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恋人、食物中毒与无法进入的厕所

恋ちゃんと食中毒と、入れないトイレ。
本季热播的优秀动画《慢循环》的二次创作小说,以动画第六话的鬼头刀垂钓情节为主线。关于主角海凪日和与小春姐妹的关系,我将留给其他创作者发挥,而我则专注于“想让恋酱吃坏肚子,因腹泻而弄脏内裤”这一核心目标来创作。与山比古的关系与信任,也并非完全不是本作的主题。 内容上,这本质上是一篇鬼头刀食物中毒的故事,比起氛围营造,更侧重于事件本身,希望各位读者能够喜欢。
「日和、小恋! 我们再去钓旗鱼吧!」

就在两周前的星期二,我们搭乘熟人开的船出海钓鱼,那仿佛还是不久前的事。今天也和往常一样,我和两位挚友 ( 钓鱼狂)一起从学校溜出来,小春率先开了口。

山阳的妈妈和小春的爸爸再婚,已经快三个月了。从那时起开始钓鱼的小春,这次是她第一次钓�的鱼。虽然可能也有新手运的成分,但她确实钓到了旗鱼——所以不只是开心,大概还有点得意忘形了。

「嗯,去吧! 这周末怎么样?」

接着是山阳。她和我认识很久了,玩飞钓的历史也相当长。而且正是她把钓鱼的乐趣和成瘾性教给了小春。

山阳这么积极倒是有点意外……不过话说回来,我们三个人里上次唯一没钓到的,好像就是山阳吧。别看她这样,其实挺好胜的,所以大概是想复仇吧。

「……我倒是无所谓,但船费你能准备好吗?」

顺便说一句,我怎样都行。嗯,既然她们俩要去,陪她们走一趟也行。而且看这架势,就算我说不去,小春和山阳肯定也会照去不误。

「没问题! 我会好好和日和一起打工赚钱的!」
「诶——! 打工倒是可以,但又要穿那身飘飘的衣服吗……?」

看来她是打算再去那家餐厅打工赚钱。小春看起来兴致勃勃,但山阳却一脸生无可恋……

这周我正好有空,就再陪一花姐去一趟餐厅吧。害羞的山阳可是难得一见,值得一看呢。

「那,这周末的话,我去跟一花姐说一声」
「嗯,拜托——了!」
「唔~~,不过,嗯,我也拜托你」
「好啦好啦」

就这样,我们决定周末再去钓旗鱼。

——事后回想起来,果然还是不该去就好了,但当时的我们,当然谁也没料到会变成那样。

周末的天气似乎周六会更好,于是决定周六出海钓旗鱼。成员和上次一样,我们三人加上一花姐,还有其他客人。这次潮水似乎很顺,包括山阳在内,大家都钓到了旗鱼和石狗公。还有大尺寸的旗鱼,总共三条旗鱼装进了保温箱。

上次是一花姐的朋友帮忙处理旗鱼,但这次小春似乎做了功课。上岸后她一直小心翼翼地抱着保温箱。

「怎么办? 这次也让宫野来做吗?」
「不……这次,小春好像想自己处理」
「这样啊~。那我去宫野店里喝一杯好了~」

一花姐这么说着离开了,我们三人坐电车回家。到站时比预想的要晚。因为天色已晚,正发愁怎么回去,山阳提出了一个怀旧的建议。

「小恋,今晚要不要就这样住下?」
「诶……但是,可以吗?」
「当然可以! 请你吃旗鱼刺身!」
「嗯。妈妈和小春的爸爸都出门了,反而正好」

不只是山阳,连小春也很积极。确实,她说过要帮忙处理今天钓的旗鱼……但怎么感觉小春比山阳还积极?

「这样啊……那我就打扰一晚吧」
「嗯! 做饭交给我,你慢慢等着就好!」
「别这样。白住也不好意思,我也来帮忙吧」
「那,三个人一起做晚饭吧」

被两人带着,今晚就在山阳家借宿了。

◆◆◆

三人站在厨房,以小春为中心,虽然有些手忙脚乱,但还是把旗鱼处理好了。晚饭以旗鱼刺身为主,全是旗鱼料理。钓鱼很辛苦,做起来更辛苦,但味道应该也值得。

晚饭后泡了澡,和山阳猜拳赢了的小春,在她的房间里铺了两床被子。因为早上起得早,第一个在床上发出鼾声的是小春。接着山阳的鼾声也传来了,我也渐渐失去了意识。

本以为会睡不踏实,但醒来的时间比预想的要早。看了下枕边的手机,凌晨两点三十分。山阳和小春似乎还睡得很熟。虽然醒了,但和睡浅了的感觉不同,是那种越想睡意识越清醒的感觉。

为什么呢……还没来得及细想,下腹部突然开始疼痛。

咕噜噜噜噜噜——!

嗯,本来肠胃就不好,在不习惯的环境里过夜,可能是着凉了……总之,先在被窝里右侧卧,深呼吸。一边暖着肚子一边揉,希望它能好起来。

咕噜咕噜咕噜咕噜——噗——!

不行,肚子痛完全没好。而且越来越想上厕所,稍微一放松,气体就有点忍不住了。被窝里空气不流通,味道特别难闻。

照这个情况,根据以往的经验,便意恐怕是停不下来了。说实话,本来不想在山阳家上大号的……但现在,好像也没办法了。

慢吞吞地从被窝里爬出来,夏天的夜晚却感觉比想象中冷。为了不吵醒小春和山阳,轻轻站起来。走廊里当然也没人,直接下楼去了一楼。

「……好冷」

穿得少,一楼的走廊反而更冷。虽然在黑暗中,但总算找到了厕所。锁上门,松了口气。

脱下当作睡衣的钓鱼裤和内裤,坐在马桶上。和我家不同,这里套着马桶圈套,感觉微微温热。尽量不出声,一点一点地……

……本来想尽量安静解决的。

噗啾噗噜噜噜噜——噼啪噼啪噼啪——!
「……哈,呼……」

完全控制不住,一坐下,腹泻就倾泻而出。半夜突然肚子痛时就做好了心理准备,但完全是水样便。平时肠胃也不好,但这次算是相当严重的程度了。

上次在厕所上大号是什么时候……好像是开船前借用了船上的厕所?这么说来,大概过了半天以上——十四五个小时吧。这下,看来要打持久战了……

咕噜咕噜咕噜咕噜噜噜——噗——!
噗啾噗——! 噼啪噼啪噼啪——,噗哔哔哔——!
「唔、呜……! 噗哈啊,呜……!」

是半夜,不想吵醒睡着的两个人,想压低声音……但完全停不下来。就算缩紧肛门,用力忍住,腹泻的势头也止不住。

不只是腹泻,还混着大量的气体,在马桶里回响,声音更大了。没事吧,不管怎样应该传不到二楼吧……?

咕噜咕噜咕噜咕噜噜噜——噗——!
噗啾噗——! 噼啪噼啪噼啪——,噗哔哔哔——!
「呃、呜……! 噗哈啊,呜……!」

肚子……好痛……! 腹泻,真的停不下来……!

诶,等等,好像听到走廊那边有脚步声。不会吧,难道是声音太大把人吵醒了……?还是说,别告诉我是什么幽灵之类的?

不,脚步声马上就消失了。也没有靠近这边的感觉。……也就是说,是错觉吧。那样就好……

噗噗噗——噗噜噗噜噗噜——! 噗噗噗——,噗哔哔哔——!

刚才好像听到脚步声,忍了一会儿,但终于忍不住的我在思考的间隙放了个响屁。感觉稍微好了一点,但好像不是……肚子又痛起来了。

排泄的势头太猛了,肚子痛得让人觉得屁股和大肠都要爆炸了。平时很少感觉到的腹痛,以及隐藏在便意背后的、无法宣之于口的恶心感。即使是周期性的身体不适,也无法解释如此剧烈的症状。

噼啪噼啪噼啪噼啪噗噜噗噜噗噜噗噜噗噗——!
「……! 哈,哈……」

相当剧烈的腹泻——说实话,我平时肠胃就不好,但这次感觉超出了那个水平。一年里也有几次半夜肚子痛得忍不住去厕所,但即使那样也没有这么痛。排出来的东西,也不该这么水样……才对。

那,为什么呢……

回想今天——准确地说,跨过日期变更线的现在已经是昨天——的行动。脑子里闪过一个念头,但只有那个是绝对不想去想的……不愿接受的可能性。

咕噜咕噜咕噜咕噜噜噜噜噜——噗——!
「……唔、嗯……唔……!」

又是肚子咕噜叫的声音——

咦,但刚才那个,不是我的肚子叫。我没有感觉到自己的肚子叫,声音更像是从门那边,从走廊传来的。

……咦? 难道刚才的脚步声,不是幻听?

「哈……。喂,你在里面吗,小恋……?」
「嗯,是啊……山阳?」

如果真的有人来了。脚步声的主人还没确定是二选一中的哪一个,但从那边——从山阳那边,传来了声音。因为完全闹肚子,真希望是小春,但被问到了也没办法。

「小恋,你也,肚子痛吗?」
「嗯,你也是?」
「刚才突然开始的……。还要,很久吗……?」
「……抱歉。再稍微,等一下……」
「嗯……能快点的话,就好了……」

只有我一个人的时候,还以为只是自己体质不好闹肚子。但现在,连山阳也好像肚子痛了。从她敲门,以及刚才听到的肚子叫来看,恐怕山阳也是在同一时间肚子痛了起来。难道是——脑子里闪过的是大家一起处理的旗鱼刺身。明明那么小心了……副溶血性弧菌,还是会向我们露出獠牙。

而且,既然来敲门,说明山阳也在忍耐吧。等一下哦,应该快结束了……。

「嗯唔……哈,嗯呜……唔……!」
噗噜噗噜噗噜噗——,噗哔哔哔——! 噼啪噼啪——,噼啪啪——……。

本以为很快就会结束的腹泻,却比想象中更难收尾。用力夹紧屁股,挤出一点点腹泻,结束。又忍着肚子痛揉了揉肚子,再挤出一点腹泻。

这就是食物中毒导致腹泻的讨厌之处。不只是我,山阳恐怕也预料到了会发生什么。毕竟,我和山阳钓过几十次鱼,也因为肚子痛而痛苦过多少回。

「……! 哈,唔……」
咕噜噜噜噜——,咕噜咕噜……噗噜噗噜。

「呜,咕唔……! 噗哈啊,呜唔唔——!」
ビジュブジュブビビビビビィーーーッ! ブボボボボッ、ビチビチャッ!

その辛さを分かっているからか、やまひーもそれ以上は何も言ってこない。或いはもしかしたら、お腹が痛くてなにか言葉を発するどころじゃないのかもしれないけど。
私も、何も言葉はかけずにひたすらお腹の中身を絞り出す。お腹をさすって、腸を何回絞り出そうとしても、同じくらいの下痢便がお腹の奥の方から溢れ出してきて、結局はお腹が渋ってしまった。

「こ、恋ちゃん……まだ……?」
「待ってぇ、あと少し……」

あと少し、なんて具合で終わるわけがない。食あたりになってしまえば最後、丸一日くらいはトイレとお友達の生活が続く。下しはじめのトイレは特にひどくて、1時間くらいトイレから出られないこともざらだ。
それでも、今はトイレから出ないと――やまひーのお腹も、本当に悲鳴を上げているみたいだった。私は、ほんの少しだけど治まってきたから……。一旦は、トイレを譲ってあげないと。

「うぐっ、ぐっ、ふ、うぅぅぅぅ……っ、ウゥゥ…………ぐはぁっ!」
ブボボボ、ブバババババビチャッ! ビチビチビチブゥーーーーッ!

お尻にありったけの力を込めて、顔が真っ赤になるくらいに気張って、それでもお腹はスッキリしない。ただ、スッキリとは程遠いけれど、最低限トイレから出られるくらいには回復した。早くトイレを出てあげないと、やまひーが大変なことになっちゃう。
慌ててお尻を拭いながら、去年やその前のことを思い出す。何度もやまひーと2人で釣りに行って、食あたりを起こした回数も片手では足りない。帰りの電車でお腹が痛くなって駅のトイレに籠ったり、公園のトイレに2人で駆け込んだりしたこともあった。ただ、多くの場合隣り合った個室で用を足すことができて――個室が1つしかなくて大変だったのは、1回だけ。その時はやまひーが先に催してて、私も焦りに焦ったけど漏らす寸前でやまひーがトイレから出てきてくれたんだっけ。
だから――今回は、私が譲ってあげる番。

「恋ちゃん……お願い、出てきてぇ……もう、だめ、漏れる……」
「ひ、ひより、もうちょっとだから! あと流すだけだから頑張って!」

5回トイレットペーパーを当てても、まだお尻はどことなく湿っている気がした。不安でしょうがなかったけど、紙が汚れているようには見えないのを信じて、下着とズボンを上げる。便器の中の茶色い惨状に目をつぶって、レバーを「大」の方へ倒した。

「ひより、お待たせ!」
「あ、ありがとう恋ちゃん……!」

トイレノドアを開けた向こうに待っていたのは、右手でお腹、左手でお尻を押さえているやまひー。ここまで弱りきったやまひーは、もちろん見たことがない。一歩一歩ゆっくりをトイレの中へ入っていったやまひーが、やがて勢いよく扉を閉めて鍵をかけた。

「ふぅぅぅぅぅぅぅぅんっ、はぁ……! 間に合った……っ!」
ドボドボドボドボドボブババババババブビビィーーーーッ!
ビチャビチャビチャブビビビビッ、ビチビチビチッ!

2階に聞こえるかもしれない音を気にしていた私と比べて、遠慮のないやまひーの排泄はとんでもない音だった。トイレで下痢をしたいという排泄欲求に、ただただ忠実に従っている状態。私だって自分の家のトイレならこうなっていたはずなのだから、まぁ、仕方がない。

「……うっ、うぇぇ……」

トイレから出て、下の方が落ち着いてきたら今度は吐き気のほうが徐々に復活してきた。胃の中には何もないから、気持ち悪いというよりも単なる気分の悪さでしかないけど、あくまでここは自分の家じゃない。

「ごめん、やまひー、ちょっと洗面所借りるね」
「え? あ、うん……うぅぅぅ、くぅぅっ!」

トイレから出て、隣の部屋に当たる洗面所に駆け込む。洗面所の電気をつけて、なんとか扉を閉めて。洗面所という陶器に顔を近づけた。本当ならばトイレに行くべきなのだけど、やまひーが使っている最中……いや、そうでなければ私自身が座っているんだから、どのみち無理か。

「うぇっ、うげぇっ、おげぇぇ……かはぁっ!」

胃が空っぽだから、どんなに吐き気があっても行き着く先は空嘔き。息を整えて、口を濯ぐと吐き気もおさまる。近くにおいてあった椅子にもたれかかると、洗面所の鏡に自分の顔が映った。
見るからに、顔色が悪い。食あたりにより激しい下痢で、体力を持っていかれているのが改めて分かった。夜が明けたら、すぐに親父に連絡して迎えに来てもらおう。歩いて数分しか離れていないけど、その距離を歩くのすらしんどい予感がする。

――ゴロゴロ、ギュルルルルルルッ。

またお腹は動き始めていたが、明確に便意を催すまでには至らない。横になりたかったけど、階段を登るのが辛そうで諦めた。やまひーが出てくるまでには当分かかるだろうから、こうなった原因でも考えてみようかしら――


――何分くらい考え事をしていたのだろうか。洗面所にある時計は午前3時過ぎを示しているけど、そもそも私が何分、いや何十分トイレに籠っていたのか分からないのだから正確には計算しようがない。
考え事から現実世界に意識を引き戻されたのは、ひとえに自分のお腹の具合だった。

ギュルギュルギュルギュルギュルゴロゴロピィーーーーッ!
「……ダメ、そろそろトイレ行かないと……」

お腹の痛みが、またへそのあたりから更に下腹部まで動いてきて、お尻の方に圧力をかける。強烈に下痢がしたくなって、私は慌てて立ち上がった。そろそろ、やまひーは出てきてくれるだろうか。
洗面所の扉を開けた私は、一瞬で情報過多に陥ってパンクしそうになった。

「ひよりちゃん、お願い早く出てきてよぉ、うんこ漏れちゃいそう!」

「待って小春、本当にあとちょっとだから……っ!」
ブチュルルルルルルルブボボボボッ! ブビビビビビビビィーーッ!

「終わった……あと、拭いたら出るから頑張って……!」

確かにやまひーはトイレを出るところだったけど、トイレの扉の前で小春がひたすら足踏みをしていた。時々足踏みを止めて両手でお尻を押さえているから、その間は多分大波に襲われているんでしょ。
私の誤算は色々あったけど、一番大きなものは小春がトイレに来るというのをすっかり忘れていたことだった。快活な小春のことだから、お腹を壊してトイレに来るなんていう想定が私の頭の中で完全に消し去られていたんだ。食あたりになってしまえば、誰もが同じ苦しみに襲われるというのに……。

「あ、恋ちゃん……。大丈夫、もしかして、恋ちゃんもお腹壊した……?」
「え? あ……うん。完全にやられた」
「そんな~。……恋ちゃん先に入る? 大丈夫?」
「平気平気。私はまだ大丈夫だから、先に入りな」

まだ大丈夫? 本当はそんなわけがない。でも我慢できないなんて言い出せば、小春は本当に順番を譲ってくれてしまいそうで怖い。だから私は、努めていつもどおりに見えるように、お腹を押さえずに立ち続けていた。
小春がまたトイレの方を向くと、やっとやまひーがトイレから出てくるところだった。トイレに入ったときとは大違い――顔はげっそりとして見えるし、身体が全体的に重そうで、まるでさっき洗面所で見た私自身のようだった。

「小春ごめん! 時間掛かっちゃって!」
「ほんとだよっ、もう……! うんこ漏れちゃうお腹痛いっ!」

小春の姿に驚いたやまひーが脇に避けて、すぐに小春がトイレに入っていく。ガチャガチャという焦った音が続いた末に鍵がかかって、直後には小春も食あたりの犠牲になったと分かった。

「くふっ、んあぁぁ……っ! はぁ、うぅぅぅ……うぅっ!」
ブブブゥーーーッ、ブビビビビビビチビチビチビチ……ブリリィッ!
ブビビビビビィッ、ブボボボブウッ! ブチュゥッ、ビチビチビチ……

小春の排泄は、私のよりも、やまひーのよりも激しいものだった。よく考えてみれば、小春が一番シイラを食べていたし、それ以外にも食べたものの量は小春が圧倒的に多い。それを考えれば、症状が一番強く出るのは妥当な線かも。
ということは……小春、まだ当分は出てこないよね。小春の排泄にまるで呼応するかのように、私のお腹も一気に下り始める。

ゴロロロロロロロログギュルルルルルルルッ!

お腹の下の方からお尻にかけてが一瞬で熱くなって、慌ててお尻の穴を強く締めた。間に合わなかったんじゃないかと思うくらいに一気に催したけれども、なんとか持ちこたえることができた。

「こ、恋ちゃん!? 大丈夫? もしかして、また……?」
「うん……。でも大丈夫、まだ我慢できるから……!」

大丈夫なわけがない。でも、大丈夫だと自分に言い聞かせないと、今にもお尻の穴が一気に開いてしまいそう。それくらいには、ギリギリ……いや、もう決壊しかかっていた。

「ちょっと小春!? 早く出てこられない!?」

「え、ひよりちゃ……? 無理だよぉ、まだ入ったばっかだし……っ、んぅ!」
ブババババババビチビチビチビチッ、ブッビィィィィィィィィッ!

小春の排泄は、まだ始まってすぐ。お腹が渋るところか、急激な便意の原因になった最初の大きな波ですらまだ出し切っていないくらいのはず。そんな状態で、私のためにトイレを出てきてなんて、酷でしかない。
まだ終わっていないトイレを無理やり切り上げるのは、どれほど苦しくて、そしてその後に何が起こってしまうのか――私もやまひーも、これまでの経験から十分理解している。

「はは、ひより……我慢できるから、急かさないでもいいよ」
「でも、でも……もう、恋ちゃん本当にまずそうだよ……?」

思いつく限りの言葉で取り繕ってみるけど、まぁ今更十年来の親友をごまかすことなんてできないよね。足をキュッと閉じて、手をお腹に当てて、さすったり温めたりしてみて……でも、楽にならない。
だんだん、頭が回らなくなってきた。本当に我慢の限界。トイレに入ること――一刻も早く、このお腹で暴れている下痢便をトイレで出すことしか考えられない。なんでもいいから、トイレが、便器がほしい。正直に言うしか、ない。

「恋ちゃん、あとどれくらいうんち我慢できそう?」
「もう、かなりきつい……。本当に、だめ、漏れそう……っ」
グギギギギギギィギュルギュルギュルギュルギュルッ!

お腹が大きく鳴って、その度に下痢便が、熱い、下痢の、ウンチが、お尻の穴に押し寄せてくる。ひよりの前でみっともない姿は見せたくなかったけど、だめ、本当に、お尻押さえないと、全部ウンチが出ちゃう――
お尻の穴が、熱い。もしかしたら、もう漏れてるかもしれない。

ゴロゴロロロロロッ! ブビィーッ、ブスッブボォッ……ぶりっ!

「恋ちゃん、大丈夫だから……もうちょっとだから、頑張って……!」

おならが、我慢できなかった。お尻の穴を熱い空気が抜けて、辺りが一気に臭くなる。お尻の辺りがずっと熱いけど、もしかして漏らしてないよね……? うん、まだ、なんとか大丈夫。
ただ、本当に限界――そのことには、ひよりも全部気付いたみたい。私を励ますために、近くに寄ってくれていたのがかえって悪い方向に働いた。

「恋ちゃん!? ……小春、まだ出られないの!?」

「ごめぇん、本当に、無理……水っぽいうんこが、止まんない……」
ブチュルルルルル、ビチビチビチビチ……ブリュブゥゥゥゥゥゥッ!

おならが出ちゃったということは、もうすぐそこまで下痢のウンチが降りてきているということ。もう、だめ、本当に我慢できない……。お尻の穴の寸前まで、熱い下痢のウンチが降りてきているのが、もう手に伝わってくるようだった。
トイレにいる小春の、水っぽい大きなおならがこっちまで聞こえてきて――
――だめっ、出ちゃう出ちゃうだめ、我慢できない下痢のウンチが、げり……っ!

「恋ちゃん、もう少し頑張…………恋ちゃんっ!?」

「っく……ッ!? はぁ、はぁ、うぅ…………んあぁぁぁぁぁぁっ!」
ブリビチビチビチビチッ、ぶちゅるるるるるぶじゅっぶじゅっ。

決壊は、一瞬だった。崩れた、瞬間に――皮肉にも、頭は冷静さを取り戻す。
お尻に大きな力がかかって、我慢しなきゃいけないのにお尻の穴が閉まらない。
トイレに、座っていないのに……熱い下痢のウンチが、いっぱい出てきた。行き場を失った下痢便がたちまち下着全体に広がって、お尻全体が熱くなった。トイレで、あんだけ出したっていうのに……まだ、おさまりそうにない。

「ふぅん……んぐっ、あぁ……ウゥゥゥ……ッ!」
ぶぼぶびゅるるるるるるっ。ビチビチビチブチュルルルブビィィッ!

2回目の下痢便はもう下着の中にすら収まってくれなくて、ズボンの方に溢れているのが布一枚隔てて手のひらにも伝わってきた。ズボンの内側が、多分べちゃべちゃに汚れて大変なことになっているのが見なくても分かる。
漏らす量は少しでも減らそうと思っているのに、身体はもうコントロールできずにむしろお腹の中身を全部出そうとすらしている。この期に及んでも私は我慢することが全くできなくて、少し情けない気持ちにもなる。ズボンの内側の空いたスペースもものすごい勢いで減っていき、このままじゃズボンから溢れちゃう。
そうしたら最後、やまひーの家の床が汚れる……それだけは何としても防ぎたい。やまひーなら、きっと汚しても笑顔で「大丈夫だよ」って言ってくれちゃうんだろうけど、100%の確信はあるわけない。心の奥底で、“嫌われたらどうしよう”という不安が常によぎる。なのに、なのに……もう、ウンチが、我慢できない。

「恋ちゃん、これ!」

いつの間にかいなくなっていたやまひーが、どこからかビニール袋と一緒に新聞紙を持ってきてくれた。新聞紙で何をするべきかは、もうこれまでの経験で十分分かりきってる。床に新聞紙を敷いて、その上に立つと……なんだか、ほんの少しだけど安心感がある。

「ごめんね、やまひー……ちょっと、あっち向いててもらっても」
「あー、うん、ごめんっ」

これで、お腹の中に残っている下痢便を出してしまっても大丈夫。いや全然大丈夫じゃないんだけど、このまま垂れ流すよりも数倍マシだ。やまひーに見ないでおいてもらいながら、私はしゃがんだ。

「んぅぅ……ぐはっ、うぅ……ぅっ!」
ぶぼぼぼっ、ぶぅっ。ぶびっ ぶぅーっ……ビチビチビチッ。

不思議なもので、全部出し切ってもいいと分かった瞬間に便意が急速に収まった。あれだけお腹が痛かったのに、いざそこから、出た下痢便の量はごくわずか。これだけの量なのに、なんであれだけ出そうだと感じてしまったのか、今となっては分からない。
床に敷いた新聞紙には茶色い斑点が見えて、やまひーが助けてくれて本当に助かったと思った。お腹の中も一旦落ち着いたから、これで残った問題は私自身の衣服だけ。
…………。よし、始めますか。
やまひーが用意してくれたビニール袋の中には、大容量のウェットティッシュが入っていた。これを使えば身体をきれいにすることはできるから、とりあえずは下半身の汚れ大幅を全部脱がないといけない。ただ、パジャマ代わりに着用していた釣りズボンは比較的ギリギリのサイズで、下痢便で湿ってしまうと完全に脱げなくなってる。

「んー……? 脱げない……」

試行錯誤していると、不意に後ろからズボンを掴まれる。誰かと思って振り返れば、やまひーが私のズボンに手をかけていた。

「……やまひー?」
「前のボタン外せる? そしたら脱ぎやすくなると思うよ」
「え、あ、うん……。こう?」
「うん、これでいいみたい」

やまひーに言われるがままにズボンのボタンを外すと、やまひーがズボンを脱がしてくれる。優しい手付きで、やまひーはゆっくりと、汚れたズボンの内側が私の足に触れないようにズボンを下ろしてくれた。そしてズボンが落ちていく度に、内側に張り付いていた下痢便がどんどん新聞紙に落ちていく音がした。
自分の力だけでは脱げなかったズボンが、外からやまひーが力をかけるとあっさり脱ぐことができる。膝のあたりまで落ちたところでやまひーが手を離して、後は私の力だけでもすぐに脱げた。

「……ありがとう。でも、なんで……? ズボンも、すごく汚いのに」
「それは、恋ちゃんだし……。あとは、その、ある部分、私のせいだから」

……なに、その理由。ま、それはさておき、やまひーのせい? え、待ってよ、なんでやまひーが泣いてるの。泣きたいのは私の方なんだけど。

「え……?」
「私がさっきトイレを急かさなければ、恋ちゃんは漏らさずに済んだのに」
「……っ、あー」

「本当なら、私が間に合ってなかったかもしれなかったから……。だから」

そう言うと、やまひーはまたどこかに行ってしまった。階段を登る音がしたから、部屋に戻るなりしたのかもしれない。でも多分、私の後始末への配慮――ズボンを脱いで下着だけになっている私のことを慮ってのことだと思う。あとは……もしかしたら、泣いているのを見られたくなかった、のかも。何にせよ、後は私1人の問題だ。
ビニール袋が2枚あったから、片方にズボンを入れて、そのまま下着も脱いでまとめて入れてから口をしっかりと縛った。これは、自分の家に戻ってから弟たちに見つからないようにこっそり洗濯しておかないといけない。
それから、ウェットティッシュでお尻に付いている下痢便を拭っていった。残ったビニール袋に茶色いウェットティッシュが溜まっていって、十回くらい拭いたところでようやく汚れがつかなくなった。
上半身の衣服に汚れがついていないのを確認して、やっと新聞紙から降りる。茶色い汚れがついてしまった新聞紙もきちんと畳んで、後始末は完了した。あとは新しい服に着替えてしまえば……。
…………。あれ? 私の服、ズボンはともかく下着の予備なんて持ってないんだけど。



2階での探しものを終えたやまひーの提案で、私は――私たち3人は、そろって大人用オムツを履くことにした。私の家にもあるけど、やっぱりやまひーの家でも常備されていたみたい。話を聞いたら、私と同じで前に食あたりを起こした時に用意したとのこと。
オムツに履き替える時に、よくよく聞いてみたら小春もやまひーも下着を汚していたみたいだった。やまひーは布団を出る時に一瞬だけやらかしてしまって、小春はやまひーがトイレを出るのがあと一歩間に合わずに。

オムツをした私たちが再び布団に入ったのは、午前4時前のこと。でも、それから1時間経たないうちに結局また催してきて、目が覚めたときには既にオムツの中がヌルヌルという感触に包まれていた。慌てて階段を降りて、トイレに駆け込んで、最後にオムツを履き替えて。そんなのを1,2時間おきに繰り返していた。運が良かったのか、ちょうど入れ替わりになることはあれどトイレのドアを何度も叩くことになる羽目には一度もならずに済んだ。

夜が明ける頃には3人とも落ち着いて眠れなくなったから、起きていることにした。脱水症状を防ぐために3人で少しずつおかゆを食べたら、運悪く3人で同時に催してしまって大変なことになった。
意外に消化器官が弱いのか、最初に催してトイレに入ったのは小春。直後には私もやまひーも催して、すぐに我慢できなくなった。オムツの中に出すことになるのは分かっていたけど、意図的にオムツに下痢をするのは正直に言ってかなり恥ずかしかった。
ただ、それはやまひーも同じだったみたいで……やまひーは突然立ち上がって「私は……あっちで、するね」と言ってやまひーは自分の部屋に行って、そこで排泄を済ませることになった。おかげで私は、誰もいない小春の部屋でことを済ませる事ができたけど、小春への少しの申し訳なさと、隣り合う居住部屋がさながらトイレの個室のような働きをすることに若干のおかしさを感じていた。


あとは、朝になって親父に連絡をして迎えに来てもらって。結局私たち3人は、日曜日から火曜日までまる3日間療養する羽目になった。
水曜日になって、体調の悪さはなくなったから登校することにしたら、ちょうどやまひーも小春も登校を再開していた。2人は“お腹の調子がもとに戻ったから”と言っていたけど、私に関しては普段どおりに戻っても下痢気味なんだから体調が完全復活したのかは怪しい。とはいえ、普段から下痢気味なんてやまひーに知られたらまた恥ずかしいことになるから、私はちょっとだけ嘘をついた。この機会に下痢の体質が治ってくれても良かったんだけど……そんな都合のいいことは起こってくれないんだよね。

「ねぇ、また釣りに行かない? 今度はアジ!」

小春は元気だ。あれだけの大惨事になったのに、また釣りに行こうなんて考えている。ま、でも、小春の性格ならこの方が自然か。

「いいね! じゃあ今度は、この間買ったフライを……」

やまひーも、すっかり忘れているのかのように普段どおりに戻っている。日曜日はずっと暗そうな顔をしていたけど、今日はもうすっかり笑顔だ。やっぱりやまひーには、泣き顔より笑顔だよね。

「恋ちゃん! もちろん恋ちゃんも行くよね!?」
「……はいはい。またお付き合いしますよ」

やっぱり、これが私たちの日常だ。