給食を食べ終えているから、今日は昼休みに入ればすぐに教室を出られる。
(呜……但是快点到午休时间啊……)
咕噜咕噜咕噜,咕噜噜噜噜……
对11岁的小学生来说稍显过强的便秘药,比预定时间更早地引发了便意。时隔10天感受到的便意非常强烈,美结的脑子里已经完全被“现在马上就要去厕所”的想法填满了。
然后,到了12点30分。
“““我开动了”””
结束了小学校特有的全员问候后,许多学生从教室里涌出玩耍。美结当然也顺着这股人流,但目标不是楼梯,而是厕所。
(快点快点,想去厕所,想拉大便啊……)
大概没有哪天比今天更让美结庆幸自己在五年一班了。到达的女厕所里空无一人,最里面是时隔许久看到的空着的洋式马桶。
(好,按计划行事……)
咕噜咕噜咕噜咕噜!咕噜噜噜噜……
她一口气冲进隔间,锁上门才松了口气。能在有便意的情况下进入洋式马桶,真的是久违了。美结拼命忍耐着那暴躁得仿佛随时要裂开的肛门,脱下内裤和裤子,坐在了便器上。
噗哔哔哔,噗呜呜呜呜——!噗噗,噗哔,噗噗呜——!
“哈啊,哈啊……赶上了……”
屁股刚一碰到坐垫,就响起了巨大的放屁声。在午餐时拼命忍耐的屁,随着粪块的前端一起排了出来。随着力量的释放,大便也向下移动了几厘米,几乎要飞出水面。
“啊,啊,怎么会……”
……噗哔!噗呜——!……噗嘶嘶!………………噗!
但是,排便无法再进一步了。积攒了10天的大便,没那么容易就离开身体。她给腹部用力,这次又给屁股用力……无论怎么用力,飞出来的只有屁。明明刚才和现在,便意都强烈得近乎疯狂,但关键的本体就是不出来。
(为什么啊,大便快出来啊……这、这样的话,是不是……?)
噗哔哔哔,噗呜呜——,噗哔……嗤嗤嗤……噗哔!
尚未发育完全的臀部,即使手不算大,也容易抓住。她稍微抬起腰,用双手大大抓住两侧臀瓣,然后向两边掰开……与之前相反,试图通过物理方式扩张肛门来排出大便的策略。一瞬间放了个大屁,然后大便稍微出来了一点……但也就到此为止了。只探出头的大便,无法再进一步出来,但想塞回去也不可能。
(怎么办,想拉大便,但是,拉不出来……想拉大便……!)
打破这种状况的,不是美结所在的隔间,而是外面。
“诶,已经有人进去了……”
“不会吧……呜,我不行了……”
嗤嗤嗤嗤嗤嗤……噗咻噗咻!噗哩哩,噗哔哔哔哔哔哔——!
从隔间外传来的是,比美结晚一步冲进厕所的女生们的声音。因为大多是饭后才来厕所的女生,所以多半是便意来了,看到洋式厕所关着门,只好放弃,在和式厕所里排出稀便的声音开始此起彼伏。
(大家都在拉大便……啊啊,我又突然想拉了……!)
噗噗,嗤嗤嗤嗤嗤……噗呜!噗哔哔哔~……嗤嗤,嗤嗤嗤,噗!
不知是听到了这些声音,还是稀便特有的臭气开始充斥厕所,美结的大肠再次剧烈蠕动起来。不仅气体被排出,而且缓慢而确实地,粗大的大便正被吸入水面之下。
“嗯呜——,咕咕咕呜……咕呜!……哈啊,呜……”
嗤嗤嗤,噗哔!噗噗呜——噗哩噗哩噗哩噗呜——!
以往便秘的时候,拉到一半就拉不出来,或者累得堵住了,但这次因为便秘药的作用,排便反而停不下来。一边放出大量的气体,让隔间里充满恶臭,美结一边持续给下腹部用力。
(好臭,肚子好痛,得快点把大便拉出来……啊啊,出来了出来了,啊啊!)
嗤嗤,嗤嗤嗤嗤嗤……噗呜!噗哔……噗噗噗噗噗噗噗哩哩哩哩哩哩——!
粗重地喘息着用力了几分钟。就在快被自己放出的臭气熏得受不了的时候,随着“噗咚!”一声巨响,排便结束了。
“哈啊……出来了……”
她稍微分开膝盖,看了看便器里面,只见直径超过2厘米的大便,顺着便器的形状反复折叠着躺在那里。没有完全浸入水面、接触到空气的大便,此刻仍在散发着臭气。
咚咚!“啊,那个,还要用吗!?”
咕噜噜噜,咕噜咕噜……
这时,从她坐着的便器正前方的门后,传来一个听起来有些痛苦的声音。这是美结每次来厕所都会看到好几次的场景——不过,作为使用隔间的人,她没想到自己会遇到这种情况。
“啊,是的,马上就……”
正因如此,她立刻想象到了隔间外那个女生的状态。美结伸手去拿卫生纸,准备马上让出隔间。
咕噜咕噜咕噜咕噜!咕噜咕噜嗤——!
“……呜……对不起,肚子,有点,突然……”
噗嗤噗嗤,哔嗤哔嗤哔嗤哔嗤……噗哔哔哔哔哔哔——!噗呜——!
但是,事情没那么简单。被便秘药逼出来的,不仅仅是积攒了10天的大便。昨天和今天刚消化完、被送到大肠的大便,自然也以软便或腹泻便的形式涌向肛门。刚刚产出巨大粪块的便器里,此刻正掀起剧烈的腹泻风暴。
(不会吧,还要拉……!?而且肚子好痛,大便好稀,呜……)
噗哔哔哔哔哔,噗哩哩哩哩哩噗呜——!哔嗤哔嗤哔嗤哔嗤噗哔——!
“怎么会,我也是……拜托,快点出来……”
噗哩哩,噗呜!……噗噗,噗哔!
美结屁股发出的稀便声,向隔间外的女生充分传达了美结的腹部状况。正因为是同样的处境,那个女生对美结产生了同情,同时也意识到隔间一时半会儿空不出来,开始揉起了肚子。
“嗯……咕呜!哈啊,呜……咕呜!”
噗哩哩——!……哔嗤哔嗤哔嗤哔嗤……噗哩!噗噗……
在女厕所里,伴随着美结的声音,一场更加复杂的排泄二重奏正在上演。吃了午餐单纯便意来袭的女生,肚子常年不好、容易软便的女生,早上淋了雨后肚子就不舒服的女生,还有因便秘药反弹而腹泻的美结。几个肛门并排着,发出粘稠大便通过肛门的声音,以及腹泻便爆裂的巨响。
“哈呜……呜~……嗯呜!”
噗噗哔嗤!噗呜——……哔嗤哔嗤哔嗤,噗哩噗哩噗哩噗呜——!
但或许是因为并非身体不适,她的腹部比其他女生更快恢复了。暂时止住了便意,想到外面等着的女生,她立刻伸手去拿卫生纸。虽然看到巨大的便秘粪便周围不知何时已变成泥水之海而感到一阵恶寒,但美结还是迅速抽出纸,擦拭着被大面积污染的肛门。
然后大约一分钟后。在周围的排泄声也渐渐平息时,最先关上的隔间门打开了。
“啊,让你久等了……”
“嗯,催你了不好意思……!”
在隔间前等待的女生,一见美结出来就立刻进了隔间。锁门声、衣物摩擦声相继传来,很快又变成了排泄声。
噗哩哩哩哩哩哩——!噗呜,噗噗,噗哔哔哔哔哔哔哔——!
“啊啊,哈啊……太好了……”
因为隔间并非全部占满,美结也很快意识到对方和自己是同样的状况。因为自己也是这样,所以什么也说不出来。
(感觉,好像还有点微妙地残留着……不过算了……)
为了忘记这种违和感,美结洗了手,前往图书室。
◇◇◇
大约2小时后。当肚子里的东西清理干净,可以轻松享受的体育课结束时。
在体育馆一端集合,听着下课后老师讲话的学生中,美结也在其中。……她不安地挪动着脚,担忧地盯着自己的肚子。
(呜,肚子好痛,想拉大便……感觉,像是在腹泻……)
她能想到的只有一件。为了内急的同学想早点让出厕所的美结,假装忘记了的腹部不适。即使大脑忘记了,大肠却清楚地记得,并以腹泻的形式再次提醒大脑。
(还有2分钟,结束后,快点换衣服,去厕所……)
体育馆的厕所,和低年级校舍是同一时期翻修的,所以4个隔间都是洋式马桶。和教室附近的厕所不同,只要隔间空着,美结现在就能拉大便。
(这样连屁都放不出来,忍耐忍耐……快点,想去拉大便……)
咕噜咕噜……咕噜噜,咕呜——……
祈祷般的2分钟结束了,下课铃响了。
“……好,那今天就到这里。气温下降了,注意别感冒。”
随着口令,大家一起去女生更衣室换衣服。为了通风而打开的窗户,吹进了冷空气。
“……好、好冷!”
咕噜咕噜咕噜咕噜!咕噜咕噜!
正好脱下体操服只剩一件背心时吹进来的冷风,让美结的肚子急剧降温。虽然也有其他女生喊冷,但美结遭遇的是另一个问题。
“抱歉春香,我得去趟教员室,这个包能先放教室里吗?”
“可以哦,慢走~”
把行李托付给值得信赖的朋友,冲出更衣室的美结,目标当然不是教员室,而是体育馆的厕所。
(好,结束了,快点拉大便,要漏出来了)
一边安抚着疼痛的肚子,一边勉强换好衣服,然后打开体育馆入口处的女厕所门,冲了进去。接下来只要进隔间脱下裤子……
“诶诶,好多人……”
嗤嗤嗤嗤嗤……噗咻,噗呜!噗哩哩——!
噗咻噗咻噗咻噗咻……噗哩哩哩,噗哔——!
能进去的隔间,一个都没有。女厕所里本应有4个隔间,但都有先来的客人。许多隔间传来正在排便的声音,或者,
噗嗤噗嗤噗嗤…噗哔!哔嗤哔嗤哔嗤,噗哔——!
甚至传来腹泻的声音。也就是说,每个隔间都在解决大事。
体育馆的厕所,是很多学生偷偷来解决大便的地方。有的是单纯因为拉大便害羞而来,也有女生因为腹泻但附近厕所的洋式马桶没空,而一直忍到这里。翻修后变得干净的洋式厕所,被偷偷地珍视着。
不过这个事实,当然不是女生之间共享的信息。对于根本没想过要去学年厕所之外厕所的美结来说,体育馆的厕所满了是意料之外,而且让她感到怨恨。
(只有我,拉不出大便,还得忍着……我明明也在腹泻……!)
咕噜咕噜咕噜,咕噜噜噜噜……
而且现在是第5节课后。吃了午餐过了一段时间,便意来袭的女生也不少。正因为这些原因,女生们为了排便聚集于此,结果导致原本应该离厕所最近的美结,反而进不了隔间。
噗哩噗呜!噗噗呜——噗嘶嘶!
「呜……快点啊……」
……噗噜噜噜、噼啪噼啪噗噜噜!……噗!……噗噜噗噜噗噜噗——!
美结祈祷般地望着隔间,但休息时间才刚刚开始。大多数隔间里的人才刚开始解决,微弱的声音和为了忍耐而挤出的屁声,只换来黏糊糊、水答答的声音,以及腹中物落入水面的声音。
(大家也都在拉稀吗……我明明也拉稀了……)
肛门处,像刚才一样水答答的便意涌来,全靠肛门和双手勉强忍住没有漏出来。对于既不习惯忍耐腹泻、甚至对腹泻本身都不习惯的美结来说,这是极其痛苦的忍耐。
美结抱着姑且一试的心态,敲了敲最近的隔间门。
「那个,我肚子好痛,能换一下吗?」
「……对不起,我肚子也吃坏了……唔嗯!」
噗嗤噗嗤、噼啪噼啪噼啪……噗哔哔哔、噗噜噗噜噗噜——!
那个隔间里,因为觉得在教室附近的厕所解决很丢脸,一个四年级的先客一直在排泄着稀软的便意。……不,或许应该说,那个隔间“也”一样。隔壁隔间里,一个连洋式隔间都快憋不住的六年级生,以及最里面那个隔间里,看到所有隔间都有人而冲进来的三年级生,她们并排坐在便器上排泄的,同样是稀软的便意。
美结此刻终于理解了两小时前在厕所里等待的那个女生的心情。忍耐腹泻是多么艰难。明明便秘的便意已经结束,蠕动的大肠却仍在向肛门输送着滚烫的浊流。从未有过憋便经验的美结,突然被迫忍耐了两次。
(哪里都好,快点,让我结束大便,我也想大便啊!)
咕噜咕噜哔——!咕噜咕噜咕噜咕噜!
但四个隔间中,有一个例外。体育课一结束就冲进厕所、连换衣服都顾不上的隔壁班女生。幸好她似乎并没有在排泄,从倒数第二个隔间里只传来黏糊糊的声音,不久便停了。美结毫不犹豫地敲了敲那个隔间,催促对方出来。
「那个,我肚子好痛,能出来一下吗?我真的憋不住了……」
「……请、请稍等一下……唔……我擦完就出来……」
叽叽叽叽……噗呜!……噗噜!噗嗤噼啪!噗呜!
虽然便意有些稀软,但比起其他人还不算腹泻。最后稍微用力,把肠道深处稀软的便意排出来,就能离开厕所了。
(太好了,快点,要漏出来了,我想大便……)
噗噗、噗哔!噗嘶嘶!噗噗——!
美结一边断断续续地放着湿屁,一边继续等待那个隔间空出来。听到取纸的声音,一次、两次、三次……声音停止后,传来重新穿上体操服的声音,紧接着是水流声。门锁的标志变成了蓝色。
「……请进。」
「……谢谢!」
隔间门一开,美结立刻冲了进去。锁上门,像午休时一样,但更快地脱下内裤。坐在便座上,还能感觉到前一个女生留下的余温。
(好臭……前面的孩子是不是也有点肚子不舒服……呜,要出来了!)
噗嗤噗嗤噗嗤!噗叽叽……噗噗噼啪噼啪叽——!
肛门立刻失控,美结以从未有过的猛烈势头开始排泄腹泻。刚刚冲洗干净的便器瞬间再次被染成茶色。
噗噗噗噗噗呜!噗噜噜噜、噼啪噼啪噗噜噜!噗哔哔——……
药箱上写着针对不同年龄的注意事项。仅仅一年,但就是一年。一个11岁、身体也并非特别强壮的普通女孩,如果提前一年服用药物会怎样——答案就在美结坐着的便器里。
噗噗噼啪、噼啪噼啪噼啪噗哔——!噗噜、噗呜!噗哔哔哔!
(肚子好痛,大便停不下来……在腹泻……)
美结弯着腰,像护着肚子一样撅起屁股排泄。这种“大便坐姿”的新形式,在每个隔间里都一样,四人并排,姿势相似。
「哇,好多……肚子好痛……」
「不会吧,这里也是……?」
隔间门外,又传来另外两个女生的悲鸣。忍耐的连锁再次开始。除了年级厕所外,似乎只有这里能在课间十分钟求助,两个肚子痛、但年级厕所满员的三年级好友,现在轮到她们等待隔间空出来了。
咕噜咕噜——!
「对不起,要漏了,我先进去了!」
咕噜咕噜咕噜,咕噜咕噜咕噜哔——!
「诶、啊、等等,优香!?」
咕噜咕噜咕噜,咕噜咕噜,呜——……
很快传来水声,但空出来的隔间只有一个。被留下的少女,羡慕地看着刚刚关上的隔间门,紧紧按着肚子。
(啊,还在拉……!不管是谁,对不起,再忍一下)
噗嗤噗嗤噗嗤噗噜噜——!噼啪噗呜、噗噜噜噜——!
美结再次采用“大便坐姿”,让穿过肛门的滚烫浊流四溅。便器里已经形成了泥水之海,但美结的排泄仍未结束。
(没想到会腹泻成这样……啊,大浪来了……!)
噗噗噗噗噗噜噜噜噜叽!噗叽叽叽叽叽叽——!噗嗤!
噗噜噗噜噗噜!噗嗤、噼啪噼啪噼啪噗噜噗噜噗噜——!
「哈啊,哈啊,结束了……好舒服……」
之后一段时间,以美结所在的隔间为中心,女厕所里持续响着巨大的声音。终于抬起头的美结,擦纸时脸上带着几分愉悦。
(真的,肚子里轻松多了……果然中途离开厕所是不行的)
反复擦拭,直到纸巾几乎覆盖水面时,美结的屁股终于干净了。穿上内裤走出隔间,外面已经没有等待的人了。但剩下的三个隔间都关着门,水答答的声音仍在断断续续地响着。
美结迅速洗了手,穿过走廊回到教室。她的脑子里,回顾着昨天和今天的经历,思考着今后的事。
(果然不想用药物,和式厕所又用不了……既然这样)
从第二天起,美结家早上的厕所争夺战变得更加激烈。据说从那以后,每月总有一两次,会在上学前看到长女或次女清洗沾着茶色污渍的内裤的身影。
【#5 搞砸了】
第二天教室里。坐在自己座位上的美结,从刚才开始就揉着肚子,一脸不安。
(好想大便……肚子好痛……)
咕噗噗噗噗!咕噜噜噜噜!
多亏了便秘药,肚子咕咕作响,美结在教室里拼命忍耐着便意。但马上就是午休了,应该能冲进厕所。
……本来是这样的。
(为什么偏偏这个时候想大便!?明明还没到11点……!)
美结从未像今天这样,如此怨恨自己的算术成绩不好。时间是10点50分。别说午餐了,第三节课还有20分钟才结束,但美结的肚子已经顾不上了。昨天还堵着的粪块正全力向肛门涌来,和腹泻时不同,是一种单纯而强烈的便意。
也就是说,这是最难以忍受的便意。
(不行,要漏了,要大便了,必须忍住……)
在教室里,连放屁都不行。即便如此,美结仍认真地试图避免上课时去厕所。这恐怕是步错棋。
(想大便,但要忍住,啊等等,屁,啊……)
……噗嗤。噗呜、噗哔——!
在这种时候,小学生的男生生态极其单纯。
「喂,谁放屁了!」「不是你吗?」「小川周围好臭!犯人就是你!」「不是我啊……」「骗人,肯定是你!」「就当是小川干的吧」
美结一边哀悼着明明在教室另一侧却被怀疑的小川君,一边默默忍耐。她并非蔑视男生,只是拼命对抗着从体内涌上来的便意。
(现在说要去厕所的话……)
美结不觉得在女厕大便丢脸,但前提是不能让男生知道。如果此刻提出要去厕所,不仅会暴露自己在憋大便,还会让全班都知道这股臭味是她散发的。
「好了好了,别吵了,认真听课。」
老师制止了教室的喧闹,课程继续。第三节课结束,还有18分钟吧。
咕噜咕噜咕噜,咕噜咕噜咕噜咕噜!
(呜……糟了,要大便了,不行了,再也忍不住了……)
仅仅一瞬间收敛的便意,立刻化作巨浪再次袭来。肠道里粪便蠕动的感觉,甚至传到了按在肚子上的手。美结感觉,下一次便意袭来时,恐怕就忍不住了。
(不行了,再也……)
「老师……我不舒服,可以去一下厕所吗?」
「嗯,去吧。」
因为这个时期,其他班级也有不少上课时去厕所的,老师爽快地答应了美结的请求。仅仅一两分钟,之前的骚动就被遗忘了,幸好男生们没有吵闹。
(厕所厕所,快去,要漏了……)
噗哔、噗噗——!噗噜!
走出教室,立刻向校舍尽头的女厕所跑去。奔跑时左右摇晃的屁股里,在教室里一直憋着的屁声不断漏出。
因为没人,美结才找借口来到了这里。接下来只要打开门,走到最里面的隔间,就能使用她唯一能大便的洋式便器了。
(……诶?怎么有人!?)
然而,明明是上课时间,最里面的隔间却关着门。外开门把上浮现出的红色标志,表明里面还有另一个女生。
「那个,还要很久吗!?」
「……对不起,我刚来……大便,稀稀的……唔嗯!」
噗嗤噗嗤噗嗤,噼啪噼啪噼啪,噗哔——!噗噗噼啪!
「不会吧,怎么会……」
和美结一样,上课时来厕所,意味着便意已经无法忍受。无论哪个时代,原因都是腹泻,也就是说,眼前的隔间一时半会儿空不出来。
(怎么办……但大便已经要出来了,不行,要漏了……!)
但这只是社会层面的问题。听从本能的肛门,此刻正相信美结坐在厕所里,逐渐扩张着出口。厕所里飘散的臭味加剧了便意,肛门不敌内部的力量而扩张,粪便向下坠落的感觉,对美结来说只有绝望。
「呜呜…………哈啊、呜……」
噗嗤噗嗤、噼啪噼啪噼啪噼啪……噗噜噜噜——!噗咻、噗呜!
想拉屎。但是,空着的只有和式厕所。眼前唯一一间洋式厕所里只传来痛苦的呻吟声和水声般的爆裂声,看样子在美结能憋住屎之前是不会空出来了。
「那个,您能出来吗!我也肚子痛,憋不住了,已经、要出来了……」
「……不行,不行,出不来了,用别的厕所……呜啊!」
噗哔哔哔哔哔哔——!噗啵噗咻噗咻噗咻噗哔哔哔——!噼啪!
就算催促,先来的客人肚子也不会好起来。再次被抛到面前的现实,让她只能按住屁股抵抗。
(别的厕所……我非洋式不可,可是屎,已经不行了)
其实先来的客人也是,拉肚子的时候只能用洋式厕所……但这样的女生其实并不少,只是她没意识到罢了。美结像是做最后的抵抗般用手托住屁股,但在噼啪作响的声音中,肛门终于开始扩张了。
(屎,不行了,要出来了,要出来,出来了)
噗噜、噗嘶——!噗噗……!…………噗嗤…………
眼前的选择,难道只有“漏出来”这一条路了吗——已经连一瞬的犹豫都不允许的极限时刻。在那一瞬间,美结扑向了另一个选择。
(已经不行了,这边至少还好一点!)
咔嚓一声,隔间的门关上了。连再走一步都舍不得。她选择的是紧挨着关着的厕所的隔壁隔间,也就是本该不能用的和式厕所。
(好,总之先脱掉再说)
小心翼翼却又十万火急地,把白色内裤脱下来扔到水箱上。到这一步为止,就像四月里练习过无数次的小便时一样。问题是从这里开始。
(屁股,一打开屎就会出来……所以,慢慢蹲下,啊,不行)
为了憋住快要从屁股溢出的屎,只能拼命夹紧屁股,但这样别说蹲下,连跨过便器都做不到。可要是张开腿想跨过去,肚子里咕噜咕噜蠕动的东西就会闹腾起来,和以前用和式厕所时遭殃一样。
(怎、怎么办,怎么跨过去,可是,这样,会漏,出来)
噗噗、噗哔——!噗噜噜——!噗噗噗……噗嗤…………
下半身光着,正处于“站立僵直”状态的美结。正苦恼着怎么跨过便器时,大肠仍在持续蠕动,把质量块确确实实地推向肛门。从屁股传来的声音,已经不仅仅是放屁声了。
(啊不行了,来了,要出来要出来要出来要出来要出来——!)
右脚向前迈出一大步,那已是便意的极限。微微张开的肛门被屎向外撑开。在陌生的厕所蹲下,已经来不及了,这是下意识的判断。
「嗯——!」
噗嗤嗤嗤嗤嗤嗤嗤嗤嗤,噗噜噗噜噗噜噗噜…………
美结没有把迈出的右脚放在便器正旁边,而是放在了左脚前面。然后把左脚移到刚才右脚的位置,接着整个身体一转,一口气蹲下——也就是说,把屁股对着和式厕所的金隠(遮挡板)部分,然后就那样蹲了下去。
「嗯——,啊,呼,嗯咕……!」
噗噜噗噜噗噜,噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤,噗噗噗噗噗噗——!
落在便器稍后方的屎,在美结下腹部微微用力后,不断延伸。粗度超过两厘米的家伙,长度也相当可观,转眼间前端就到达了积水的最前方。
(呜,屎出来了,但是,还要出来……!再、用力……)
噗哔哔、噗呜——!噗噗!噗噜噜——!
一瞬粘稠的声音停止了,只听得见放屁的声音。如果是平时的便秘,拉到一半肚子只会更痛,然后就僵持住了。但今天不同。与往常不同,在和式厕所里用力的美结,把肛门张得不像11岁孩子该有的程度,拼命使劲。因为蹲着,肛门比坐在洋式厕所时大得多,排便顺畅得多。排便立刻继续,便器里又增加了大蛇般的长度。
顺从内心的欲望和重力,美结只是持续向下腹部用力。
「呼——,呼嗯……!……嗯啊啊啊!」
噗噜噜,噗哔——!噗噗……噗噗噗噗噗噗噗噜噜噜——!
(啊,出来了出来了出来了!…………啊哈,舒畅了……)
就这样再加把劲。或许是便秘药对11岁儿童来说过强了,无论好坏,宿便毫不费力地全部排了出来。长度超过便器全长,末端折返的屎,横躺在便器里。
咕噜噜噜噜……咕噜咕噜噗——!
「……啊,呜……」
(这是什么,肚子好痛……拉肚子了……?)
但是,排出宿便并非全部。勉强排出前头的硬便后,后面松软的便也会一起排出来。正想继续用力时,美结注意到了一件事。
(啊,现在的话,姿势,也许能恢复)
本该在背后的门,现在在眼前。离再次想拉肚子还有一瞬间的余裕——做出判断的美结,抓住那一瞬间的空隙站起身,转过身向前迈了一步。
咕噜咕噜咕噜,咕噜噗——!
(诶,啊,肚子突然,屎要出来了要出来了——!)
或许是姿势突然改变的缘故,大肠里的东西一下子涌了下来。慌忙重新蹲下,屁股降到地面高度的同时,内容物喷涌而出。
「哈呜……呜——……!」
噗啵噼啪噼啪噼啪噼啪噗——!噗噜噜,噼啪噗噜噗噜!
受剧烈蠕动的影响,本该还没到排出的松软大便也一下子全出来了。美结不得不暂时承受便秘药的洗礼。
噗咻噗噜——!噗噜噗噜噗噜噗噗噗——!
(肚子好痛……好久没拉这么厉害了……啊,稍微溢出来一点……呜)
噗呜!噗哔哔哔哔——!噗巴!噗,噗噜——!
和隔壁隔间发出类似的声音,合奏了几分钟。当洋式厕所里的先来客人离开厕所准备回教室时,排便终于结束了。
「哈啊,好痛……啊,出来了,这个,肯定是——」
噗嗤噗嗤、噼啪噼啪……噗哔哔哔哔哔哔哔——!
这次,便器周围也弄脏了。但大部分都在便器里,最重要的是内裤没弄脏。憋着的宿便好好地排干净了,收在便器里。
「糟了,没时间了……得赶紧回去」
没有余裕沉醉其中,这次慌忙伸手去拿眼前的纸架,取擦屁股的纸。重新取了几次纸,最后擦掉便器后方随着屁喷出来的稀便,就能离开隔间了。
「哈啊,舒畅了……还有,和式厕所,用上了……」
一边洗手,一边回想起又获得的一项经验。至今一直回避的和式厕所能用来大便了,这可以说是件大事。
(以后,就算洋式厕所没空也能拉屎了……)
据说以这天为最后,美结不再便秘了。又恢复了每天早上在学校厕所排便的习惯。但作为代价,或许是因“哪里都能拉屎”的安心感而吃太多,又或许是姐妹遗传的体质,变得容易拉肚子了。
多结局风格 试图解决便秘的女小学生故事
【マルチエンド風】便秘を解消しようとした女子小学生のお話
没想到真的会有读者来约稿……于是我一边狂喜一边写下了这篇小说。这是一部多结局风格的作品,讲述了一位便秘的小学女生借助两种药物的力量试图解决问题的故事。
正如约稿要求,主角自然是这位便秘的女生,但仅此而已的话,我写起来可能也会觉得无聊……咳,总之,故事还加入了姐妹在厕所忍耐以及在学校厕所忍耐的情节,算是我的常规操作了。
最后,感谢匿名约稿的朋友。能收到水平恰到好处的有趣点子,写作过程也充满乐趣。
今后也请多多支持。
[追记]R-18G排行榜第4名。谢谢大家。