午前7時40分。マンションの一室にある廊下に、ぱたぱたという足音がやや忙しく響く。直後にはキィッ、と扉の蝶番が開閉する音がして、ぱたん、かちゃんっ、と軽快な音が一定のテンポで続く。
「はぁ……良かった、私が先入れたぁ」
小さく息を吐いて、その音の主――高橋陽葵は、1畳を僅かに上回る広さの空間で、その半分以上を占める白い物体……洋式の便器を見て、安堵の表情を浮かべる。蓋を持ち上げると現れる便座と、その奥に溜まった水がつながっている下水管は、陽葵の身体から生み出された老廃物を受け止めてくれる、この家で唯一の設備。
特にこの時間帯、朝食を終えてから学校へと向かうまでの時間帯は、陽葵が最もこの便器を必要とする時間でもあった――そしてそれは、少なからず他の人間であっても同じこと。朝食をきっかけに便意を催した人間は、便器を求める。
けれどもこの家は、陽葵ひとりの家ではない。父親や母親も居る上に、何よりも陽葵と2歳しか違わない姉がいる。生活習慣もそう変わらない姉の存在は、自宅で便意を催した陽葵にとっては最大の脅威だった。運悪く先を越されれば、長くはないが決して短いとは言えない時間、陽葵は扉の前で我慢を強いられることになる。姉の気持ちよい排泄音を聞きながら自らの肛門を締め上げる時間ほど、苦しいものはなかった。
(昨日はお姉ちゃんお腹壊してて結構待たされたし……早めにトイレ来て良かった)
便器に背を向けた陽葵は、丈の短い紺色のキュロットパンツを下ろすと、同じように水色のジュニアショーツを下げる。この年齢にしてはやや珍しく何物にも覆われていない陰部が顕になると同時に、陽葵は素早く腰掛けて腹に両手を当てた。
(別に我慢したわけじゃないのに……今日は結構うんちしたいかも)
普段ならばまだ便意を感じつつも朝の準備をしていたかもしれない時間なのに、今日は既にお腹のむずむずがピークに達していた。薄い桃色の肛門が盛り上がると、その中央がゆっくりと開いて、表面の滑らかな茶色の物体が顔を出す。
「んっ……う~~んっ……」
ぶぶ ぶびっ ぶりゅぶりぶりぶりぶりみちちちちち……
直径にして1センチを少し上回る大便は、しかし陽葵が想像していたよりも長く、一度息んだだけでは途切れない。変わらず不快感を発し続けているお腹を少しさすった後に、陽葵はもう一度お腹に力を込める。誰もいない自宅のトイレであるのをいいことに、気持ちよさを隠そうともせず、思う存分声を上げる。
「う~~ん んーっ……んっ! ふぅ……んっ!」
みちちちちちぶりぶりぶり、ぶぶっ! ぶりりりりぶちぶちぶちっ、
とぽんっ、ぽちゃんっ!
「はぁ~っ」
大便の後端が水面の下に沈んでいき、陽葵は気持ちよさそうに息を吐く。昨日のような我慢の末の排泄とはまた違った、自分の意志で便座に座り、自分のタイミングで尻を開き、自分の思うがままに声を出して1本の大便を出すという行為が、気持ちよくないはずがない。便器の中には、太さ1センチ、長さ19センチという大便が水の中で横たわっており、小学6年生にしてはやや小さい、身長141センチという体躯から生み出されたとは少し信じがたい大きさを誇っている。
気持ちよく直腸の中身を空にした陽葵は、排泄を終えて後始末……
――きゅるるっ。
……とは、行きそうになかった。
(あれ、お腹ちょっとヘンかも、ま、まだうんちでそう……)
閉じていくはずの肛門が、閉じ切るよりも前に再び開き、数回開閉を繰り返す。陽葵の感覚とは違い、その本能はまだ、消えていかない便意を訴えている。何も出てこないまま出口が開いては閉じてを繰り返していると、にわかに。
ぶちゅっ。ぶび ぶりりりりりりじゅっ
滑らかで形の整った大便とは一変し、水分量の多い、今にも形の崩れそうな……実際、水面に落ちた瞬間に靄(もや)のように広がっていく軟便が、陽葵の肛門から絞り出される。内なる症状ではなく、結果として具現化した、軟便という自らの身体の産物によって、陽葵は自分がお腹を下していることを悟る。
(お腹、下しちゃってるかも……昨日、ちょっといっぱい食べ過ぎちゃったから、かなぁ)
原因に思いを馳せると、程なくして陽葵は真理に到達する。昨日の夕飯は陽葵の大好物であるミートソースパスタ。皿に盛って母親に出してもらった一人分だけでは食べ足らず、母親に咎められつつも陽葵はおかわりをした。パスタだけでも乾麺にして150グラムを優に上回る分量は、その中に含まれている食物繊維と、ソースに含まれる脂質でもってしっかりと、陽葵に代償を支払うことを要求している――ゆるく、ドロドロの、柔らかい大便がまだ、陽葵の腸の中にはたっぷりと残されていた。
陽葵が珍しく早めに便意を催していたのも説明がつく。ランドセルの中身を詰め、歯磨きを終えた直後にトイレに向かうことを強いられたのは、陽葵自身も気付かぬうちに、その腹がしっかりと下り始めていたから。陽葵の腸内で既に生成されていた1本の大便は、その奥にある軟便に押し出される形で陽葵の身体の外に出ていた。
(うんち、すぐには出なさそうだけど、お腹むずむずする……学校でうんちするの落ち着かないし、やっぱりお家の洋式トイレでうんちしときたい)
学校で大便をするのが恥ずかしい――明確な恥じらいがあるわけではないが、友人が隣にいるかもしれないトイレで大便をすることへの漠然とした忌避感は、陽葵の中にも存在する。加えて自宅とは違い、学校にあるトイレの大半は和式便器。使えないわけではないが、極力使いたくはない。
やはり、自宅のトイレで大便を済ませてしまうに限る。陽葵は今一度腹に手を当てて、ゆっくりと体を前に倒してお腹に力を入れようとする。
――ガチャッ。ガチャガチャガチャッ。
「あれ……陽葵―? 入ってる……?」
「お姉ちゃん? 私入ってる、今うんちしてる……」
腹に力が入り、尻の穴がにわかに開きかかったその瞬間――真正面にある扉の振動によって、陽葵は全ての行動を中断することを要求される。扉を何度も揺らし、そして廊下に足音を響かせているのは、陽葵の姉。2つ上の中学2年生、蒼衣だった。
「陽葵ウンチ終わった? 私もウンチしたいから急いで……」
「うんち……ま、まだ、出そうなんだけど」
「え~急げない? 私昨日から生理始まっちゃって、お腹痛いからちょっとやばい……」
――生理。陽葵自身はまだ2度しか経験がなく、定期的に体調不良が襲い来る苦しみも知らなければ、付随して起こる消化器の異常もまた知る由もない。だが中学2年生の姉にとっては確実な日常であり、そして体質によって蒼衣が前後合わせて一週間に渡り、下痢に苦しめられるのもまた事実。
このトイレは今、陽葵が座っている最中。故にこのトイレを使い腹の中身を全て出し尽くすまで居座る権利は、陽葵にある――だが扉の向こうで足踏みを続ける蒼衣は、陽葵よりも遥かにひどく腹を下し、この便器を切実に求めていた。
蒼衣の腹具合は既に切迫している。加えてその原因は、生理という不可抗力。
だが――陽葵はどうか。
(お姉ちゃん大変そう……私みたいに食べ過ぎたわけじゃなくて、どうしようもなくて……)
陽葵の腹の中に緩い便が詰まっているのは、ひとえに昨晩の食べ過ぎのせい。言い換えれば、自分のしたことが自分に跳ね返ってきているに過ぎない。――このままトイレを使い続け、姉を追い込むという行為への罪悪感は、底知れなかった。
「……ん、う~~んっ」
ぶび ばすぅぅぅ……ブリッ!
覚悟を決める前に、改めて腹に力を込め直す。腹の中で蠢いているはずの下痢便はまだ直腸には降りてきておらず、直腸の中に残存していたガスが僅かに噴き出したのみ。正真正銘、現時点においては、陽葵の直腸の中は空になった――便意が解消されたのは事実。残ったのは、直腸よりも更に奥、S状結腸の周辺に留まっている緩い便のみ。
少なくとも、便座から尻を離す準備は整った。
「お姉ちゃん、今うんち終わったから……お尻拭いたら出る」
「あ、ほんと……? 良かったぁ」
分かりやすく安堵の声を上げた姉もまだ、中学2年生。どこか子供らしい声を上げた姉のことを考えながら、陽葵はウォシュレットのボタンに手を伸ばす。尻の穴に水流を当て、付着していた軟便の欠片を洗い流してから、小用の後と同様にしてトイレットペーパーで水分を拭き取る。後始末には1分と掛からない。
キュロットパンツを穿き直し便器の方を振り返ると、便座の中央に鎮座する1本の大便の脇に、ほんの少しだけ広がる茶色の靄が、陽葵に嫌な予感を与える。腹の奥に残る、ぎゅるぎゅるとした液体感に気付かないふりをして、陽葵は水を流した。
――カチャンッ。
「陽葵、ごめんねありがとうっ……ウンチ、ウンチでちゃう……」
「あ……うん」
どこか冷静さを持ってトイレを出た陽葵とは違い、姉の蒼衣は想像以上に切羽詰まった様子でトイレのドアを見つめていた。顔色は悪く、腹をさすりながらトイレに駆け込んでいくその姿は、今まで幾度となくトイレの順番待ちをしてきた陽葵も、滅多に見たことのない表情だった――そして、その焦りを裏付けるような音がトイレの中から響く。
ブッブブブブゥ~~~~~ビチビチビチビチビチッ! ブリリィーーッ!
「はぁ……間に合ったぁ…………」
陽葵がトイレを切り上げた甲斐もあり、蒼衣の下着は無事を守り通したようであった。茶色の汚れがショーツに付着していないことに安心しつつも、蒼衣の戦いはこれからとなる。洗面所で手を洗う陽葵の耳には、絶えず蒼衣が呻きながら腹の中身を懸命に便器の中へと注ぎ込んでいく音が響き続ける。
蒼衣は間に合った。だが……陽葵はといえば。
(お姉ちゃん、かなりお腹下してた……私が籠もらなくて良かった、けど……)
洗面所に映る自身の姿を見ながら、陽葵はそっと自分の右手を腹に当てる。
――ぎゅるり。ごろごろごろ ぎゅぅーーっ
(おなか…………いたい……)
陽葵の大腸は蠕動をゆっくりと再開し始めている。S状結腸に残されていた軟便と下痢便が、ゆっくりと直腸へ移動し始める。程なくして陽葵は、次の便意を催すことになるだろう……そしてその限界が訪れてしまうのも、そう遠くない将来の話だ。
「んぐっ…………。はぁ。陽葵…………」
トイレから声がする。陽葵は振り返り、トイレの扉に向かい合う。ドアノブに浮かぶ赤色の印が、どこか普段よりも存在感を放っているように思えた。
「ごめんね、途中だったのに譲ってくれたでしょ」
「……それは、そう、だけど…………私もまだ、うんち、したかったし……」
「そうだよね……。私、かなり下してて、結構掛かるかもだけど……我慢できそう?」
我慢できそう――蒼衣が用を足し終えて陽葵に再び順番を譲るまで、我慢できそうかという問い以外の何物でもない。だが、それが一体何分後のことになるのか、陽葵にも、蒼衣自身にも、その答えはなかった。トイレの中から響き続けている排泄音は、それが数分間というような次元で語れないことだけを示してくれる。
自宅のトイレで、いつになるか分からないが、姉がトイレを空けるのを待つか。それですらもまた、姉に半ば無理を強いてしまうかもしれない。
「……いいよ。私、続きは学校のトイレでうんちするから」
陽葵は妹である。しかし小学6年生――学校では最高学年の児童として、相応の立ち振舞を求められる。ここで姉に無理をお願いすることが現実的ではないことを理解するだけの分別は、既に持ち合わせていた。
「……ごめんね、陽葵…………。んぐっ!」
再び波が来たのか、自らの便意と向き合う蒼衣。それ以降、トイレの中からは言葉が聞こえることはなく、再び壮絶な脱糞音とうめき声が聞こえてくるのみだった。
(早く、行かなきゃ)
宣言してしまった以上、陽葵に残された道は学校への道のりを急ぐことのみ。
现在时刻是7点50分——距离开始上课还有40分钟。即使算上步行15分钟的上学路程,也还有足够的时间在学校厕所里大便。
回到房间,背上早已准备好的书包。在玄关穿上鞋子,对出来送行的母亲说了一句。
“我出门了”
然而,那声音中却隐约透着一丝不安。
上学的路需要15分钟。只要这么点时间,即使捂着开始下坠的肚子,也还有余裕忍住便意——出门时的阳葵是这么想的。至少,阳葵是抱着这个打算走的。
然而,现实却是……走过上学路的一半后,那份余裕早已消失得无影无踪。
咕噜咕噜噜噜噜——……咕噜咕噜,咕噜……
(想……想大便……要、要出来了……哪里有厕所……)
本应空无一物的直肠里,开始有腹泻便流入。比起直肠的总容积,这还不到三成。但仅仅是这三成,也足以让直肠沉重下垂,刺激肛门,试图撬开那因第一次排泄而已经松弛的肛门。
因为步幅逐渐缩小,到达学校所需的时间也开始变长。上学路已过半,但按这个速度,还要10分钟才能到学校。在这期间,能否一直忍住便意呢?
(可能撑不到学校的厕所了……哪里,有厕所……)
视线四处搜寻着厕所,但这里不是校舍的走廊,而是通往学校的大街人行道——无论看哪里,都没有厕所。画着红蓝标志的门,哪里都看不到。
突然,阳葵的视野中映入一个少女的身影。背着书包,比阳葵个子还小,大概是三年级或四年级的女生——毫无疑问,也是正走在去学校的路上。
但她突然向旁边一闪,就从大街上消失了。推开玻璃自动门,消失在那后面——那后面,是一家便利店。
(对了,去便利店借厕所……)
要忍住便意,撑到600多米外的学校厕所是不可能的。但如果是仅30米外的便利店厕所,应该还能忍住。去便利店借厕所——虽然对向店员开口这件事感到羞耻,但想到便意已接近极限,别无选择。
看到那个小女生进去后,正好过了30秒……阳葵也来到了便利店前。她把手放在自动门的传感器上,走了进去。店里并不太拥挤。收银台有两名店员,靠近出入口的收银台站着一位女店员。比起向男店员开口,羞耻心会大大降低。
“那个……可以用一下厕所吗?我、我已经忍不住了……”
“啊,可以。在最里面,请便。”
“谢谢您!”
沿着收银台旁边往里走,可以看到一扇带有红蓝标志的门。门后大概就是隔间了——阳葵寻找的便器,一定就在门后等着她。再忍一步就好。阳葵一边更加用力地收紧臀部,一边低头向店铺深处走去。
穿过一张贴着“使用厕所时请通知工作人员”告示的门,里面准备了隔间。一个男用,一个女用——两扇门并排着。阳葵毫不犹豫地走向左边,女用的门,正要推开——
——吱呀。
“……咦?”
推也好,拉也好,滑动也好,门都打不开——直到这时,阳葵才想到要看门把上的标记。
那里显示着红色的标记。里面是谁呢?
(对了,刚才那个女孩……!仔细想想,她该不会也……)
想到这一点并没有花太多时间。看到去便利店借厕所的孩子,想起了便利店厕所这个救世主——那么,那间厕所里,肯定已经有先一步进来的孩子了。
实际上,门后正好是一个四年级的女生刚脱下短裤,坐在西式便器上,用力排便的样子。
“嗯……嗯嗯——……嗯……”
噗噗噗噗……噗嗤,噗通。噗嗤,噗噗,噗嗤嗤嗤……
(在大便……虽然没姐姐那么厉害,但好像也有点不顺……)
虽然不清楚具体情况,但大概她也是想忍到学校,却感觉到了极限,才冲进便利店厕所的。这瞬间的判断救了她,让原本在肚子里健康成形的大便和稍软的大便,没有落在短裤里,而是排在了便器这个本该去的地方。
听着那排泄的声音,阳葵继续紧闭肛门。在厕所被抢先一步,一边听着先客的排泄声一边忍耐的经历有过好几次——但和家里的厕所不同,这里是便利店的厕所。而且在厕所里的,不是姐姐。因为无法催促先客的犹豫,让阳葵稍微有些焦急。
(我也……想大便……快点,结束吧……)
咕噜噜噜噜噜,咕噜咕噜咕噜咕噜噗——!
“哈啊……嗯……”
噗嗤!噗噗呜——!噗嗤噗嗤……噗嗤!
眼前的门似乎还要再过一会儿才能空出来。虽然比刚进厕所时的排泄声弱了很多,但先客似乎还在与残便感斗争。
为了分散注意力,环顾四周,旁边只有一个男用厕所。门锁着,声音不太听得见,但既然还没换人,很可能还在大便。无论如何——阳葵能冲进去的厕所,只有眼前这扇写着“女性用”的门后的便器。
就这样——等了大约3分钟。
噗哩哩哩,噗嗤……噗通。——哗啦啦啦啦啦啦啦啦,噗哩。
先客孩子的排泄结束了。软便落入便器的声音刚停,紧接着就开始了善后工作。卷纸,擦屁股,然后再卷纸……擦了三次屁股,孩子站了起来。冲掉便器里混杂着碎块硬便和软便的污物,厕所的门锁开了。
“啊……对不起……”
“没关系……”
眼前是一个背着书包的六年级生在等着,阳葵对慌忙道歉的孩子摇了摇头,然后走进了厕所。锁上门,面对便器时,刚才那个孩子留下的大便气味,还牢牢地留在隔间里。
和在家时一样背对着便器,阳葵急匆匆地——这次同时抓住灯笼裤和短裤,一口气拉到膝盖。坐在比家里的便器稍大一点的便座上,一边吐气一边用力。
“嗯……哈啊,呼嗯……嗯咕,噗!”
噗哩哩哩哩噗嗤!噗噗呜呜呜呜噗噜噗噜噗噜噗呜呜!
虽然算不上完全的腹泻,但毫无疑问已经脱离了可以称为健康成形便的范畴。比刚才那个孩子排出的水分更多,让原本清澈的便器水变得浑浊发黄的大便,从阳葵的臀部涌出。
“嗯,嗯——嗯嗯!嗯嗯——,呼嗯!”
噗噗噗噗噗噗通噗通噗通噗通噗通!噗噗呜——噗嗤嗤嗤嗤,噗嗤!
有那么一会儿,阳葵沉浸在排泄中。本来应该排在家里的便器里的东西——为了把便器让给姐姐而不得不忍受的、意料之外的痛苦软便和腹泻便,阳葵终于将它们挤进了便器这个场所。虽然没能忍到学校的便器,但便器本身并没有错。
“哈啊……哈啊,大便,好像,稍微……停了……”
回过神来,已经失去了时间感。从两腿间看向便器,里面积着褐色的水。不像家里的厕所有成形的大便,只是稀烂的软便在水中化开。肚子不舒服是显而易见的。
要不要说肚子痛,向学校请假呢——这个念头微微掠过脑海。而且,可能在学校又会想大便。最坏的情况,可能不得不在课堂上举手离席。想到青春期少女应有的羞耻心,作为交换回家向母亲诉说情况,也不是不可能的选择。
——但是。
(不想说是因为晚饭吃太多弄坏了肚子……。这、在这个厕所里好好把大便排干净的话,应该就没事了……)
肚子深处还残留着微弱的不适感,腹痛也并未完全消失。但便意几乎已经没有了,为了挤出残留在肚子深处的大便,需要稍作休息——也就是俗称的“肚子发紧”的状态。阳葵揉着肚子,准备再借用一会儿便利店的厕所,与肚子里的不适感战斗。
就在这时。
咚咚咚咚!!
“那个……能不能请您快一点,我肚子,好痛,已经到极限了……!”
门轻微震动着,一个急切的诉求传入阳葵耳中。声音并不熟悉,而且听起来比阳葵年长得多,像是高中生或大学生,也可能是社会人士。无论如何,门外站着的这位女性——正被强烈的便意催逼着。冲进便利店厕所,发现唯一的隔间关着,惊愕得连绝望的时间都没有,只能敲打眼前的门——她已经被逼到这种地步了。
巧合的是,这和大约15分钟前阳葵经历的情况如出一辙。阳葵的便意浪潮已经平息。但还没有完全排空的感觉。可是——比起这个,有更需要这个便器的人。区别只在于对方是亲姐姐还是陌生人,本质状况并无不同。
是继续占用这个便器,花时间挤出不确定是否还有残余的便便,还是将这个便器让给需要的人。面对第二次抉择,阳葵的脑海中浮现出自己为何会出现在便利店厕所这个本不该在的地方的原因。
(因为在家……强行中断了大便,所以忍不住了……现在)
这个原因,正是自己为了将厕所让给姐姐,而掩盖了自己仍存在的残便感。如果再次这样做,可能又会在学校这个地方被便意袭击。
突然,阳葵注意到隔间里放着一个在便利店厕所里不常见的时钟。现在时刻刚过8点5分——即使现在善后完毕去学校,也还剩大约10分钟的时间。有那么多时间,去趟厕所是很容易的。
(虽然肚子咕噜咕噜的不舒服……)
“啊……那个……?真、真的忍不住了,求求您了……”
(对于快要大便失禁的人……应该把厕所让给她……)
“……我马上就好。”
伴随着轻轻的敲门声,阳葵这样回答。和家里的厕所一样启动温水冲洗功能,洗完屁股后擦干。麻利地完成善后,冲水走出隔间时,外面站着一位捂着肚子的西装女性。
“啊……!对、对不起,不过谢谢你……!”
まさか個室に小学生が入っているとは思わず――恥ずかしくドアをノックしてしまった自身の行動を恥じながら、それでも暴れる便意には抗えず、パンプスの軽快な足音を響かせながら、彼女は個室の中に入っていく。大便のにおいが蓄積した個室の中で彼女もまた、尻を落ち着けて排便を始めるに至ったようだった。
ブビビビビビィ~~~~~ビヂビヂビヂビヂブジュブジュルルルブゥゥッ!
「はぁ、はぁぁ……ぁぁっ! んぐぐぐ……ぅっ!」
自分のものとも――或いは、先程聞いた姉のものとも比べ物にならないほど激しい脱糞音を聞き、陽葵は扉の奥の女性が経験してきた壮絶な我慢に思いを馳せる。彼女は、陽葵よりも遥かに限界そのものであった。便器を譲ったのは正しかった……そう言い聞かせるように、陽葵はトイレを出て、店員にお礼を告げてからコンビニを出る。
そして通学路に戻ると、およそ12分間の寄り道の遅れを取り戻すかのように、やや早足で学校へと歩いていくのであった。
二度にわたる不完全燃焼な排泄を終えた陽葵が学校に着く頃には、もう始業時刻の10分前になるところだった。教室に着いてランドセルを置けば、既に登校していた友人が声を掛けてくる。
「陽葵、おはようー」
「あ、おはよう智香ちゃん。あの私トイ……」
「ねぇ聞いてよ陽葵、昨日お母さんと買い物に行ったんだけどさ〜」
トイレに行こうとする陽葵を、友人が間髪入れずに話しかけてきて逃がしてくれない。思い描いていた、朝の会までの短い時間で残便を出し切る──そんな計画はあっさりと崩れ去ろうとしている。
話をしながら、陽葵はそっとお腹に手を当てる。コンビニのトイレを出て以降、動き出しそうな気配を見せていた大腸は一転し、奇跡的に鎮まりかけていた。
(この感じなら……トイレ行かなくても大丈夫だよね。お腹落ち着いたら、放課後まで我慢できるかな)
お腹の痛みもなければ、便意を催しているわけでもない。ただどこか、お腹にもやもやとした感覚が残っているのみ。友人との会話を遮ってまでトイレに行く決断は、今の陽葵には下せなかった。
(……うん。大丈夫)
こうして朝の時間を友人との会話に使い、チャイムが鳴って朝の会が始まる。終わると程なくして、1時間目の社会科の授業が始まった。
45分間の授業が、およそ40分経過したとき……あと5分で休み時間という時になって、陽葵の顔には、先ほどまでの余裕とは打って変わって、焦りが浮かんでいた。
──ぐぅぅぅぅぅぅぅ。ぎゅるぎゅるぎゅるぴぃーーーーっ!
(お腹……いたい。うんちしたいっ、トイレ行きたい……!)
陽葵のお腹が鎮まりかけていたのは、いっときの偶然に過ぎない。S状結腸に残されていた僅かな残便は、新たな下痢便を呼び寄せ、再び便意の波となって直腸を襲おうとしている。じわじわと直腸の中に液状の大便が溜まり始め、下に伸び始めた直腸が肛門をノックする。椅子の上で小さくお尻を揺らしながら、陽葵は肛門を締め付けて大便を我慢する。
授業は残り5分だった。今すぐに漏れそうというわけではない──手を挙げてトイレに行くのは憚られた。授業中にトイレに行けば、どう捉えてもお腹が痛いのが我慢できずに大便しに行くのが確実になる。同性である女子に知られるのならまだしも、教室にいる男子達に知られるのは、陽葵も恥ずかしい。
(我慢できる……休み時間になったら、すぐトイレっ)
1時間目と2時間目の間の休み時間は5分しかないが、今の陽葵にとって重要なのはとにかくトイレに行けること。幸いにして陽葵のいる6年1組の教室は、トイレからほど近い。授業が終わってすぐに駆け込めば、ほぼ確実に個室に入れるだろう。
あとは──その休み時間までの5分間を、我慢することのみ。短いようで長い残り時間を、陽葵は必死に我慢しながら過ごしていく。すでに2回も排泄をして締まりが悪い肛門を、椅子に座りながら肛門括約筋の力だけで締め続けるのは、想像以上に苦しい。
ノートの上を滑る鉛筆が、時折小さく震える。便意の波が来たら、何を差し置いても我慢をする他にない。本能によって動かされている鉛筆は、黒板に書かれた文字を書き殴るのみだった。
(あと2分……あと2ふんでうんち、といれ、うんち……)
とにかく大便がしたい。大便をすることしか考えられない。トイレの前で空くのを我慢しているときとは、また違った苦しみがある――いつ空くか分からない我慢に比べれば、チャイムという区切りがある我慢のほうが精神的には楽かもしれない。その代わり、ここはトイレではなく、一般の教室である……万が一のことが起これば最後、その醜態はトイレに居るごく僅かな数の人間ではなく、三十数名の視線に晒されることになる。
極限の重圧に耐えながら、陽葵は必死に尻の穴を閉じ続けた。お腹の中で下痢便が動き回り、何度も強烈な圧力が肛門に掛かる。コンビニのトイレの前で空くのを我慢したときよりも遥かに苦しい、今日一番の猛烈な便意の波だった。
ぐぷぷぷぷぷぷぷっぎゅるぎゅるぎゅる~~~ごろごろごろっ。
(ひぅっ……だめ、漏れちゃう……っ)
便意の波の猛追はおさまらない。1時間半前に陽葵は、彼女自身よりも追い込まれていた一人の女性を救うために、便器を譲り渡した――それ自体は間違いではない。だが無理をした代償が今、陽葵を襲っている。便意の代償は、便意でしかない。そしてまた、その代償を払う方法もまた、トイレに行くことしかない。
陽葵の目に、涙が浮かび始めた――
「チャイムが鳴りましたし、今日はここまでにしましょうか。次までに資料集の113ページを読んでおいてください。では、ここまで」
「きりーつ、れい」
「……あっ」
(授業終わった……! トイレ行けるっ、うんち、うんちうんちうんちっ!)
チャイムが鳴る音と同時、先生の挨拶で、陽葵は顔を上げた。限界寸前の尻を抱えて、陽葵は立ち上がる。先生が教室を出ていくよりも早く、陽葵は廊下へと飛び出してトイレへとの道を急いだ。廊下の突き当たりに、2つ並んだ入口がある――迷わず女子トイレの方へと入っていくと、まだ誰もトイレには来ていなかったようで、センサーが作動して電気がつく。
耐震工事の際に電気だけは新しいものになっていたが、便器は古いままだった。入って左手に個室が4つ並んでいて、一番奥にある1つだけが洋式。その手前にある3つが和式便器。陽葵は迷うことなく、一番奥の個室へと走る。
(うんちは……座って、したい……っ!)
手前の個室にある和式便器を見てしまうと、尻の穴が緩みそうになる。それでも陽葵は肛門を必死に閉じながら、洋式トイレのある個室までの10メートルを走りきり、そして個室の中に入った。鍵をかけながら同時に体を反転させ、便器の方に尻を向ける。キュロットパンツとショーツを同時に引きずり下ろしながら、陽葵は座り込んだ。
「ふぅぅっ……うぅぅんっ……!」
ぶびびびびぃ~~~~~~ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶりりりりっ!
尻の穴で爆弾が爆発したかのような、とてつもない音が女子トイレの中に響く。便意を感じ始めてからは10分ほどしか我慢をしていないが、下りきった腹の中から生み出される下痢便とガスは、壮絶な音を奏でる。誰が聞いても下痢をしていることが明らかな、そんな音を陽葵は尻から響かせ、それでもなお脱糞は止まらない。
ぶびっ、ぶぅぅぅぅっ! びちびちびびちちちちぃーーーぶぅっ!
和式トイレに比べればその音は小さく済んでいるが、陽葵の尻から響くその音は個室の外にどうしても漏れ出していく。そして休み時間が始まって数十秒が経過すれば、陽葵以外にもトイレを使いたい児童がやってくる――同じクラスであったり違うクラスであったり、しかしその音を聞いた児童たちの反応は、変わらない。
「お腹壊しちゃったのかな……」
「ね……大変そう。きっと1時間目ずっと我慢してたんだよ」
「ちょっとくさいかも……」
「ユキちゃん、ダメだよそういうこと言っちゃ」
男子たちのように、大便をしただけで心無い言葉を掛けられることはない。基本的には陽葵を心配する声と、ごくたまに、個室の外に漏れ出してしまうにおいに言及されるのみであり、陽葵は落ち着いてお腹の中身と向き合うことができる。
1時間半の間に、陽葵の直腸には大量の下痢便が押し寄せていた――30分を空けてコンビニのトイレに駆け込んだときに比べて、時間だけ見ても3倍。陽葵の直腸は7割以上が下痢便で満たされ、それを一心不乱に便器へと注ぎ込んだとしても、そう簡単に出し切れるということはない。
ぶりりりりにゅるんっ! ぶっぶぅぅぅびぃぃぃぃぃっっ!
「はぁ……はぁっ、ふぅ……」
大きな音で放屁をして、排泄が小休憩に入った。まるで50メートル走を終えた後のように肩で息をしながら、陽葵はお腹をさすり続ける。お腹の奥に残るズキズキとした痛みは、排泄を始めたときとまだほとんど変わらない。
陽葵の後にトイレへとやってきた児童は、小用を足しに来たようで3通りの水音がトイレの中に響いている。やがてその音も止まり、続々とトイレットペーパーを巻き取る音と、水の流れる音が聞こえ始めた。隣にある個室で人が入れ替わり始め、陽葵は時の流れを実感するようになる。
(5分休みだから、早く、うんち済ませないと……うんっ、う~~~~んっ)
学校のトイレという環境である以上、家のトイレのように大きな声を出して息むわけにはいかない。声を押し殺しながら、お腹に力を込め続けている陽葵の肛門は、何度も開閉を繰り返している。時計の見えない個室という狭い空間の中で、形のない重圧に追い立てられながら、陽葵は息み続けた。
ぶじゅぶじゅぶじゅぶりりりりりりぶびびびびっ!
にわかに尻の穴のすぐ上が重くなり、第二波が始まる。水気ばかりの噴出物は、いよいよ軟便と形容できる域を超え、紛うことなき下痢便だった。お腹はなおのこと痛みを強め、お腹に当てられた両手は絶え間なく左右に動き続ける。お腹をかばうようにしながら体を丸め、後ろに突き出された小さなお尻の中央からは、大噴火が続く。
ぶびゅるるるるるびちびちびちっ! ぶぶぶぅーーーーっ!
コン、コン。
「え……?」
不意にノックを受け、陽葵の体はびくりと跳ね上がった。だがその直後には再び体を同様に丸め、尻から下痢便を絞り出し続けることになる。
「えっと……あ、出てきて欲しいわけじゃなくて。保健室の先生呼んでこようか?」
この学校の第6学年の女子児童は、誰一人として、下痢便を絞り出す陽葵のことを嘲ることはない。悪意を向けることもない。優しく、穏やかな学年であった――優しすぎた。
隣のクラスの保健委員が、わざわざ女子トイレで自分の用を終えたあとに、激しい下痢を繰り広げている陽葵を、気遣ってくれたのだ。純度100%の優しさは、決して陽葵を責め立てたりはしない。ただ、その一瞬の声掛けによって、排泄のペースは崩れる。
「だ、大丈夫……ありがとう……うぅんっ!」
ぶちゅるるるるっ! ぶりっ! ぶぶぶぅっ ぶぅーっ!
「うん……分かったけど、その、お大事に……」
「はぁ、はぁ……。んぐ、うぅっ」
排泄することに集中したかったのに、否応なしに陽葵は個室の外に意識を割かざるを得ない。会話を終えて再び肛門を大きく開き排泄を再開すると、その間に直腸へと溜め込まれた下痢便が再び便器の中に注ぎ込まれる。
(お腹……こんなにピーピーになっちゃうなんて……食べ過ぎただけなのに……?)
今や陽葵のお腹は完全に下りきっている。その本当の原因は、単に食べ過ぎたことではなく、2度にわたって排泄を中途半端に終えてしまい、大便を腸内に残すという選択をしてしまったせい――大腸の蠕動運動のペースが乱れ、食べ過ぎによって起こるはずだった腹下しよりも更にひどい下痢に、陽葵は見舞われている。もちろんその事実に、陽葵が気付くことは全くない。
にも、関わらず――陽葵はまた、その選択をすることを強いられかけていた。
(5分休み終わっちゃう……早く出なきゃいけないのに、まだ、下痢が出そう……)
目に見えない、時間というプレッシャーがいよいよ陽葵を追い立てる。5分間という時間ではお腹の中身を出し切ることが厳しいのは、もともと分かっていたこと――それでも陽葵はトイレに駆け込んだ。いや、駆け込む他に選択肢はなかった。さもなければ確実に、2時間目の最中には限界を迎えて公衆の面前で醜態をさらしていたことだろう。
まだお腹はギュルギュルと不気味な音を奏でている。トイレに駆け込んできたときのことを思えばその蠕動は随分と小さなものになったが、それでもまだ陽葵は意識の何処かを常に、その腹痛に取られている。
「2時間目の理科、確か理科室だよねー」
「急がないと、あと休み時間1分ちょっとしかないよ」
不意に、聞き覚えのある声――クラスメイトの声が個室の外から聞こえてきた。用を足し終えた後のクラスメイトが2人、トイレの中で手を洗いながら会話をしているらしい。そこまで来てようやく、陽葵は自身が追い込まれている状況に気がついた。
(2時間目……理科室行かなきゃ! これ以上トイレにいたら、遅刻しちゃう……んっ!)
次の授業は理科。教室で行われることも多いが、今日の授業は理科室で行うため教室を移動するように……そう指示が出ていた。理科室は本校舎ではなく、旧校舎にある。6年生のフロアからは走れば30秒と掛からずに着ける距離だが、それでも時間がないことに変わりはない。移動するための30秒という時間は、陽葵がトイレを使う30秒から捻出する以外になかった。
びゅぅぅぅぅっ! ぶびびびびびぃーーーーっ!!
陽葵が最後に息むと、大きな放屁の音が響く。本当はまだ大便をしていたい。ビチビチという音を立てて、腹の中に残る下痢便を絞り出してからトイレを出たい――だがそのためにはまだ、少なく見積もっても5分が必要だった。
そのための5分間を、陽葵は――次の中休みに託す。
(中休みは20分あるから……それまで、なんとか、我慢すれば……)
トイレットペーパーを手にとって、お尻に当てる。ウォシュレットがない分だけ時間が掛かるが、それでも陽葵は必死に急いで、30秒でなんとか後始末を終えた。レバーを倒して、水が流れきったのも確認せずに個室を飛び出す。和式トイレの個室は2つ使用中となっていたが、もう順番待ちをしている児童はいない。その個室からも、慌てた様子で紙を巻き取る音がする。
手を洗い、慌てて教室に戻る。既に他の児童は教室移動を終えていて、教室には誰一人として残っていない。陽葵は慌てて筆箱とノートを手に取ると、大急ぎで階段を降りて1階に降りて、渡り廊下を駆けていく。
キーンコーンカーンコーン……「はぁ……着いたぁ」
陽葵が理科室にたどり着くと同時に、チャイムが鳴る。
決められた席に着いた瞬間、白衣を着た先生が入ってきた。
――きゅるっ。
(大丈夫……だよね。あれだけうんちしたんだから、45分我慢できる、はず)
陽葵は机の下で、キュロットパンツの裾をそっと握りしめた。
2時間目の授業の理科実験は、滞りなく進んでいる。水溶液にリトマス試験紙を浸し、液性を確かめるというシンプルな実験は、特段の遅延が起こることもなく、全ての班が予定通り、45分間という時間内に作業とノートへの記録を終えていた。
そして、チャイムが鳴る――空気が弛緩していく中で、やはり陽葵は際立ってソワソワとした様子を隠しきれていなかった。
(うんち、うんち……トイレでうんちできるっ……今度こそ、ちゃんと……)
腹の奥がぐるぐると唸る。体の中に重低音が響き続ける――それでも陽葵は、45分間もの間、便意を我慢し続けた。幸運にも――或いは休み時間に3分半ずっと腹の中身を絞り出し続けたのが功を奏したのか――2時間目の授業中は、1時間目のような危機的な状況に陥ることもなく、陽葵は平穏に近い状況を過ごすことができた。もっとも、腹痛や便意が完全に消失したわけではない。けれども今すぐトイレに行きたいと思うような強烈な便意に見舞われることはなく、中休みを迎えるに至った。
「じゃあ、片付けが終わった班から休み時間なー」
先生からの指示が入り、陽葵は誰よりもてきぱきと片付けをする。腹痛を悟られないように、けれどもその動機は、一刻も早くトイレに行くために――陽葵の座っていたテーブルはどの班よりも早く後片付けを終え、解散することができた。
(教室のところ……のトイレまで戻るのはちょっと辛いかも。それに混んでたら我慢しないといけないし……だったら旧校舎のトイレにしようかな)
「智香ちゃん、ごめん、ノートと筆箱…………あれ?」
同じ班にいた友人、智香に荷物を預けようとした陽葵は、しかしその友人の姿がもういなくなっていることに気がついた。他の班を見回すも、中休みということもあってか弛んだ様子で片付けをしており、まだ教室に戻りそうな児童は他にいない。
仕方なく陽葵は自分でノートと筆箱を持ち、理科室を出ていく。廊下に出て、右に行けば旧校舎と本校舎をつなぐ渡り廊下に繋がっている――だが陽葵は真逆の左方向に行き、廊下の突き当たりにあるトイレを目指した。
トイレに向かって歩き始めて、すぐのこと……陽葵の視界に映ったのはトイレではなく。
(智香……ちゃん…………?)
自分よりもおよそ10メートル先を歩く智香の姿が目に入る。どこか急ぎ足で、まるで自分自身の姿を鏡に写したかのような友人の姿に驚きつつも、自身の腹も悲鳴を上げている。休み時間に入ったという安心感が腸を動かし始めたのか、先ほどまでとは一転し、徐々に陽葵の直腸には下痢便が溜まり始めている。ずっと感じていた残便感とは明らかに異なる、強まり始めた便意を前に、陽葵の足が速まった。
前を歩く智香との距離がおよそ半分程度まで縮まったところで、智香が角を曲がる。トイレの入口に、友香はたどり着いたようだった。それから遅れること数秒で陽葵もトイレにたどり着き、やはり同じようにトイレへと入っていく。女子トイレの中から響いているぱたぱたという足音は、智香のものだろうか。
旧校舎のトイレは狭く、個室が2つしかない。縦に連なった2つの個室のどちらにも和式便器が鎮座している。陽葵がトイレに足を踏み入れたとき、奥側の個室にだけ鍵がかかっており、手前の個室の扉は開いていた。智香は奥の個室に入ったのだろうか――
(智香ちゃんが隣だとちょっと恥ずかしいけど、我慢できないし仕方な――――え)
次の瞬間、音を立てて手前の個室の扉は閉まり、鍵がかかった。
奥側の個室は、智香が入るよりも前に、既に先客が入っていた……その事実を示すかのように、排泄の音が響いている。
「んっ…………う~~んっ」
ぶりりりりりっ! ぶぶぅぶりぶりぶりぶり、ぶぼっ ぶりっ
誰が入っているのかは当然ながら分からない。けれども確かなのは、その先客が大便をしているということ――それも普通の大便よりはやや緩い、軟便に近い代物。すぐにトイレが空くとは思えなかった。
そうなれば、残された希望は智香が入る個室しかない。タンクの上にノートや筆箱を置く音と衣擦れの音が終わると、智香の排泄が始まる。ゆったりとした、けれども我慢していたことを伺わせる、勢いのある放尿音が個室の中から聞こえてくる。
(智香ちゃん、おしっこ我慢してたんだ。だから校舎まで戻らずに……)
「ふぅぅ………………
じぃぃぃぃぃぃぃぃじょろじょろじょろじょろ。
んっ!」
ぶりりっ!
その破裂音は、穏やかな放尿には似つかわしくない音。尿道ではない別の穴が開き、尿ではない何かが出ようとしていることを示す音。陽葵の額に、一筋の冷たい汗が流れる。嫌な予感がする――けれども、陽葵自身にはもうどうしようもない、友人の排泄は、もう引き返せないところまで進んでしまっていた。
「んく…………うーんっ…………はぁ。んっ」
ぶびびっ ぶりりりりむりむりむりにちちちちちっ、ばしゃっ! ぶちゅっ
智香の尻から、やや細いながらも健康的な硬さの大便が1本ひり出され、和式便器の底面に打ち付けられて水音を立てる。それだけでは排泄が終わることもなく、そのまま息み続けた智香の尻は再び開き、健康的なものよりも格段に緩い大便をほんの少し、けれども勢いよく和式便器に向かって噴き出した。
智香の排泄が始まり、その扉の外側では、陽葵が体をよじらせていた。中休みに希望を託して休み時間の排泄を無理やり切り上げ、2時間目の45分間を乗り越えてようやくたどり着いたトイレは、使用中。しかも先客が2人とも大便をしているとなれば、その絶望感は計り知れない。
(智香ちゃんもうんちなんて……どうしよう、うんちしたいよ……トイレでうんち……)
ぎゅるるるるるぐぷぷぷぷ……ごろごろごろろろろぐぐぐぐぅぅぅっ!
家のトイレに座っていたときは使いたくないとすら思っていたあの和式便器が、今となっては恋しくて仕方がない。朝の自宅のトイレで陽葵が出てくるのを待った姉の気持ちと、コンビニのトイレで陽葵が用を足し終えるのを待ったスーツ姿の女性の気持ちが、今初めて理解できる――陽葵は気づけば、目の前にある扉を叩いていた。
「智香ちゃん……入ってる……?」
「え、陽葵、ど、どうしてっ、なん、で……っ」
和式便器に跨がりながら、扉の方を向いて智香は応じた。突然、扉の外から友人が声を掛けてきたという事実が、にわかには受け入れがたいのか声が裏返っている。そして何より、智香の尻からの脱糞音は、その間も止まることがない。
対する陽葵もまた、冷静さを失いつつあった――語彙がほんの少し幼くなりながら、自らの窮状を友人に向かって必死に訴える。
「智香ちゃん、その、私お腹痛くて、すっごくお腹痛くて下痢ピーで、だから、代わってほしくて……っ」
「陽葵……ごめん、私も今ウンチしてて、んぅぅぅっ……!」
ぶりりりりぃーーっ! ぶぼっ ぶちゅっ ぶぅぅぅぅぅっ!
「ごめんねっ、私も朝からお腹痛くてっ、でも5分休みじゃウンチ終わんないから授業中ずっと我慢してて、だから、ちょっと、今、うぅんんっ!!」
ぶびっぶりぶりぶりっ! びちちちちちちちちぶびぃ~~~っ!!
だが、個室の中にいる智香もまた必死だった。智香の腹痛ははるか2時間前に遡る――朝の会が終わった直後にじわじわと始まった腹痛を、ずっと我慢してきたのだ。陽葵が堪らずトイレに駆け込んだ5分休みも、本当は智香だって大便がしたかった――だが5分という短い時間では終わると思えなくて、智香は我慢という苦しい道を選んだ。
どちらが正しかったのかは分からない。結果論として2人とも、2時間目が終了した時点では下着を汚していなかったのだから、それは正しい決断だったのだろう。ただ――その後の選択が、命運を分けようとしている。先にトイレに入った智香と、後塵を拝した陽葵には、決定的な結末の違いがある。
ふすっ、ぶりり ぶぴっ……ぷりっ! ぶぶぅぅ……。
ぶぅぅぅぅぅぅっ! ぶびっ! ぶびびびびびびぢぃっ!
陽葵の尻からは軽く乾いた放屁音が弾ける。
智香の尻からは重く湿った放屁音が弾ける。
にわかに、智香の尻からの排泄は途切れた――尻からは液体がぽたぽたと滴り落ちるのみ。勢いの排泄は止まっている。陽葵は一縷の望みを懸けた。
「智香ちゃん……まだぁ……?」
「ごめん陽葵、まだ……ウンチ出そうで、だめ……」
智香は力なく腹をさする。尻からは新たな噴出があるわけではない。それでもしゃがみ続けるということは――次の便意の波が来るまで、残便が出尽くすまで、この場に留まるという意思表示に他ならない。
うんちが漏れそうな人間に便器を譲った代償として下痢に苦しむ陽葵は。
「所以……对不起……再、再忍一下……」
「别、别这样啊……」
然而,没有人愿意把便器让给她。
无情地,智香再次发出巨大的声响开始排便。与此同时——
咕噜噜噜噜噜咕噜咕噜噜噜噜噜哔——————!!
终于,阳葵的肚子奏响了极限的号角。新的波浪从腹部深处涌起,缓慢地通过大肠,开始向直肠移动——已经因腹泻而满满当当的直肠,如果再被下一波浪潮冲击,阳葵那早已松弛的肛门恐怕是无论如何也承受不住了。
(早知道会变成这样,就算迟到也要……不,不是,是去厕所啊!)
留在这里,阳葵已经没有获救的可能了。阳葵全力冲过旧校舍的走廊,跑过连接走廊。进入本校舍,只要再爬上楼梯就能到达六年级教室所在的楼层——但在那里等待着她的,并不是为阳葵准备的便器,而很可能是阻碍阳葵去路的排队行列。向同年级的女生们请求让出位置也不是不可能,但羞耻心将是难以想象的。即使对排泄行为本身的羞耻感还不算太强,但让别人知道自己忍耐到了极限,这对青春期的女生来说,无疑是最大的羞耻,这一点毫无疑问。
既然如此——阳葵的视线中出现了保健室。
(保健室的厕所……肚子痛的时候,好像是可以用的……)
就在升降口旁边的保健室里,设有厕所。肚子痛的时候,或者实在觉得难为情的时候,可以使用——她是被这样告知的。与其就这样上楼,在不少女生面前提出难堪的请求,不如敲响保健室的门,羞耻感或许还少一些。
「打扰了……!」
推开保健室的门,走了进去。上次进来,大概是半年前体育课摔倒的时候吧。在和那时没什么变化的保健室里,保健老师在。
「哎呀,怎么了?」
「我、我肚子痛,能、能用一下厕所吗……!」
「可以哦。西式的现在有人在用……只有和式的空着,没关系吧?」
比什么都更有说服力的、从阳葵下腹传来的声音,让保健老师立刻同意了。阳葵苍白的表情中,开始混入一丝微弱的安心。
「东西可以放在这里哦」
「啊,谢谢您」
把笔记本和笔盒放在架子上后,阳葵一溜烟地冲向保健室最里面的门。保健室的厕所是男女共用的,但对现在的阳葵来说,这都无所谓了。只要有便器就行。
打开门,里面有两间。西式厕所的隔间有人在用,但和式厕所的隔间门是开着的。这次真的没人了,阳葵可以用的便器就在那里。
从西式厕所里,传来了已经解决完、正在卷卫生纸的声音。如果再忍耐大约一分钟,或许就不用蹲着,而是可以坐着大便了。也不用担心溅到地上,也不用害怕失去平衡——
(……不、不行,等它空出来我根本忍不住!!)
但阳葵选择了扑向眼前的便器。冲进隔间,粗暴地锁上门,跨上和式便器。用颤抖的手褪下灯笼裤,接着又褪下内裤。确认布料后面没有污渍后,阳葵蹲下身,向前迈了一步。
抓住面前墙上的扶手,阳葵猛地,张开了臀部。
「唔呜呜……,哈啊,嗯嗯嗯……!」
噗噜噜噜!噗——————噗嗤噗嗤噗嗤噗嗤噗噗噗噗噗噜!
结果忍耐的时间,比起第一节课后的课间休息排泄时还要长一些。从腹部深处被推送出来的腹泻,阳葵不断地倾泻进和式便器中。比想象中更水的腹泻,化作无数斑点溅到了和式便器的侧壁上。
面对前所未有的腹痛,阳葵已经束手无策。面对无法停止的腹泻,阳葵只能张开臀部,连揉肚子缓解疼痛都做不到,双手紧紧抓住扶手,臀部几乎贴近地面,继续排泄着。
噗噗噗噗噗噗噗噗嗤嗤嗤嗤!咕嘟咕嘟咕嘟咕嘟噗————!
(隔壁……用西式厕所的孩子,好像已经出去了……想换过去,但是不行……)
待在隔间里,时间感会变得模糊。虽然是课间休息,比五分钟的休息时间要宽裕得多,但那种“万一预铃响了”的恐惧却始终无法消除。在看不见的时间流逝中恐惧着继续排泄,和一小时前的景象毫无二致。
肚子的情况正处于暂时的平稳期。之前的排泄也一直如此。正是因为在这个时候离开了厕所,阳葵才会在十几分钟或者一小时后便意再次袭来,被没完没了的腹泻折磨着。
这次一定要把肚子里的残便全部排干净——正这么想着。
——吱呀。
突然,传来了开门的声音。伴随着脚步声,有人走进了厕所。一瞬间,阳葵绷紧了身体……因为第一次和第二次排泄,都是因为后面有人来了而被迫中断的。如果再被敲门催促的话——就像创伤一样,敲门声已经刻在了阳葵的记忆里。
但,这个担心是多余的。
(啊……对了,西式的空出来了……不会被催促了)
进来的脚步声毫不犹豫,快步走进了隔壁的隔间。伴随着衣物摩擦的声音,巨大的排泄声响了起来。
噗噜噜咕嘟咕嘟咕嘟!噗————噗嗤噗噜噗噜噗噜!
和阳葵差不多,或者身体状况稍微好一点,但依然属于腹泻范畴的排便声。在这个课间休息已经过半的时间点进来是有些少见,但就腹泻而言,她和阳葵一样处于同样的困境。
噗噗噗————,咕嘟咕嘟咕嘟咕嘟!噗嗤嗤嗤嗤!
「唔呜……哈啊!哈啊,空着真是太好了……」
听到那声安心的叹息——阳葵本能地喊了出来。
「智香!?为什么!?」
「诶,阳葵?」
在本不该相遇的地方,阳葵再次与智香邂逅了。阳葵和她旁边的智香,似乎都无法理解这状况。
「那个,阳葵……总之没事吧?」
「啊……嗯。勉强算是,大便没事……」
噗噗噗噗噗!噗噗噗,噗噜!噗
一想说话,腹部就用力,残便被挤压出来。虽然不像隔壁的智香那么大声,但也发出了不小的排便声,阳葵一边回答,一边反问道。
「为什么……智香会来保健室……?理科室那边的厕所……」
「因为阳葵在等,我差不多拉完就出来了,但阳葵已经去别的厕所了……」
「啊…………嗯」
她回想起了几分钟前的行动——意识到智香不会让出隔间后自己离开厕所的行动。听到智香那边再次传来巨大的声音而放弃的阳葵,那声音其实是因为她想尽快出去,正在努力排空肚子里的东西。
「但马上又想拉了……回到教室后我就赶紧去了厕所,但排着长队,感觉忍不住了……所以就来保健室了。没想到阳葵会在里面就是了」
揭开盖子看看,阳葵和智香,都很拼命——仅此而已。阳葵是忍不住到智香出来,才冲进保健室厕所的;智香则是为了阳葵而着急,结果过早地便意复发,也冲了进来。
「话说,阳葵你肚子很痛吧?没事吗?」
「不知道……。智香你好像比刚才更稀了?」
「嗯。可能是憋得太厉害了吧」
在这个除了她们俩没有别人的空间里,而且还是隔壁隔间的状况,对话就像在小便时一样轻松。但她们忍耐的,毕竟是大便——当浪潮袭来时,就顾不上说话了,两人都会专注于自己的排泄。
「……唔哈啊!……哈啊」
噗噗噗噗噗噗,噗嗤噗嗤噗嗤……!
「唔嗯嗯,咕,呼嗯嗯」
噗噜噗——————噗噗!噗噗 噗噜噜噜!
从阳葵冲进厕所开始,已经过去了将近十分钟。残便已经挤出了不少,但肚子还没有完全舒畅的感觉。感觉和第一节课后课间休息结束时排泄中断时的感觉很接近——结果,为了回到“还想再排泄五分钟”的那种感觉,竟然花了十分钟。
保健室厕所的扬声器里,传来了铃声。是宣告课间休息结束前五分钟的预铃。
「……阳葵,肚子怎么样……?」
「有点微妙……就算离开厕所,可能马上又会痛……」
「我也是。怎么办,但再不走就要迟到了……」
阳葵和智香都在隔间里轻轻揉着肚子。腹部的阵痛将两人束缚在便器上,而上课铃声这个时间限制却在一分一秒地逼近。
就在这时,厕所的门开了。
「你们俩,是同一个班的吧。肚子怎么样?」
「我……还、还很痛。」先回答的是智香。
「我也是,还……想、想大便。」阳葵也紧接着回答。
「这样啊。那我会跟你们班的老师说一声。你们可以等肚子好了再走。不然还会痛的哦」
说完,保健老师离开了厕所。厕所里再次安静下来。
「……呵呵」「太好了」
刚才还显得焦急的两人,表情变得明朗起来。
「我感觉还剩不少大便,真的太好了。」智香说。
「大便还想拉,终于能拉完了……」阳葵也低声说。
正式铃声响起,课程开始后——不,不如说,从那个时间点开始,才是阳葵,以及智香所寻求的时间的开始。
噗噗噗咕嘟咕嘟咕嘟噗噗————噗嗤嗤嗤嗤嗤!
噗噜噜,噗噗噗噗。噗——————!!
阳葵挤出腹泻,智香立刻也奏出类似的声音。旁边是朋友,而且更重要的是,同样在忍受腹泻——连喘息声都不用顾忌。
(虽然在上课……但能一边大便一边上课,还是第一次……)
(已经,开始上课了吧。但是……果然憋着大便还是不行)
「呐阳葵。一直用和式的不累吗?要不要换一下?」
「诶?真的?等等,我现在稍微平静点了,能擦屁股了。」
「那我也……啊,抱歉。」
「智香?」
「我又想大便了,再等一会儿行吗?」
「诶~。……嗯,好吧。」
结果,智香和阳葵离开厕所,是在正式上课足足二十分钟之后。
两人因严重的腹泻而早退,但这并非仅限于她们两人的事——这,又是另一个故事了。
(完)
残便的连锁律
残便の連鎖律
我想以“反复发作的便意”为主题进行创作,于是思考如何才能引发反复发作……最终我想到一个恶魔般的点子:只要让排泄持续处于不完全燃烧状态,保留残便感不就行了吗。时隔许久我又写了原创作品,而且还是高年级小学生题材,果然写起来很开心呢。