俺ん家のベーカリーも、朝早くから仕事が始まるらしい。俺が起きるよりもだいぶ前に父ちゃんが起きて、ベーカリーで1日に焼く分の生地をずっと捏ねてる。一度夏休みに同じ時間に起きて手伝ったことがあったけど、普段より3時間も早く起きたからまともに手伝いなんてできなかった。
ただお父さん一人でも大変だから、最近は途中から姉ちゃんが早く起きて手伝ってるみたいだ。起きてから朝ごはんを食べに下に降りると、姉ちゃんはだいたいベーカリーを手伝ってるか母ちゃんと一緒に朝ごはんを作ってるかのどっちか。
「あ、おはよう、純」
「おはよう姉ちゃん」
朝ごはんのパンを運んでいると妹の紗南――さーなが起きてきたので、母ちゃんも合わせて4人で朝ごはんを食べた。食べ終わったら食器を片付けて、歯磨きをする。
学校行く前にトイレに行っておかないと、って思って階段を降りてトイレに行こうとしたけど、先に姉ちゃんに入られた。
「あ、姉ちゃん! たまには先に使わせてよ」
「だーめ、ちゃんと順番待ちなさい」
「いいじゃん別に……姉ちゃんは女なんだから学校でもウンコできるし」
「そんなに単純じゃないんだから……すぐ終わるから待ってて」
姉ちゃんが先に朝ごはん食べて学校行くときはいいけど、一緒に朝ごはん食べると結構な確率でトイレのタイミングまでかぶる。そしてだいたい姉ちゃんに先を越されて俺が負ける。今日も姉ちゃんが出てくるまでトイレの間で待ってないといけない。
「ふぅ~っ……」
姉ちゃんも朝ごはんの後に毎朝ウンコするから、順番待ちになる。俺だって朝だからウンコしたいのに……。
「うーんっ、んく……うんんっ!」
ニチチチチチチチッムリュムリュムリュ――
姉ちゃん、家だからってトイレのときは結構油断して大きな声出してるよね。いつものイメージが若干狂う……。あと、あんまり聞いたことない感じの声。
むりゅりゅりゅりゅみちちちちちちちちぶぅーーっ!
「はぁ……はぁ、っ……ふぅ、今日はいっぱい出たなぁ」
それに、一人の空間だから、って思ってるのかもしれないけど姉ちゃんはトイレしてるときに独り言を言っている時がある。ちょうど今みたいに……ウンコしてると特に独り言が多くて、実況されてるみたいだ。言い出せないから、木の扉だから音が全部筒抜けだってのいい加減分かってくれないかな。
ミチミチミチミチ……ブリュリュリュリュブゥッ!
「はぁーっ、スッキリしたぁ」
終わったらすぐトイレットペーパーを取っているみたいで、水も流れる音がした。普段の姉ちゃんはトイレに入ってすぐにウンコしてすぐに出てきてくれるから、そんなに待たなくていいのが助かる。これで姉ちゃんが毎日下痢とかしてた日には俺がウンコ漏らしてたかもしれない。
「あ、純。ごめんね今日も待たせて」
「ん」
とはいえウンコした後の姉ちゃんとあんまり話をしたくもないからとっととトイレの中に入る。換気扇回ってるけど、姉ちゃんのウンコも普通に臭い。いいや、早く俺もウンコして学校行こう。
毎日のルーティンを繰り返しながら、俺はトイレの鍵をかけた――
ある日のこと。
今日は姉ちゃんが先に朝ごはんを食べていたはずだから、俺が朝ごはんを食べ終わった頃にはもう学校に行っているはずだ。だから今日はトイレのタイミングが被らなくて済むから、安心してトイレに入れる。
そう思って、降りてきたんだけど……あれ、トイレが閉まってる。もしかしてさーなが入ってるかな。
――って思ってたんだけど、なんか違う。
「うぅーっ……んぐぅぅぅ…………っ!」
ブビッ! …………ぶぅ~~っ……ブッ。
声は間違いなく姉ちゃんの声だ。今日もトイレの扉を貫通する声を出してる。
でも、何かがおかしかった。まずこの時間になっても姉ちゃんがウンコしてるってのがおかしい。あと、姉ちゃんがちょっとだけ苦しそう。
「あぁっ、うっ……ふぅっ! ううんっ……出ない……」
ぶぶぶぶっ、ぶびびぃーーーっ! ブリリリリッ、ブゥッ!
姉ちゃんが、“出ない”って呟いているのが聞こえて、やっと俺は姉ちゃんが便秘しているんだって分かった。普段毎朝ウンコしてる姉ちゃんにしては珍しい……。
でも、前にもそんな事があったっけ。多分、2ヶ月くらい前だったと思うけど、そのときも姉ちゃんがやけに長くトイレに籠って大変だった。その前にもあったな。どうも姉ちゃん定期的に便秘してる気がする。
「…………ほんとに? 先月は大丈夫だったのに、なんで……」
ぶぅっ、ぶびっ………………ブポッ。
いい加減俺もウンコしたいし、あんまり待たされると学校に遅刻する。仕方ないから、姉ちゃんが入っているトイレのドアを叩いた。
「姉ちゃんまだー? ウンコしたいんだけど」
「あぁ、純……。ごめんね、今出るから、待ってて」
すぐに姉ちゃんはトイレから出てきた。入れ替わりにトイレに入るけど、今日のトイレはいつもに比べて臭くない。姉ちゃん、マジでウンコ出てなかったんだ。
「はぁ……どうしよ……」
洗面所で悩んでいる姉ちゃんの声が聞こえてくる。その声を聞きながら、俺はトイレに鍵をかけた。
◆◆◆
学校に行って帰ってくると、珍しく姉ちゃんが帰ってきてた。キッチンで牛乳飲んでるけど……え、1Lのパックごと飲んでね?
「あれ、姉ちゃんもう帰ってきてる。今日はバンドっての無かったの」
「おかえり純。今日はバンドの練習なかったんだ」
「へー」
「あ、そうだ。お父さんが、新しいパンの試食してくれって」
「マジ? やったぜー!」
姉ちゃんがなんであんなに牛乳を一気飲みしているのか、聞くのを忘れたまま俺は母屋からベーカリーの方へ走っていった。
夕飯を食べてから、しばらく宿題をやっていると俺は小便がしたくなった。宿題もちょうど終わったところだったから、階段を降りてトイレに行く。
トイレに行ったけど、誰かが入っていた。さーなは一緒の部屋で宿題やってたし、父ちゃんと母ちゃんはテレビ見てるから……。トイレにいるのは、姉ちゃんだ。
「ふぅーっ……んぐぅぅ……んっ」
チュロロロロ、シュイィィィィィッ……ちょろろろ……ブブッ、ブリィッ!
最初は姉ちゃんも小便してるのかと思ったけど、やっぱ違う。さっきからめっちゃ唸ってるし、ウンコしようとしてるのかもしれない。
俺は小便だけだし朝と違って急いでいるわけじゃないから、のんびり姉ちゃんが出てくるまで待つことにする。
「うぅーっ……んぐぅぅぅぅ…………っ! はぁ、出て……!」
ぶっ。………………ぶびっ。ぶびっみちぃ……
待ってても落ち着かない。便秘ってそんなに大変なのか? 今までそんな事になったこと無いから分かんねーけど。
「……っ! やっと、出る……牛乳のおかげだ……んぅっ」
ミヂヂヂヂヂィッ、ブボボボォーッ! ブブゥッ、ブビミチミチミチ……
ん、牛乳ってなんだ……?
あぁ、そう言えば姉ちゃん帰ってきてから牛乳一気飲みしてたっけ。あれ、便秘解消のための方法だったんだ。確かに言われてみれば牛乳飲みすぎると腹痛くなるけど……逆に一気にウンコ出そうとしてんのか。
「んぐぅぅ。う゛ぁっ……ぐぁぁっ…………ん゛ん゛ぁぁっ!」
ミチチッムリュムリュムリュ、メリメリメリメリ……ボチャビチャン!
姉ちゃん、トイレの中だからってどんな声あげてんだよ……。いくらなんでもこの声はやばいだろ。
でも、この音ってことはウンコ出たのか。なんか声だけじゃなくてウンコ出た時の音もかなりすごかった気がするんだけど。
「はぁ……出たぁ……ん、もうちょっと」
ゴロゴログゥーッ! ぎゅるるるるるぴぃーっ!
ブリリリ……ミチミチミチミチミチッ! ブチュブビィッ、ビチビチ!
姉ちゃんどんだけウンコ出してんだよ……。牛乳一気飲みしてたんだから、下手したら今度は下痢してたんじゃないの?
「ふぅー……。スッキリした、出よ」
少しの間何も物音はしなかったけど、姉ちゃんがそう呟くのが聞こえてきたところで、いきなり姉ちゃんがトイレットペーパーを取り始めた。ここで出くわしても嫌だから、俺は一旦階段のところへ避難する。
しばらく待っていると、姉ちゃんが洗面所から出てきた。なんか顔真っ赤だし、オマケに汗もかいてる。
「あ、姉ちゃん。トイレ終わった?」
「純!? い、いつからそこにいたの……?」
いつもの優しい姉ちゃんとは違う、ただならぬ雰囲気を感じて俺は咄嗟に嘘をついた。
「いや……いま来たとこ。トイレ空いてるよね」
「あ、純! 待ちなさい。入ったらダメ」
「え、なんで。別にウンコ臭くてもいいって」
「こら、純! やっぱり私がトイレにいるときにこっち来たでしょ!」
「……あ」
「はぁ……。いや、その、トイレ詰まらせちゃったから……ベーカリーの店の方にあるトイレ使って」
「なにそれ……はーい」
姉ちゃんトイレ詰まらせたってマジか。どんだけでっかいウンコしたんだ……ちょっと興味もあったし明日学校の友だちとやってるウンコ教会で教えてやりたかったけど、姉ちゃんが洗面所の前で頑張ってたから無理だった。絶対トイレに入るな、ってすごい剣幕で怒ってるみたいだった。
仕方ないから、俺はベーカリーの方に向かう。後ろでは姉ちゃんが父ちゃんにお願いしてトイレの掃除をお願いしているところだった。何を話してるか聞きたかったけど、いい加減小便がしたかったから結局聞きそびれた。
翌朝には、トイレが直っていていつも通り使うことができた。一体姉ちゃんはどんだけでっかいウンコしたんだ……?
姉ちゃんがトイレを詰まらせてから、2日後のこと。
朝ごはんは普段通り4人で食べたけど、その日は珍しく姉ちゃんが朝ごはんの後にトイレに来なかった。いつもなら俺がトイレに入るより先に入ってるのに、今日はトイレが空いてる。
ま、いっか……と思って、俺は先にウンコを済ませた。用を足し終わって、そろそろ流してトイレから出るか、と思った段階でバタバタとした足音が洗面所に入ってきたかと思うと、ドアが突然ノックされた。
「じゅ、純―? もう出られる?」
「姉ちゃん? そろそろ出るところだったから、もう出られるけど……」
「ちょっと急いでもらってもいい?」
「えぇー……うん」
よく分からないけど、トイレに長居してもしょうがないから流してトイレから出た。
トイレを出て洗面所で待っていたのは、姉ちゃん――だけど今日は、身体を曲げてお腹を擦っていた。一昨日顔が真っ赤だったのとは逆に、今度は青ざめている。なんか、すごく焦ってるのは俺にも伝わってきた。
「ごめんね急がせちゃって……」
「あ、うん……」
そう言いながら、姉ちゃんは急いでトイレに入っていった。いつもの姉ちゃんからは考えられないくらい乱暴に鍵がかかって、すぐにウンコの音がした。
「──っ! ……んぅーっ!」
ぶちゅぶちゅぶちゅっ、ビチビチビチブゥーーーッ! ブビビビッ!
いつものウンコとは、また違う感じ……今度は、下痢だ。この間まで姉ちゃん便秘してたはずなのに、今度は下痢? 忙しいな。
「はぅっ……うぅ……んぐぅ…………ッ!」
ブリリリリィッ、ブボボボ……ブリュリュリューーッ! ブビィーッ!
トイレの方から、今度は洗面所の方に酸っぱい感じの臭いがもれてきた。普段の朝のウンコとは違って、かなり臭いと思った。
ブピピッ! ブリュッ…………ピュルルッ! ……ブゥッ!
「んぐうっ……んっ、うぅ…………。危なかったぁ。……え、もうこんな時間」
時計を見たら、確かにもう学校に行かなきゃいけない時間が迫っている。姉ちゃんがトイレットペーパーを何度も取る音が聞こえてきたのを尻目に、俺も洗面所を出てランドセルを取りに行った。
◆◆◆
学校から帰ってきて、おやつのパンを食べる前にさーなを呼びに行こうと思ったけど、部屋にいない。もしかしたら、トイレにいるのかも。
反正本来就想上厕所,想着顺便去一下,结果一看厕所门果然锁着。敲了敲门,发现纱南在里面。
「纱南,要用厕所吗?」
「嗯——,要——」
「要吃点心面包吗?」
「要吃——!我现在在拉臭臭,等一下哦……嗯——」
噗嗤,噗噜噗噜噗噜……噗——。
「那我等你哦——」
纱南难得这个时间在拉臭臭,我只好放弃用厕所,从洗面所出来了。正好姐姐好像回来了,玄关传来一阵慌乱的脚步声。
「啊,姐姐回来啦——」
「我回来了纯……不好意思,我先去一下厕所……」
脱了鞋进来的姐姐比平时更慌张。她急急忙忙跑向洗面所,不知为何全身是汗。脸色也不好,铁青铁青的,最要命的是她还捂着肚子,简直和早上一模一样。
「啊,厕所现在纱南在用……」
我话还没说完,姐姐已经冲进洗面所,想开厕所的门,显得很犹豫。听我和姐姐的对话,厕所里的纱南好像也意识到姐姐回来了。
「啊,那个……纱南?」
「啊!姐姐,欢迎回来……呼嗯——」
噗啵,噗噜噗噜……滴答滴答滴答。
「纱南,厕所……难道说,你在拉臭臭?」
「嗯,现在在拉。拉好多。」
「这样啊……」
洗面所的门大开着,所以里面的声音我这边也听得一清二楚。
姐姐露出一副认命的表情,一只手撑着墙,另一只手开始揉肚子。
……果然,姐姐也想拉臭臭。
「姐姐,憋不住了吗?」
「真是的,我又不是像纯这样的小学生……没事的啦。」
「我、我再怎么说也不至于……。不过,你是不是吃坏肚子了?」
「嗯——,从昨天开始肚子就有点软……午休的时候也在学校拉过了,以为没事的说……」
姐姐已经顾不上我了。
纱南用的厕所马上就要空出来了,但好像还得再等一会儿……所以,她可能是在通过说这些话来分散注意力。
「没想到回家路上肚子会痛起来……从学校出来后肚子痛的话,就只能忍到家了……」
「可、可是,可以去别的地方借厕所啊……」
「嗯——,去成员家借厕所,有点不好意思啦……纯在学校朋友面前也拉不出臭臭吧?」
「是、是啊……」
「就是这么回事。女孩子在厕所拉臭臭也是会害羞的。……哈啊,嗯呜——」
姐姐虽然嘴上跟我说着这些,但看起来比平时难受多了。我有点担心会怎么样,但这时纱南很快从厕所里出来了,姐姐赶紧冲了进去。
「嗯~~……咕呜!呼啊,太好了……」
噗噜噗噜噗噜噗哩哩——!噗哩噗哩噗哩噗哩——,啪叽啪叽!
门锁上的声音比早上还要粗暴,接着从洗面所传来纱南洗手时听到的、大得惊人的声音。刚才的纱南好像也有点拉肚子,但完全不能和现在这个声音比。
「……嗯,呜呜……」
啪叽啪叽啪叽啪叽啪叽噗———!噗哔哔哔,噗噗——!
感觉比早上更严重的腹泻。洗完手的纱南也有些担心地看着厕所的门。
「姐姐,没事吧……」
「嗯……。但是,我们也帮不上忙……」
「嗯……」
受纱南影响,我也看向厕所。姐姐还坐在马桶上,一直在呻吟。
「嗯……呜,嗯呜——!……哈啊,咕呜……!」
咕噜咕噜咕噜咕噜噗———!
等了一会儿,传来了很大的拉臭臭的声音。
噗噜噗噜噗噜,噗哔哔哔哔——!噗呜,啪叽啪叽噗噜——!
「哈啊……臭臭,拉完了吗……」
听到这个声音,我带着纱南离开了洗面所。
「纱南,我们先出去,吃点心等着吧。」
「……嗯。」
我们一边吃着点心一边等,过了一会儿姐姐从洗面所出来了。她换了衣服,和我们一起吃了点心,但不知道是不是这个原因,过了一会儿姐姐又说肚子痛,进了厕所。
我又一次被抢先用了厕所,但姐姐出来的时间和平时早上差不多。我也担心会怎么样,不过第二天早上好像就好了。我稍微松了口气。
◆◆◆
噗噜噗噜噗噜,噗哔哔哔哔——!噗呜,啪叽啪叽噗噜——!
「哈啊……臭臭,拉完了吗……」
揉了一会儿肚子,又拉了好多臭臭。今天一直拉肚子啊……早上还没那么严重,到了中午才正式开始拉。午休时,我早早和香澄她们分开,去了没人的厕所,但那时也像现在这样拉水一样的臭臭。前天为了治便秘一口气喝下的牛奶吧……连原因都能猜到了。
拉完臭臭,我一边拿卫生纸,一边看着夹在两腿间的内裤。明明是条毫无特色的白色内裤,但正因为如此……污渍清清楚楚地留在了正中间。本来以为纱南也突然要上厕所,时间很紧,但总算赶上了……
「总之,先脱掉……」
这条内裤必须想办法处理掉,但纱南她们就在外面,现在没法在洗面所洗。不想让她们觉得是因为纱南在厕所里才没赶上,这是一方面,但更重要的是,我不想让她们俩知道我漏了。在纱南她们面前,果然还是想当“姐姐”。
暂时,先把这条内裤藏在厕所里吧。一起吃完点心后,再来一次厕所把内裤拿走。嗯,就这么办。
「这样,应该能出去了吧……」
说实话,在家里不穿内裤还是有点害怕,但今天穿的不是裙子,所以没关系。我站起来,冲了水……这次好像不像之前那样冲不下去了。
「……好了。」
在洗面所洗了手之后——我装作若无其事的样子,朝餐厅走去。
请求 山吹沙绫的排便事宜
【リクエスト】山吹沙綾の排便事情
来自pixiv的委托,内容是“从弟弟的视角,描写《BanG Dream!》中山吹沙绫的排便情况”。在回忆原作内容的过程中创作,整个过程真是充满乐趣。
感谢您的委托!