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内向女孩因腹泻在教室失禁的故事

内気な女の子がお腹を壊して教室でお漏らしするお話
正如标题所示。为了换个心情,我试着写了一个不涉及争夺战,而是普通(?)的教室失禁故事。
【#1 想拉又不敢拉】
纱希这个少女,向来是个文静的女孩子。
比起去公园玩耍,她更喜欢在家看书。
午休时既不在操场玩耍,也不在教室和班上女生闲聊,总是待在图书馆或是没人注意到的角落。
放学后也几乎不绕路,直接回家帮忙做家务。
这种生活,从小学高年级升入初中后也未曾改变。
虽然到了女生们开始形成小团体的年纪,但对纱希而言,融入其中并不重要。她只在必要时与班上同样零星分布的女生们一起行动。她将人际关系精简到最低限度,并一直维持着这种状态。
这反过来也意味着,她害怕被班上的多数派讨厌、成为目标。只要消除存在感,虽然不会得到善意的评价,但也不会被议论或嫉妒。
而那一天,正是她这份平静被打破的日子。


咕噜噜噜,咕噜咕噜咕噜。
“…………”

在喧闹中,纱希的肚子发出只有她自己能听见的微弱咕噜声。说话声和水流声阻隔了它,这声音无法传到其他人的耳中。
第二节课和第三节课之间的休息时间。纱希在靠近教室的厕所前排队。升入初中半年,她正逐渐习惯的时候。大意的空隙被钻了,纱希的大肠久违地罢工了。
(最近生活有点不规律了吧……肚子好痛)
她原本肚子也不是特别好。但也没到肚子很弱、频繁腹泻的程度。她拥有极其普通的肠胃,但一旦身体状况或生活紊乱,她就会比常人甚至更严重地闹肚子。
正因如此,升入初中后她本想多加注意,但或许是习惯了学校生活,松懈的日子越来越多。结果就是现在这样。
不过,现在纱希所在的地方是厕所,也就是允许排泄的场所。进入单间后,应该就能在不被任何人看见的情况下,进行自己想做的排泄。

“喂——香澄,你在厕所里待多久了?在拉屎吗?”
“啰、啰嗦,闭嘴啦!”
“哦,真的在拉屎啊,好羞耻哦。”
“真的诶,厕所是不是有点臭?”

“………………”

排在队伍前面的几个女生小团体,正朝着一个单间说着话。先进去的女生,看来正在大便。
(……这样下去,我没法冷静拉屎啊……)

对于想尽量不引人注目、平静度日的纱希来说,如果在这里大便,而且十有八九是引人注目的腹泻,那么被认出来是不可避免的。毕竟在这里的,是同班的女生小团体。
正好连续的单间空出来了,纱希也进了单间。比起市内其他中学,这算是新校舍,五个单间里有两个是西式的,但不幸的是纱希抽到的是日式。脱下内裤,跨上便器,身体和大脑似乎就要切换到排泄大号的模式了。

“……唔,…………”
哗啦哗啦哗啦……嘶——————……

为了不让后面的洞打开,她只将力量集中在身体前半部分,一点一点地、慢慢地用力。虽然紧闭的菊花门一直在微微颤抖,但便意并没有强烈到无法阻止它猛然打开。万一在这里释放便意,在这所学校里已经没有可以避免被周围人发现的手段了。
这所中学的厕所虽然也在逐步改造,但预算连将单间全部改成西式都还没完成,自然也没有安装“音姬”的预算。预算几乎都用在了抗震工程上,即使有剩余,也会优先改造市内小学的厕所。多亏了这样,她在小学期间使用日式厕所的经验还算少,但升入初中后,日式厕所再次成了纱希她们生活中无法割舍的存在。
话虽如此,对于青春期的女生们来说,无论大小,不想被听到声音是极其自然的。利用排泄时冲水已成惯例这一点,纱希只在里面偷偷放屁。
(不行不行,忍住忍住……肚子好痛,但现在不行……)
噗~…………噗嘶嘶嘶……噗!

单间里充满了气体的味道,但没有泄漏到外面。然而,一直蹲着忍耐便意很痛苦,所以纱希小解完后立刻擦拭干净站了起来。走出单间时,排在队伍前面的女生正要进入单间。因为是同班女生,她瞬间慌了一下,但幸好似乎没有残留臭味。
(咦,优香同学……脸色好像有点不好,没事吧)

轮替进入的同班生,天野优香,也是和纱希立场相似的女生。在班上属于安静的类型,只说过几次话。只是她看起来有点不舒服,这让纱希有些在意,但优香已经进了单间。纱希无法再追问,便直接洗了手出去。
(离到家还有5个多小时……能忍住吗)

时钟指向10点37分。课程在15点20分结束,所以离到家还有相当长的时间。正想着该怎么办时,腹痛渐渐消失了。
(……说不定,只是偶然觉得肚子痛而已)

这么想着,纱希回到教室,从书包里拿出英语课本。


【#2 再次袭来】

(……嘛,那种事,也不可能一直顺利吧……)

吃完营养午餐,午休刚开始的时候。纱希今天也打算去图书馆,继续看昨天读的木芥子事典。
然而,她的脚步被身体的另一个器官阻止了。

咕噜噜噜噜,咕噜咕噜咕噜!
“……唔”

正想上图书馆而走上楼梯时,就在那之前,肚子再次发出了呻吟。腹痛一度消退,但因为吃了午饭胃部膨胀,反射性地大肠又开始蠕动了。
这不是错觉,是清晰的便意。虽然很想解决,但她 还没有 ( ・・)找到厕所这个解决手段。
(教室以外的厕所的话……图书馆前面……有厕所吗……嗯,还有哪里来着)
追溯到三年多前,从四年级开始,她开始对在学校排便感到羞耻,但在当时已经上了三年的小学,厕所的位置她几乎都掌握了。肚子痛时使用的,通常是图书室前的厕所或书法室旁边的厕所。这两个地方是纱希所知人最少的厕所。
但现在是初中一年级。只上了几个月的校舍,她当然还不太清楚结构和人流。实际上,小学时人迹罕至的图书室前走廊,在这所中学也是许多学生使用的动线。即使图书室前有厕所,要不被任何人听到地解决,恐怕也是不可能的。
(午休还剩15分钟……啊,说起来,外面好像有厕所?)

时钟指向下午1点10分。离预备铃响没有多少时间了,但肚子的情况也不容乐观。纱希没有上楼,而是直接走向校门换了鞋。
“……那个厕所,只用过一次……”

穿过操场的尽头,走向最里面的小建筑。纱希只进去过一次,那是体育课前去小解,是第一次也是最后一次。正因为是除此之外不会意识到的厕所,拥挤程度完全无法预料。不过根据她的经验,外面的厕所通常比较空,仅此而已。
然后,她到达了厕所。入口前已经脱了一双鞋,两双拖鞋也少了一双。
“………………”
(有人在用……真是的…………)

果然,唯一的一个单间里,不幸地已有先客。敲门催促也可以,但万一单间里是熟人呢?这种恐惧让纱希无法敲门。她决定静静等待先客解决完,面对自己的便意。
“………………”

“………………”
(……完全没声音,真的有人在里面吗……?)

然后,等了一分钟。不仅没有取纸的声音和水流声,连排泄的声音和呼吸声都几乎听不到。自己的便意也变得强烈了,午休剩余时间也不多了。正当纱希鼓起勇气准备敲门时。

噗——————!
“…………!”

从单间里传出清晰的声音。是放屁的声音,但不是从纱希屁股发出的。在西式便器中回响,在整个厕所里大声回荡。毫无疑问,是先客排泄时发出的声音。
“…………不行…………唔!”
噗嗤噗嗤,噗哔哔哔————!噗哩哩哩,噗,噗噗哔嚓!

听到那个声音后,如同决堤一般,巨大的排泄声响起,而且明显是肚子坏了、排大便的声音。
(为什么一直没声音……?是没拉出来吗,还是……)

但纱希在这里产生了一个疑问。为什么自己进厕所后一直没听到这个排泄声?起初她以为是肚子堵住了,但将情况套用到自己身上时,她得出了一个答案。
(难道是因为我来了……?一直,都在忍耐吗……)

“……哈…………呼,唔…………”
噗哩!噗嗤噗哔!…………噗哩…………噗哔哔哔!……噗哩哩哩哩!

正如纱希所推测的那样。同样闹肚子,来到这个没人的厕所的先客。在第二波开始前,先客感觉到纱希进来的脚步声,夹紧了肛门,但没能忍耐太久。总之,和纱希有同样想法和行动的女生,也在单间里。
而这种忍耐现在仍在进行中,从那细微却持续的排泄声就能明显看出。单间里的先客,现在也一直在尽可能不让纱希听到羞耻的声音,压抑着排泄。
(肯定是这样……现在也还在尽量忍耐吧……)

纱希也有过这样的经验。即使午休去人少的厕所,也并非总是没人。隔壁单间有人来时,她曾等到小解完,也遇到过隔壁同样在腹泻的情况。
而像这样压抑排泄的势头,会导致肚子堵塞,纱希也是知道的。
“……!…………唔…………唔!”
噗哔哔哔!噗哩哩哩,噗,噗哩哩哩哩!……噗噗哔嚓!

肚子情况似乎很难好转。她似乎已经半放弃隐藏声音了,但排泄的势头一时还停不下来。微弱却清晰存在的排泄声久久不停,逐渐侵蚀着纱希的神经。
(还没好吗……?我也肚子好痛啊……想拉屎啊……!)
噗哔!……噗噗,噗~~……

仗着周围只有和自己同样处境的先客,她放了个屁以减轻腹部压力。但这也只是拖延时间而已。一旦意识到排泄,就无法再指望便意会消失了。
然而,时间这东西,是极其残酷的。

叮咚叮咚……
“诶……”
1点25分を示す予鈴。結局トイレに入ることは愚か、先客の排泄すらまともに終わらない中、昼休みは終わりを告げる。焦ったのは自分だけではなくトイレの中にいた先客も同様だったようで、便器に腰掛けた身体が一瞬だけ大きく飛び跳ねたような音がする。そして、まだお腹がスッキリしていないのは紗希からしても明らかなのにも関わらず、紙を巻き取る音がしはじめる。

「……はぁっ、もう……」

紗希の意識から、強制的に排泄行為が追い出される。次に考えられたのは、トイレにいた女子と鉢合わせたら、あまりにも気まずいということ。

(どうしよう……我慢、出来るかなぁ……)

自分の下腹に問いかけながら、紗希はトイレを出る。どうしようもなければ授業中にトイレに行くのが最悪の手段だが、極力避けたい。だがお腹はきゅるきゅる、と不気味な音を立て、まるで拒否しているようにも聞こえた。
仕方なく紗希は靴を履き直して、校舎へと足を向ける。水の流れる音がして慌ててトイレを飛び出した紗希は、隣に置かれたままだったピンク色のスニーカーに「天野優香」と名前が書かれていることには、気づけなかった。


【#3 我慢、できるわけもなく】
授業が始まって、わずか10分後。

(やばいやばい、まじでお腹痛い、トイレ行きたいトイレ……)
ぎゅるるるるるるっ、ギュルギュルギュルッ!

開くことすらしていない数学の教科書と、開いたまま日付と「垂直二等分線の作図」とだけ書かれたノート。黒板に書かれている内容すら満足に書き写せておらず、もちろん学習内容である作図などまったくもって出来ていない。

ゴロゴロゴロピィーーーッ!……ぎゅるるるるっ!
(ちょっと収まったかな……あ、ダメ、また……いたたたたぁ……)

その理由は、ひとえに自分の腹痛であった。一旦収まってノートを数文字書けば、再び痛むお腹が右手を要求する。お腹を擦ってほんの数秒だけ猶予をもらい、ノートを書き写す。
お腹が痛いと教員に訴えれば、厳しくない数学の教員のことだからトイレに行く許可はもらえるだろう。しかし問題は教師ではなく生徒たちの方。授業中にトイレに立てば最後、噂を立てられるのは避けられない。休み時間ですら未だ、大用を足すのは半ばタブー視されてしまっているのだ。

(だめ……おならも、出ちゃいそう……絶対、そんなのだめ……)

音を立てずに放屁することも、勿論考えた。一時的にはそれでしのげるだろうが、仮にトイレでお腹を壊しているとバレてしまえば、放屁の犯人も紗希自身だと特定されてしまう。5時間目と6時間目の間の休み時間に外のトイレまで行けば、誰にも悟られず解消できるかもしれないが、個室が1つである以上、先程のように誰かが入っていればそれまで。第一10分で往復するのは腹具合からして不可能だろう。
そして視線を上げると、授業はもう、板書が黒板全体の終盤に入ろうとしていた。対して紗希が書き写したノートは、まだ最初の数行。お腹を擦っている間にも、授業は進んでついに黒板の左半分が消えてしまう。

(消え、ちゃった……もう、だめかな……)

自分の性格と自信のなさを隠すため、どうにか目立つまいと振る舞ってきた紗希。しかしもう、授業ノートが写せないとなれば、誰かしらに頼らざるを得ない。自分の限界を悟った紗希は、手を上げるべく、息を呑んだ。

「先生、お腹が痛いのでトイレに行ってきてもいいですか」



【#4 オーバー・タイム】

「先生、お腹が痛いのでトイレに行ってきてもいいですか」

その声を上げたのは、紗希ではなかった。

「天野さん……ええ、いいですよ」

紗希の、通路を挟んで右斜め前に座っていた少女。彼女もまた授業中ずっと右手をノートと下腹で往復させており、やはりノートをほとんど写せていなかった。

(……やっぱり優香ちゃんも、お腹壊してたんだ……はぁ……)

紗希がトイレに入れない昼休みを過ごしたのに対し、優香はトイレから無理やり出なければならない昼休みを過ごした。予鈴がなったときにもまだお腹が渋っていた彼女は、無理をして排便を切り上げ、外のトイレからダッシュして教室まで戻ってきたのだ。
お腹の中身は紗希に比べれば少ないものの、代わりに出口の緩さは紗希よりも圧倒的に上。授業開始早々に再度激しい便意を催し、彼女は再び便器に腰掛けなくてはならなくなってしまったのだ。
そして紗希は、手を上げるのが遅れた代わりに、見たくないものを目にすることになる。

「うわっ、大丈夫なのかな」
「大丈夫なわけ無いでしょ……よっぽどお腹痛かったんじゃない?」
「……ねぇ、さっき昼休みにトイレ臭かったのって」
「あー、何か凄い音してたもんな」

「……なんか今も臭くね?」
「ほんとだ、女子トイレから臭ってきてんじゃねwww」
「うっわ、女子も下痢のうんこすんのかよ」

教室を飛び交う、根も葉もない噂たち。悪意に満ちたとまでは言わないものの、彼女を囃し立てる内容や、関係ない罪を押し付ける女子もいた。そしてそれらに加担しているのは女子だけではない、一部男子もまた、同様に彼女を興味の対象にした。

(こんなんじゃ、トイレ、行けないじゃん……)

今度は、自分の番――そう思っただけで、右手が上に上がらない。女子だけでなく男子も、要するに多くのクラスメイトから好奇の視線を向けられると思えば、それだけでトイレに立ちたくない。恐らく今頃、一番奥の個室の洋式便器に座ってビチビチと下痢をしている彼女のことが、羨ましくも、可愛そうにも思えていた。

ギュルギュルギュルッ!ギュルギュルギュルピィーーーーッ!

そして、トイレに行かない判断をした紗希の理性を責めるように、大腸は大きな唸りを上げる。肛門に寄せられる感触は、ガスのそれではなく、固体、というより液状の個体というべきもの、明らかに今までとは違う、大きな波。

(やばいっ、来た……この波さえ、この波さえ乗り切れば……)

大きな波を一度乗り越えれば、少しの間楽になるのは紗希も経験上分かっている。液状の大便を腸の奥に追いやってしまえば、恐らく家に帰るまで、少なくともよく駆け込んだ家の近くの公園までは耐えられるだろう。

(お願い……耐えて、お願いだってば……トイレなんて、行けないじゃない……っ)

質量感が、下腹部から次第に臀部、はては肛門まで近づいてくる。対する紗希は、肛門を全力で締め、外に出ようとする下痢便をとどめおこうとする。もはや授業中であることすら忘れ、ただただ、強烈な便意の波に抗おうとする。

ごろごろぴぃーーっ!ぎゅるるるるっ!ギュルギュルギュルッ!
(だめだって、出ちゃダメ、出ちゃ、いや、いや、我慢我慢我慢…………がま、ん……)

お腹の痛みを感じ始めてから、もう既に3時間以上。明確な便意を感じて外のトイレに行ってから、既に1時間近く。
休み時間に大便をする勇気もなく、椅子に座った状態で放屁すらも出来ず、授業のさなかにトイレに行きたいと言い出すことも出来なかった紗希には、便意に抗うだけの体力も残っていなかったのである。


(だめ……がま、ん……がまん、うんち、だめ、トイレ、だめ、はずかし、うんち、もう、無理、だめ、だめ、だめだって………………)

ぎゅるるるるるっ…………ぶちゅっ!

便意の波を迎え撃つなど、授業が始まる頃には既に限界が来ていた。それでも暫くの間耐えることが出来たのは、トイレに行くのが恥ずかしいという気持ちの、ただ1点である。その1点が敗北してしまえば、戦線が崩壊するのはいとも容易いことだった。

ぶちゅるるるっ……ぶりりいぃっ。ぶびっ、ぶぅ~…………ブブゥッ!
「…………ひぐっ……だめなのに……だめ……」

液状の下痢便は、あっという間に肛門から臀部全体へと広がる。下着を貫通したそれはすぐにスカートへと染み込み、やがて紺色の制服スカートの後方を茶色に染める。前方では泥に近い形状の下痢便が下着から溢れ、ついに椅子からも溢れてしまった。
ぼちゃっ、ぶちゅっ。
教室で耳にするはずのない、奇妙な音。すぐ右に座っていた一人の女子が、鼻を突く妙な臭いに疑問を抱いて、音のなる方に顔を向けると。

「何か臭くない?……………………うわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

その驚いた大声は、他のクラスメイトの注意を一瞬にしてひきつけて。

「どしたん香澄?……って、うそ、え、マジで?漏らしてね!?」

次の瞬間には、クラスの全員が紗希の哀れな姿を見ていた。

「え……まじで……」
「何でトイレ行かなかったんだよ……うそだろ……」
「中学生でしょ……うわっ、くっさ」

「……ごめんなさい……ごめんなさい…………ごめんなさい…………」
ぶりりりっ、ぶぅっ、……ぶちゅるるるっ…………ぶぅっ!……ぶっ。

教室では、一人の少女が咽び泣く声がずっと響き続けていた。その泣き声が泣き止んだ、いや教室から外に出ていったのは、呆然としていた数学の教員が我に返り、保健室に連絡をした2分後のことであった。

◇◇◇

その翌日。紗希は消えない傷を負いながらも、学校には登校した。クラスメイトや、一部の同じ学年の生徒が紗希を好奇の目で見たものの、紗希は無視し続けた。腹具合は相変わらず治っておらず、それは意図的に無視した部分と、トイレに急いでいて気にする余裕すらなかったという部分の双方があった。一つ挙げるとすれば、授業中や休み時間など、今まで行けなかったトイレに、平気で行けるようになったということであろうか。もはや評価を地に落とした紗希に、恐れるべき風評など何もなかったのである。

「……え、来るの…………」
「めっちゃ…………臭かっ……」
「平気なのかな…………トイレ、もし…………」

教室に入った紗希を迎えるのは、そのような空気をより濃縮した雰囲気。悪意はなくとも、小声で噂をする光景というのは、そう簡単に無くなるものではない。
その噂が消えるのは、当分先かと思われたが、意外にも数日後――校内で流行り始めていた胃腸風邪が、急速に猛威をふるい始めたときのことであった。紗希のクラスだけが、発症率100%という驚異の数字を観測したのは、謎だと思われている。