〈俺〉は手元の鍵の番号と扉のレリーフの部屋番号を照らし合わせ、一致してることを何度も確認する。
そして一呼吸置いた後、その鍵を扉の鍵穴に差し込んだ。
中は12畳くらいの広さの空間、ワンルームマンションの一室だった。
手前にはキッチンスブースがありテレビやローテーブル、ソファが設置されている。
奥の方にはパソコンの置かれたデスクやベッドが見えた。
恐らくもともとリビングとベッドルームが分かれてたのを一部屋に改装したのだろう。
物は決して多くなく生活感はあまり感じない空間だった。
デスク脇に立てられた姿見の前に立つ人影があった。
空いた扉の音に気付いたのだろう、それはゆっくりとこちらに振り向く。
そしてまるで信じられないものを見たかのように硬直した。
表情は笑顔のままだがその内側からはひしひしと焦りの感情が伝わってくる。
まさに〈迫真〉の驚きっぷりだ。
尤も、固まって動けなかったのは〈俺〉自身も同様だったが。
メッシュの入った二色の髪にアイドルチックなフリフリミニスカ衣装、アニメチックな顔とタイツの肌。
部屋に居たのはまるでキャラクターショーに出てくるような美少女キャラの着ぐるみだった。
しばしの間の後、その着ぐるみは〈俺〉に向かって駆け寄ってきた。
何やら〈俺〉に伝えたい様子、だが面の中に声が籠って上手く伝えられない様子だ。
するとその美少女キャラは大胆に距離を詰め、〈俺〉の腕を両手で掴み耳元に顔をぐいっと近づけてきた。
面の中からくぐもったアニメチックな声が聞こえる。
『にーにー!?…なんでここに居るの?
今日は夜までバイトの筈じゃあ…』
〈俺〉のことを『にーにー』…つまり兄と呼んだ。
つまりこの着ぐるみの中身は『俺の妹』である『ミナ』ということになる。
「今日は早番のシフトだったんだよ。
それより、この状況を説明してくれるかい?」
〈俺〉は胸の高鳴りを悟られない様に平静を装いつつ、棒読み気味になりながらそう返した。
ミナの話を要約するとこうだ。
ミナは〈俺〉には内緒で着ぐるみYouTuber活動を続けていたということだ。
着ぐるみYouTuberとはVTuberのCGキャラを着ぐるみに置き換えたようなものらしい。
いつも〈俺〉が留守の時間にこの姿で動画配信を続けてきたそうだ。
ちなみにこのキャラの名前は〈システィー〉といい、今や収益化も叶う程の人気そうだ。
…〈俺〉と〈妹〉はこの部屋で二人暮らし中の筈なのだがどうやって今まで気づかれずに居たのだろう?
そもそもワンルームマンションで兄妹が一人暮らしというのも無理がないか?
突っ込みどころは色々あったが、そこはあえてスルーしておくことにした。
そしてなんと、今から間もなくシスティーの定期ライブ配信が始まるそうだ。
だが〈俺〉が部屋に帰ってきたことで大きな問題が生じた。
パソコンは部屋の角に置かれているため、そのカメラを使って配信すると〈俺〉が背景に映り込んでしまうのだ。
そのため〈俺〉は今からどこかに隠れなければいけないらしい。
『そうだ、ここに隠れててよ』
そう言ってミナが指定したのはなんとパソコンデスクの下だった。
そこならば唯一パソコンカメラの死角という事なのだろう。
…実際はトイレやバスルーム等に隠れておけばもっと楽な気もするが…
だがそこもまたスルーしておく。
〈俺〉をデスク下に押し込むとミナの入った着ぐるみはその前に腰掛ける。
俺は左右をパソコンの本体や椅子の脚に挟まれ、ただそこに座ってじっとしているしかなくなった。
そして位置的に〈俺〉の目線からはシスティーのスカートの中が丸見えだった。
スカートの中から(シュッ、コッ、シュッ、コッ)という音が聞こえてきた。
よくよく目を凝らして観察するとその音に合わせてパンティが収縮している。
つまりミナは今、チューブなどを使ってこの股間から呼吸しているという事だ。
股間呼吸…ネット小説などで読んだことはあるものの〈俺〉としては初めて目にする構造だった。
それを眼前で見せつけられ、いよいよ〈俺〉の股間は固くなってきた。
不意に真下から(ヴッ)と短いバイブ音が響き〈俺〉はドキっとする。
音の方を見るとちょうど足元にタプレットが転がっていた。
ラベルに『兄専用』と印字されている、つまりこれは〈俺〉のものということだろう。
タブレットを見ると最新の通知タブに『システィーのライブ配信が開始されました』と表示されている。
試しにそれをタップすると動画サイトの画面が開きシスティーの顔が画面に大映しになった。
それは今ちょうど目の前で配信してる画面そのものの様だ。
『あ、ニーチャさんいらっしゃい。今日は早いんですねー』
画面からミナの声が響いた。
着ぐるみの面の中にマイクを仕込んでるのか直接聞くよりもクリアで大きな音が響いている。
タブレットの音でシスティーが気づくかとも思ったがその気配はなかった。
喋ってる本人はタブレットから出る音には気付いていないようだ。
動画サイトのトップ画面には『ニーチャ』というアカウント名が表示されている。
先程システィーが話しかけたニーチャとはどうやら〈俺〉自身のリスナーネームのようだ。
つまり、どうやら〈俺〉はシスティーのリスナーでもあったらしい。
『じゃあ今日は何をするかはニーチャさんに決めてもらいますね』
ニーチャは余程のヘビーリスナーなのか他のリスナーより優遇されているようだ。
システィーの配信はリスナーとお喋りしたりゲームしたりとその内容をその時その時で決めるスタイルの様だ。
〈俺〉はお言葉に甘え、提示された候補の中からダンスを選択する。
『ダンスね、まっかせてー!』
そう言ってシスティーは席を立つと、全身が画面内に収まる距離まで移動した。
そして間もなく音楽が流れ出す、ラブキュアのテーマソングだ。
システィーはその曲に併せて激しく舞い踊る。
そのダンスには見覚えがあった、実際にラブキュアショーで使われてる振り付けだ。
〈妹〉が以前、「このダンスは激しすぎて踊った後はいつも息切れする」と語っていたものだ。
見事に踊り切り、フィニッシュのポーズを決めるシスティー。
ぴたりと静止しようとする姿勢とは裏腹にその肩は激しく上下している。
調子に乗って2回もアンコールしたのはやりすぎだっただろうか?
「実は踊ったりお芝居で動いてる時はそれがどれだけ激しい動きでも割と頑張っていられるんだ、
でも後でピッタリ動きを止めた時それまでの息苦しさが一気に襲ってくるの」
そう〈妹〉が昔語っていたのを思い出した。
モニター前に戻ったシスティーは可愛い演技を続けている。
だが大映しになったせいで肩の動きはもうどのリスナーの目線からも明らかだろう。
実際他のリスナーから幾らかそこを突っ込まれるが、システィーは可愛い仕草で必死に誤魔化していた。
だが股間を眼前に望む〈俺〉の位置からは今にも悲鳴に変わりそうな激しい呼吸音が丸聞こえだ。
恐らくもうシスティーの中のミナはこの着ぐるみから逃げ出たくてたまらないに違いない。
だがその気持ちすら着ぐるみで覆い隠し、必死で可愛い演技を続けている。
そのギャップに〈俺〉は興奮を覚えた。
そして〈俺〉にもとうとう悪戯心が沸き出した。
システィーの中のミナがどこまでその演技を貫けるか、試してみることにする。
指先をそっとシスティーの履いたニーソックスに沿えると、(つつー)と縦に滑らせる。
システィーの肌からは即座にビクッという反応が伝わってきた。
ミナの脚は結構敏感らしかった。
今度は指先で足全体をさわさわと撫でる。
下手したら蹴り返されるかなとも覚悟もしてたが、その兆候は全くなかった。
むしろ次の刺激を欲するように、悩まし気にその両足を〈俺〉こすりつけてきた。
股間から漏れる吐息も先程までの必死で酸素を求める雰囲気から、熱く湿り気を帯びたものに変わってきた。
間違いない、ミナは今『感じている』。
だがタブレットに映るシスティーの上半身の仕草からは全くその様子を感じさせない。
あくまで配信にはバレない様に耐え続けるつもりらしい。
(望むところだ)と〈俺〉も攻めをエスカレートさせていった。
配信は30分程で終わった。
システィーは配信を終えると椅子をずらしてその場にしゃがみ込む。
デスクのせいで〈俺〉に逃げ場はない、十数センチの距離で二人は見つめ合う。
続いてシスティーが抱きつくようにその両手を〈俺〉の肩にまわし唇を耳に近付けてきた。
声が聞えやすい様にしたいらしい。
だがその腕や胸から伝わる柔らかい感触に〈俺〉はひたすらドギマギしたのだった。
『配信やっと終わったよー。
長い間待たせてごめんね、にーにー』
先程下半身に施していたまぐわいについては特に何も言われなかった。
『あー今日はつかれたー。
ねぇにーにー、着ぐるみから出るの手伝ってよ』
「えっ」
〈俺〉はドキっとした。
『何びっくりしてるの?
一緒に暮らしてるんだからミナの裸なんて見飽きるくらい見てきたでしょ?』
そんな年頃の兄妹、滅多にいないだろう…
そう思いつつも〈俺〉は従うことにした。
システィーは面より先に衣装を脱ぐ派らしい。
アイドル衣装のファスナーあけを手伝いながら脱がしていくと、一糸(?)纏わない肌タイ姿のシスティーが出来上がった。
衣装の下や脇や首には汗らしい染みが浮かび上がってる。
『ほら、この衣装、動きやすく見えるけど実はこんなに暑いんだよー』
そんな風に言いつつシスティーは〈俺〉の手を取り自らその濡れた部分を触らせてくる。
指先にぬるくじっとりとした感触と体温が伝わって来た。
堪らなくなった〈俺〉はそのままシスティーの身体を引き寄せる。
システィーは一切抵抗することなく〈俺〉の方に倒れ込み、二人は抱き合う形となった。
〈妹〉のそれとそっくりな汗の匂いが鼻孔を包む。
年頃の女の子はみんなこんな匂いがするのだろうか?
その身体の奥からはドキドキと激しい鼓動が伝わって来た、まるで今にも心臓がはち切れそうな速さだ。
この鼓動は中の子の緊張の表れだろうか?それとも興奮している証だろうか?
暫くまぐわった後、ようやくシスティーの着ぐるみを脱がせる段階へ。
システィーは〈俺〉に背中を向け正座をする。
両耳パーツを外し、その下に隠されてたロック機構を解除すると面はぱかっと前後に二分割された。
ミナは外した面を横に置く、中からは汗が水滴となってポタポタと零れていた。
まだ背中向けの為にその顔はよく見えないが、顔も恐らくぐっしょりなのだろう。
後頭部にあったファスナーを真っすぐ背中まで下げてやると中からつるんとした背中が現れる。
ファスナーの割れ目からはやはりボトボトに湿ったスポーツブラやショーツが顔を覗かせた。
ミナは一思いにフードや上半身を脱ぐと〈俺〉の方に振り返った。
〈俺〉はその姿に息を吞んだ。
『ふー、苦しかったー』
アニメチックな声でそう言って手でぱたぱたと自らを扇ぐミナ。
だがその全身に『素肌』と呼べる部分は一切見当たらなかった。
肌タイツの下の全身は隙間なく肌色のラバーに覆われていたのだ。
その顔はアニメチックなシスティーとは違ってまるで洋人形のような造型。
微笑をたたえたその表情は固定されて動くことはないが、逆にその違和感が〈俺〉を興奮させる。
逆にボディはスポーツブラに浮かび上がるシルエットから乳首などもリアルに作られてることが見て取れた。
この顔の鼻や口は完全に塞がっており呼吸孔のようなものは見当たらない。
よくよく観察してみたがやはり眼の部分にすらスリットのようなものは一切無かった。
恐らく視界だけがクリアパーツ状になった瞳の部分から取られており、物理的には完全に密閉された構造の面になっているようだった。
試しにミナの股間辺りに手を持っていくと依然そこから空気が出入りしてるのが感じられた。
先程の股間呼吸はシスティーの着ぐるみではなくミナのフィメールスーツに備わっていた機能だったのだ。
实际上,从刚才开始,米娜身体的反应和声音的喘息时机就时不时有些错位。
恐怕这个声音并非来自眼前的人物,而是另一个人一边监控着这个房间一边说话。
那个动画般的声音,大概是从装在嘴边附近的扬声器之类的东西里发出来的吧。
现在,眼前的人物似乎正被那个声音操纵着行动。
但现在指出这种事未免太不解风情了。
我决定专心享受与米娜在一起的时光。
米娜之后也让我试穿各种Cosplay服装、一起玩游戏,尽情地让我开心。
过了一会儿,她说了句“好累~”,便躺到了我的腿上,令人惊讶的是,她闭上了眼睛。
那张本以为完全固定的表情,似乎只有眼睛是可以开合的。
米娜就这样发出睡息,一动不动了。
我近距离观察着她的脸,果然除了瞳孔之外,不可能有其他地方能看见外界。
现在瞳孔被眼皮覆盖,恐怕“里面的人”已经完全看不见任何东西了。
我试着用手指戳了戳她的侧腹。
一瞬间,手指传来一阵轻微的颤动,但之后再没有任何反应或抵抗。
她似乎想说“米娜已经睡着了哦……”。
也就是说,现在可以“任我摆布”了。
我一边慢慢解开身上穿着的著名动画女子制服的纽扣,一边重新抚摸米娜的全身。
从外表看不出来,但米娜脖子以上的部分触感像FRP(玻璃纤维增强塑料)一样坚硬。
在下巴附近,包裹整个头部的材质发生了切换。
但无论怎么观察,用肉眼都找不到那种材质的接缝。
果然,这不是在乳胶紧身衣外面套上FRP面罩,而是一种连面具都一体化、完全不让里面的人暴露出来的全身连体衣。
指尖传来噗嗤噗嗤的触感,感觉里面积存着液体。
在这不透气的乳胶皮肤下,大概积满了汗水吧。
背部有一条纵向的拉链,但从那里也完全感觉不到汗水渗出。
而且拉链的顶端藏在颈后,还用钥匙锁着。
似乎是为了防止像我这样的“客人”打开,只有那里被严密地保护着。
观察到这里,我才终于察觉到一丝违和感。
“为什么穿在乳胶皮肤外面的紧身衣和内衣会被汗水浸湿呢?”
无论那套角色扮演服多么闷热,这层乳胶皮肤也不可能让汗水透出去。
我把脸凑近运动文胸,闻了闻气味。
那是经常从刚从现场回来的“妹妹”身上飘来的酸甜气味。
果然,这是闻惯了的人类的汗水,没错。
而且那种放置一段时间后细菌繁殖产生的难闻气味也并不强烈。
果然,浸湿文胸和内裤的,是刚刚才出的人类汗水。
也就是说,角色扮演服的紧身衣和内裤,在米娜穿进去之前就已经被汗水浸透了。
汗水的主人是米娜里面的人还是另一个人,不得而知。
但为了营造出被汗水浸湿的角色扮演服效果,事先用某人的汗水把这套服装弄得湿漉漉的,这是肯定的。
而米娜就一直待在这套经过预先准备、湿漉漉的服装里。
也就是说……
我终于忍不住,一把扯下了米娜的内裤。
顿时,就像刚游完泳的泳者寻求新鲜空气一样,急促的呼吸声快速地重复起来。
米娜里面的人,从一开始就是隔着湿漉漉的内裤在呼吸中忍耐过来的。
那简直就像一直戴着被水浸湿的面具一样吧。
对于完全没有表现出这一切、始终可爱地扮演着角色的里面的人,我致以敬意,决定让她好好呼吸一下空气。
等里面的呼吸平复下来,我终于掏出了自己胯下的东西。
事先被告知“插入是可以的”。
剩余时间也绝对不长,眼前的对手也看不见我。
确实有些不好意思,但如果不在这里做,之后恐怕会一直后悔。
就像米娜的乳头被逼真地塑造出来一样,胯下的呼吸口也逼真地模仿了女性器官的形状。
我一边在心里为再次堵住里面的呼吸口、让她难受而道歉,一边将变硬的东西插了进去。
“哈、哈……”
触感超乎想象,就这样达到高潮也只是时间问题吧。
“哈、哈、哈……唔唔……”
人造的女性器官内部似乎也制作得十分精巧。
虽然是橡胶制成、没有贯通的仿制品,但其触感却相当美妙。
“啊、啊呜……唔唔唔……啊啊啊啊”
不,这恐怕比真的还要好。
渐渐地,我的头脑变得一片空白。
“唔……唔啊?”
回过神来,本该睡着的米娜也身体僵硬,用尽全力抱紧了我的身体。
简直就像在说她非常喜欢我一样……
“哈啊哈啊……唔,我也喜欢你,非常喜欢你……”
接近高潮的我,任由兴奋驱使,无意识地喊了出来。
“非常喜欢你……美咲!
…诶!?”
我和米娜同时猛地一颤。
(哔哔哔哔哔……)
闹钟的声音响起。
“唔~嗯…
咦,我睡着了?
呼啊~~”
几分钟后,米娜像什么都没发生过一样醒来,可爱地伸了个懒腰。
这大概是她想表现出对刚才的事毫无记忆的演出吧。
然后,被告知结束时间到了。
“啊,哥哥。差不多该出门的时间了哦。”
我将“约定好的零花钱”交给米娜,在她的目送下离开了公寓。
刚才,从自己嘴里说出的话让我吃了一惊。
那不是这个由乳胶制成的角色“米娜”,而是“亲妹妹”的名字。
我本以为自己是在和角色亲热,却意识到自己在里面想象的是“亲妹妹”。
那一瞬间,我被巨大的罪恶感袭击。
于是,我再也无法达到高潮,也无法再继续下去了。
我有一个小一岁的“妹妹”。
妹妹从小就一直很黏我。
没有经历什么像样的叛逆期,我觉得和一般的兄妹相比,我们的关系算是相当好了。
即使抛开偏爱,我觉得她也算是比较可爱,有很多仰慕她的朋友,是我引以为豪的“妹妹”。
而我自己也以被这样的“妹妹”依赖为荣。
妹妹现在,正在做扮演着装角色进行表演的服装演员的兼职。
据说是以偶然被认识的姐姐邀请去帮忙为契机,和同学一起开始的。
特别是在“爱心守护者”表演中,经常扮演“爱心守护者”的着装角色。
在家里也经常说
“和高弘一起练习双人舞的时候啊~”
“在现场又被义君缠上了~”
之类,经常向我和家人讲述表演或练习会上的事情。
而我自己也被妹妹催促过“至少来看一次表演吧”。
但当时的我,并不太清楚角色表演是什么样的。
我只知道那种用于分发纸巾的廉价着装角色,对使用它们的表演也只有“不过是骗小孩的玩意儿”这样的印象。
因此,作为青春期的男孩,觉得对这种东西感兴趣很丢脸,几乎没怎么听进她的邀请。
那天,我也完全没有积极想去看表演的心情。
只是外出时,偶然路过了妹妹出演的表演现场附近。
我对“爱心守护者”本身也完全没有知识和兴趣。
只是那天,妹妹告诉过我会扮演什么颜色的“爱心守护者”。
所以,即使没有知识,我想也能分辨出妹妹扮演的是哪个着装角色。
因为一直拒绝邀请,妹妹大概也没想到我会露面吧。
所以我想突然出现吓她一跳……带着这样的心情走向了舞台。
在那里,我认识的“妹妹”并不在。
在那里的,是一个穿着令人害羞的服装、戴着难受的面具、全身包裹着、
一边喘着气一边为了孩子们而奋力战斗的“爱心守护者”人偶。
我认识的“妹妹”不可能做出那么可爱的动作。
那个“爱心守护者”里面的人,为什么明明脸都完全没露出来,却能那么拼命地表演?
我认识的“妹妹”舞蹈不可能那么好。
那个“爱心守护者”里面的人,为什么能毫无怨言地坚持下来?
我认识的“妹妹”看起来不可能那么成熟。
那个“爱心守护者”里面的人,为什么那么让人怜爱?
为什么我会毫不在意他人目光地想抱住妹妹扮演的“爱心守护者”?
大脑出bug了。
回过神来,我竟然对妹妹扮演的“爱心守护者”……
并且对扮演“爱心守护者”的妹妹,产生了不该有的欲望。
那就是我作为着装角色迷的觉醒之日。
那天,我最终没有和妹妹见面就离开了现场。
从那以后,我对欲望了妹妹的自己感到羞愧。
妹妹依然像以前一样亲近我,但对我来说却很痛苦。
于是我开始自然地避开妹妹,在家里也和她保持距离。
离开公寓后,我失魂落魄地走了一会儿,打开了一扇独栋房屋的门。
那是真正的、我自己的家。
我默默地走上玄关,没有去家人聚集的客厅,径直走向了自己的房间。
那个房间里,我的私人物品已经几乎不剩了。
除了床之类最低限度的东西,几乎都装进了纸箱。
行李打包已经基本完成了。
几天后,我就要开始大学升学,独自去外地生活了。
我坐在床上整理包里的东西,发现定期票夹不见了。
…糟了,我慌了起来。
那里面有为去新家而预订的新干线车票。
回想起来,去那个公寓之前我确实看过。
大概是在交“零花钱”的时候,掉在那个房间里了。
只能这么想了。
明天还得再去一趟拿回来啊……
但现在,那将是一件让人心情沉重的工作。
啊…为什么会变成这样…
“玩偶公寓”的存在,是在着装角色迷的匿名社区里知道的。
据说那是一个可以和配置在各个房间里、制作精巧的着装角色亲热的公寓型设施。
没想到这种对迷来说如梦似幻的空间,竟然存在于我居住的城市…
我一下子被吸引了。
而且那里似乎不只是单纯进行性行为的地方。
着装角色会扮演对客人来说的“女朋友”、“青梅竹马”、“家庭教师”、“学生”等各种角色。
然后享受只有两人的角色扮演情境,就是这样的趣向。
预约时间的客人,会拿着各个房间的钥匙,前往着装角色等待的那个房间。
着装角色会预先设定符合客人要求的角色设定表式的关系,最初按照设施方制作的剧本开始交流。
然后在某个时间点……这次的话是从直播开始之后,就即兴进行,享受彼此关系加深的过程。
因为表演而入迷的我,觉得着装角色在表演的瞬间最有魅力。
因此,这个概念对我来说正中下怀。
当然了,价格也绝不便宜,对于学生身份的我来说,并不是能轻易光顾的地方。
我也不得不集中精力准备考试,直到最近都没有机会去那里。
但我不久后就要搬到地方上去,如果错过这次机会,恐怕短期内就无法再去了。
因此我狠下心来,为了留下回忆,连接上了预约网站。
最初我打算选择最便宜的、不指定着装角色、场景由店家安排的套餐,然后结束。
但我在网站列表里看到了一个着装角色。
那是一个名叫米娜的角色,散发着某种与妹妹相似的氛围。
回过神来,我已经支付了指定费,甚至还支付了高额的附加费用,订购了
“妹妹超喜欢哥哥,穿着玩偶服来撒娇”
这种原创场景。
而且还是足足三小时的套餐。
但即便如此,我原本打算与妹妹无关,纯粹作为情境游戏来享受……
却意识到自己内心深处,其实在那个玩偶服里看到了“亲妹妹”的影子,于是再次陷入了深深的自我厌恶。
在床上躺下发呆,不知过了多久。
突然,玄关方向传来“我回来了——”的声音。
那是久违的妹妹的声音。
妹妹似乎在平日也排了班,最近总是回来得很晚。
那脚步声在屋里徘徊了一会儿,然后靠近了我的房间。
接着敲门声响起,声音传来:
“哥哥,在吗?”
我心头一跳。
说实话,现在最不想见面的人就是她。
……但也没办法。
我尽量保持平静,打开了门。
“欢迎回来。
怎么了?今天难得这么早啊。”
自己的话让刚才的角色扮演瞬间浮现在脑海,耳朵一阵发烫。
妹妹也不知为何脸红了。
“…今天因为特别预约的准备,上班时间提前了,所以也早点下班了。
而且哥哥要是睡着了就麻烦了。”
“我…?
为什么?”
妹妹摸索着自己的单肩包,取出了什么。
“啊,那个……
哥哥,如果可以的话,用这个吧。
……入学礼物。”
妹妹递给我的是一个钱包。
而且是名牌货,价格不菲。
妹妹虽然一直继续着角色扮演秀的兼职,
但她抱怨过,酬劳几乎都被交通费和聚餐费花光了,手里根本剩不下多少。
这样的妹妹不可能轻易买得起这种东西。
啊…我明白了。
妹妹是为了这个才开始做新的兼职的。
“啊,谢谢。
总觉得…对不起你…”
想到自己刚才大手大脚花钱,不禁感到羞愧。
“嗯…虽然最近没怎么聊天,但能亲手交给你真是太好了。
以后别再在奇怪的事情上乱花钱了哦。”
妹妹仿佛看穿了我的心思,如此说道。
“什、什么叫‘奇怪的事情’…”
“哼,‘奇怪的事情’就是‘奇怪的事情’嘛。”
“…”
“…”
我本想反驳,却一时语塞,气氛变得有些尴尬。
沉默笼罩了两人。
过了一会儿,妹妹再次从包里拿出什么,开口说道:
“还有这个,掉在地上了。
这也是重要的东西,可别弄丢了。”
那是我的月票夹。
是妹妹捡到的吗?
“太好了…我正找它呢。
你到底在哪里捡到的?”
“诶?
…那个…在客厅,客厅。”
“这样啊,谢谢了。”
接过月票夹时,我脑中突然闪过一个疑问。
今天回家后,我应该一次都没去过客厅才对。
那为什么妹妹会捡到这个…?
我正想追问,妹妹却说:
“抱歉,今天急着回来,没来得及在打工的地方洗澡…现在全身是汗,黏糊糊的。
已经忍到极限了,我先去泡澡了!”
说完便像逃跑一样离开了。
我反省了至今为止不争气的自己,重新在心中发誓,要做一个不辜负妹妹的哥哥。
但总觉得有些不安,好像有什么重要的事情被忽略了……
不过,也许有些事还是不要深究比较好。
就像曾经看过《爱之治愈秀》后变得消沉的我一样,“知道”未必总能带来好的结果……
妹妹离开的走廊上,飘散着与刚才闻到的相似的汗味和乳胶的余香。
娃娃公寓
ドールマンション
这又是一个那个孩子登场的故事。