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【宗教洗脑】驱魔师·败北物语

【宗教洗脳】退魔師・敗北物語
雲海 · 系列mimo-v2.5
驱魔师败北物语,是冬Comic的漫画的前传故事,请阅读。冬Comic的本子在这里!DLsite https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ01311729.html Melonbooks https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2742100&srsltid=AfmBOoqgDN2ad1LnmvDdE9VPePL9O6j0r3OE_U1UOjeagLdbdqKXFzet
「潜入调查?」
「嗯。听说有个叫尊恩教的宗教团体里可能藏着妖魔。我要伪装成‘被男人甩了在学校也被孤立的孤身女高中生’潜进去。」

「……这设定对金发爽朗、容貌秀丽、元气十足的早乙女小姐来说,会不会有点勉强?」

「跟金发有什么关系?」

我想象着她一本正经说这话的样子,笑了起来。坐在尊恩教设施前台的沙发上,面前有面大镜子。金发爽朗、容貌秀丽的「早乙女沙罗」的身影清晰地映在其中。头发在高处扎成一束。略微穿得有些随意的黑色衬衫,合身的学校背心,格子迷你裙也很相称。一如既往地漂亮可爱。嘛,确实看起来不像孤僻的女高中生。

「调查的事我明白了。有报告也帮大忙。所以呢?关于潜入调查,你要拜托我的事是什么?」

「嗯——?哎呀,我也差不多想让小祈重新叫我‘沙酱’了呢,这么想?」

「这跟潜入调查有什么关系?」

听到好友冷静吐槽的声音,我又笑了。神宫路祈里,小祈。我的同行,女高中生,黑色短发很适合的娇小可爱女孩。有点怪人。

「……你刚才是不是在想失礼的事?」

「没想没想。小祈是个非常正经又认真的优等生。」

「发音简直像刚学会日语一样。」

一边撕着三明治的包装,一边苦笑着。草莓和奶油混合的色彩,让我想起从幼时就认识的好友的样子。又甜又可爱。那些地方也很相似。

「调查的事。」

「嗯。」

「我会做,但似乎需要住在那里。」

「意思是那期间街道就交给我负责?最近妖魔数量本身减少了,应该没问题……」

摇了摇头。对不在眼前的对方做动作没有意义。虽然知道这点,还是会这么做。嘛,普通打电话时也经常这样呢。

「这也是原因之一,不过因为打算花几天调查,所以想最后检查一下能不能拜托小祈。」

「倒是没问题,但有必要吗?早乙女小姐作为退魔师已经非常优秀了,早乙女小姐不懂的事普通退魔师应该也不懂吧。」

「你可不是普通人哦~。小祈可是比非常优秀的退魔师更优秀呢。」

做了一个仿佛会发出“吧钦”声的眨眼动作。听到通话那头传来轻微的清嗓子的声音。害羞了,真可爱。即使成为最强的退魔师,这方面也还是老样子呢。

退魔师。我是,小祈也是退魔师。退魔师就是打倒夜晚的怪物妖魔,让世界变得和平的了不起的工作。不,实际上只是因为察觉到一丝妖力反应就在街上四处奔走,像维修检查公司一样的工作啦。

嘛,总之是退魔师。我是退魔师,小祈也是退魔师。所以听说可能有妖魔的地方就必须调查。比如像尊恩教这样的地方。

「拜托啦~。调查检查完之后,回程我请你吃可丽饼哦~!抹茶拿铁、抹茶芭菲和伪抹茶甜品!」

「不,就算那样全点抹茶也很困扰……总之我明白了。没有异议,也没问题。三天后,对吧。尊恩教的地点是……」

「刚才已经发给你了。谢谢,拜托啦!」

一边说一边轻轻喉咙。笨蛋啊,小祈。你好像还没察觉到这是以退魔师工作为借口邀请你约会呢。呵呵呵,最近太忙了。偶尔也想悠闲地当当女高中生嘛。笨蛋。

「早乙女小姐。早乙女小姐,您在吗?」

正在胡思乱想时,被叫到名字了。潜入开始。必须去了。

「那我出发了。报告待会儿再做。拜托你了。」

「嗯,交给我吧。」

「还有叫我‘沙酱’的事哦。」

「不,那个……正如之前所说,我还不成熟,如果不能保持适当的距离,注意力会受影响……」

听到认真的回答,果然还是笑了。任何时候都认真的小祈既可爱又有魅力。那是小祈的优点,我是这么想的。但是,果然还是有一点恶作剧心理。还有一点点嫉妒心涌了上来。所以。

「你明明把空酱改口叫‘空小姐’了?」

「诶!?」

稍微使点坏。听小祈慌慌张张地辩解很有趣,但被前台叫到也是真的。随口“嗯嗯”应了几声,然后小声说“再见”挂了电话。

真让人羡慕。被小祈特别对待的空酱,还有想交这种朋友的小祈。既羡慕,又感到开心。

「那么,我也不能输给别人。得好好加油才行呢。」

小声下定小小的决心,朝尊恩教的前台轻快地走去。退魔师的工作虽然辛苦,但要加油。讨厌的事虽然多,但并非只有那些。能保护朋友很自豪,大家变得开心我也高兴。而且结束了就能见到小祈。光是可丽饼、咖啡厅和青梅竹马这些期待,就足以让我努力了。


「嗯……」

一阵甜香飘来。可能有点恍惚。眨了两三次眼,向前台黑长发的姐姐点头致意。不行,得集中精神。

「早乙女小姐。感谢您报名体验课程。今天由我担任向导,我叫塞拉。请多指教。」

「是~!请多指教!」

一边挥手打招呼,一边听注意事项等,同时警惕四周。自称塞拉的这位穿宗教服装的女性,恐怕是普通人。没有妖力是一个方面,如果真有妖魔,也可能是教祖或者被崇拜的神之类的可能性更大。

嘛,不管怎样,就算现在出现也能应对。毕竟没有结界。比较强的妖魔会布下结界包围人类,所以大概不是什么厉害的妖魔。或者果然真的没有妖魔?嘛,查了就知道了。

「首先请自由参观设施,了解尊恩教的氛围。早乙女小姐,有什么在意的地方吗?」

「让我想想……」

话虽这么说,以女高中生的角度想,在意的地方一个都没有,很无聊想回去。以退魔师的角度想,想先调查教祖大人所在的房间附近。但两者当然都不行,所以只能先从稳妥的地方查起。嘛,这种不起眼的工作也算退魔师的风格吧。

轻轻用手指描过塞拉展示的设施地图,寻找不惹怀疑又重要的场所。然后在一个看起来像的地方,我的手指和思绪停了下来。

「‘书库’?有书的地方?有点兴趣,怎么样?」

「是的,当然可以。除了教典,还存放着各种书籍,您一定会很享受的。」

「嘿,好期待啊。」

骗人。我是看到活字就头疼的类型,老实说,就算给我普通的有趣书,我可能也无法普通地享受。如果是小祈,只要给她几本书,她能一整天默读下去吧。要不是退魔师,她肯定会成为图书委员吧。

嘛,我这样是因为小时候被师匠逼着读了大量退魔师资料,反而变得讨厌活字了。要怪的话只能怪师匠。也就是说不是我的错,安全。

「那么早乙女小姐,请往这边。我来带路。」

「好的——!谢谢——!」

刻意切换成敬语。果然还是不擅长这种客套的应对。就像小祈说的,‘被男人甩了在学校也被孤立的孤身女高中生’这设定可能有点勉强。但既然已经定下了设定也没办法,一边想着孤身的事,一边跟在塞拉身后走着。

然后,有一个。我注意到了弥漫在通道中的香气。

「嗯……」

「哎呀,早乙女小姐。您在意什么吗?」

「不,只是觉得……味道真好闻。」

味道真好闻。一边说着,一边注意不刻意去嗅香气,用袖子轻轻掩住鼻子。该注意的是香气,或者说烟雾吧。妖力的反应很微妙。这种程度混在空气里也不奇怪,但怎么样呢。总之必须注意前进。

「这叫萨尔卡香。您觉得好闻真高兴,有些人不太习惯这种香味。」

「这样啊。嘛,像是甜香水一样的香味呢。」

一边说,一边更广泛地探查妖力,但不太清楚。可能只是妖魔曾在这里‘待过’。就是这种程度的妖力反应。

总之,先只注意香气,寻找妖力的来源。就在这么想的瞬间。

————铿————。

「嗯、啊……?」

震颤脑髓的奇妙声音在通道中回荡。不,与其说是通道,不如说是整个设施。建筑物、世界,还有我都在颤抖。感觉是这样。

妖力。从远处、广阔地、微弱地感受到,正打算集中感官探寻时,像巨浪般的力量块砸了过来。乘着声音,撼动着我的心。

「哎呀,到钟的时间了。」

「钟……?」

「是的。我教为了加深信仰之心,会不定期敲钟,将信徒的心灵转化为纯净。」

加深信仰之心的钟,改变信徒的心灵。有几个在意的关键词,但昏沉的脑袋让这些词从大脑外侧滑走了。

不行,必须集中。集中于现在感受到的妖力……

————铿————。

「呼、呜啊……」

「哎呀,真罕见。觉钟竟然连续敲响。看来觉钟也认可早乙女小姐呢。」

摇晃着,摇晃着。意识在摇晃。地面像海绵一样柔软。站立都很困难。但还是勉强保持意识,用尽可能的思考挤出话语。

「钟的……声音……不规律……」

「是的。尊恩教的‘钟’,既不是由特定的人敲响,也不是用机械控制的。只是‘会响’。」

「会……响……」

「是的。作为体验入信者的早乙女小姐可能难以理解……但钟在无人触碰的情况下自鸣。正因如此,我们相信这钟声就是觉钟的声音。」

觉钟,觉钟的声音。总之就是钟本身就是妖魔本体吧?不,能敲响钟的话,至少能控制妖力。那样的话钟和妖魔也可能是分开的,不,就算那样也该先靠近钟看看。

总之,必须先停止听这钟声。这么想着,我用双手捂住耳朵。没关系,稍微冷静一下,再用术式防止谈话以外的声音传入耳中……

「呼呜呜……」

「呼、哇……啊……?」

手按在耳朵上。也就是说手离开了嘴边,就在那一瞬间。眼前砸过来一团烟雾。
お香、煙、そしてセイラちゃんの吐息。色なのか、あたしがそう感じているだけなのか、紫色の濃い煙が鼻から侵入して脳の奥まで潜り込んできた。
「ちょ、っと……」
「ふふ、申し訳ございません。しかし先ほど良い匂いと仰っていただきましたから、せっかくですので心の芯から味わっていただこうかと。良い匂い、ですわよね」
「それは……そう、だけど」
まずい。頭の中がぐわんぐわんと揺れている。まっすぐ歩く事が困難だ。退魔の術で鼻と耳に防壁を、いやそれは軽くだが潜入する前にやってきた。それでも脳を震わせるほど強い妖力だと、そういう事か。兎も角一度完全に壁を作って音と煙を防がないと……。

――――――からぁぁぁん。

「あ…………」
しかしその思考もまた、揺れて、消える。頭の中の、思考の湖。その中に金色の石を投げ込まれて、波紋で全てが揺れて消えていく。
考えていた事も、警戒心も、集中も。全てゆらりと溶けていく。
「早乙女様。両腕から力を抜いてください」
「……あ、い」
すとん、と腕が落ちる。なぜだろう。さっきまでより、あたまがすっきりしていて気持ちいい。何か、考え事をしていたような。
いや、その考え事を消されたからすっきりとしているんだろうか。だとしたら、何を、あたしは。

「意思を」
「――――――」
「意思を、感じてください。カコク様の『声』に。言葉ではなく、意思を感じてください」
声。鐘の音。そこに、カコク、の意志。妖魔の意志。
……そう、そうだ。あたしは妖魔を調べにここにきている。だから、妖魔の力を感じる部分に集中しなくちゃならない。集中、しなくちゃ。
鳴る。鐘の音が、鳴る。声が、聞こえる。

――――――おいで。

「あ」
聞こえてきたのは鐘の音。けれど、心に響いたのはカコク、の言葉。妖魔の言葉だった。
しゅうちゅう、する。聞かないと。声を、聞かないと。

――――――鐘のある場所へ。この声が響く場所へ。

「はい」
とろり、と。甘いはちみつの様な涎が口の端から零れる。力が抜ける、力が抜ける。
霊力の防壁が、ふにゃりと柔らかくなって、溶けていく。ドアはあっても開けっぱなしにしているみたいに、防ぐはずの盾が何も防がずただそこを何かが通り抜けていく。
何か。何か、良くない事が起きているような。

――――――気にしないで。

「きに、しない」

――――――私の所へおいで。そうすれば。

「い、く」
カコクさまのところへ、いく。そうする。そうすれば。

――――――幸福、に。なれるから。わかった?

「はい」
ずきずきと、痛みのような快感がお腹の奥から響く。それが痛みでも快楽でも、あたしの脳はそれを幸せと受け取ってしまう。だから自然と表情は崩れていく。
セイラちゃんが、あたしの手を引いてゆっくりとどこかへ導いてくれる。おいで、おいで。遠いどこかから、そうやって手招きする誰か。
大丈夫、大丈夫。あたしは妖魔に会う為にここに来た。だから、妖魔に手招きされればそこへ行く。間違ってない。何も間違っていない。

「早乙女様」
「は、い」
セイラちゃんの声。不思議と鐘の音と同じ様な響きで、ぞくぞくしちゃう。
「これから早乙女様を、幸福のある場所へと導いて差し上げます。カコク様を信仰する事がいかに幸せな事か、体験していただきます。よろしいですね」
「はい」
「そしてその際に。早乙女さんに一番大切にしていただきたいのは、『幸福』です」
「は……い」
こう、ふく。しあわせ。

「早乙女様が幸せと感じられる事。それを一番大切に行動なさってください。そうすればきっと、早乙女さまもカコク様の意志を感じられるはずですから。よろしいですね」
「はい」
しあわせを、さいゆうせんに、する。そんなこと、言われなくても、当たり前。
カコク様、妖魔をかんじるために、こうどうする。それもあたりまえ。
だからセイラちゃんに言われるまでも無い。あたしは、そうする。そうするのが、あたりまえ。そうしなさいって、カコク様の声が聞こえる。だからそうする。
そうする、する。

――――――おいで。
「はい」
いく。ぽたり、ぽたりと涎を零しながら、ぐにゃぐにゃの通路を歩く。もう、前も後ろも分からない。
セイラちゃんに手を引いてもらわなければ、カコク様の導きが無ければ。あたしはまっすぐ歩くことも出来ないのだろう。

――――――おいで。
「はい」
脳味噌が、性感帯になったみたいにじんじんする。かんがえるだけで、きもちいい。かんがえるだけで、かんがえることができなくなっていく。その、はいとくかんが、またキモチいい。
あるく。あるく。だいじょうぶ。なにもわからなくなっても、だいじょうぶ。
『幸福』。その感覚だけ、頼りにして歩けばいい。だって、それが、セイラちゃんに教わった事。

――――――待ってる。

だから、それがジュエン教の教え。信者として縋るべきもの。
大丈夫、今のあたしは信者だから。だから幸福をしんじればいい。このここちよさに、ゆだねればいい。すべてを、すべてを。

さしだして、ただ。カコク様のもとへと、むかえばいい。


「んひゃおッッ!?」
「あら。どうされました、早乙女様」

突然、弾けるような感覚がして目が覚めた。例えるなら寒い日にいたずらで冷たい手を首筋に当てられた感覚、アレを十倍にしてそれ全部静電気に変えたみたいな。まあ、とにかくバリッとした。
「これ、は……」
師匠に押し付けられた退魔の耳飾りの痺れか。近くに強力な妖魔がいるとこの耳飾りは反応する。だとしたら、あたしはいま……。

「早乙女様」
「ん、ぁ……」
そこまで考えた所で、脳みそが気持ち良さに溶ける。セイラちゃんに優しく、頭を撫でられたからだ。
……いや、それだけじゃない。前方からあたしを抱きしめるみたいに撫でてくれているから、香水、セイラちゃんに染みついたお香の香りが鼻から突き抜けて頭のてっぺんまでやってくる。
すんすんと、思わず鼻を鳴らしてしまう。いい香り。とっても、あんしんできて、いい。幸せ。

「つきました、書庫です」
「ん、あ……うん」
「何か、知りたい事はございますか」
「ん……」
ふわふわとしてこのままこの心地よさに溺れていたい。そう思う心を無理やりねじ伏せて、頭を振り周囲を確認する。
ここは、書庫。学校の図書室くらいの広さの、少し暗い静かな部屋。いや、静かとは言ったが小さくずっと誰かの声が、常に聞こえている。お経、って言うより音読みたいな。聞いているだけでうとうとしてくるような、柔らかい声が聞こえる。

「あれは『諷教』と言います。教典を声に出して読む事で、ジュエン教の理念や理想を理解する修行になります」
「修行……」
「と言っても、大抵の方は自ら進んでここに来るのですけれど。カコク様の教えに共感して安心と幸福を感じる為に、そしてカコク様と遭う為に。人によっては日課となっている修行ですわ」
「そう、なんだ……」
返事は出来てもまだ頭は霞がかかっている。息を吸って吐いて、自分の状態を確認しよう。
あたしは妖魔を探しに、退治する為にここに来た。そして、ジュエン教の施設に潜入して、そしてセイラちゃんの案内を受けて……。
「ん、ぁ……」
そして。鐘の音を、聞いたような……気がする。鐘と一緒に、誰かの声を。思い出そうとすると、目がとろんとしてきて、眠たくなって。思い出そうとする理由まで溶けてしまいそうになる。
……いけない。集中出来ていないから理由まではよく分からないけれど、妖魔のいる場所であたしのこの状態はきっとまずい。早急に調べ切るか、あるいは撤退するか。すぐに決めなくては。
――――――でも。

「早乙女様。せっかくですので、早乙女様も経典をお読みになりますか?」
「そー……だなあ」
すり寄ってくるセイラちゃんを拒めない。どうして、と考えるとまた頭がふわふわとする。自分が思うようにならない。こんな状態では調査も何もない、引くべきか。いや妖魔の正体、それくらいははっきりさせて戻らないと。
少し考えて、あたしはセイラちゃんに聞く。
「……セイラちゃんは、会った事あるの?」
「はい?」
「カコク様。さっき『カコク様に会う為』って言ってたじゃん。きょーてん、読んでて会った事あるの?」
少し意地悪な質問。けど、こう聞けば恐らく『まだ会った事が無い』と言われるだろうし、そう言われたら『じゃああたしも今日はいいや』と断りやすくなる。
逆にもし『会った事がある』と言われたらその状況を詳しく聞ける。セイラちゃんの答えがどのようなものでも、これなら、きっと。

「早乙女様は。カコク様にお会いしたいのですか?」
「え?ん、まあ……うん」
しかし飛んできたのは更なる問い。そしてセイラちゃんは、あたしの返答ににっこりと笑うと続けてこう言った。
「分かりました。ではカコク様をお呼びいたしますね」
「え?」
カコク様、まだそれが妖魔と決まったわけではないけれど、それでもこのジュエン教のおかしさを考えれば確認しておかなくてはならない相手だろう。
しかし、『呼ぶ』と言ったけれど、どこか奥の部屋にでもいるんだろうか。曲がりなりにも、カミサマが?そんな事あるんだろうか。
本当にカコク様が妖魔で、それが来るのなら。あたしは妖魔を退治するために、準備を……。

「『人は皆平等』」
「ん、ぁ」
突然、声が響いた。それもひとつやふたつではない。書庫にいた十数人の信者、いやあるいは施設内にいる何百人の人間。その全員が、囁くように教典の言葉を口にした。もちろん、セイラちゃんも一緒に。
全ての声が重なって、世界全てを振動させて。あたしの心をぐにゃりと変えた。

「『平等に無価値』」
「びょうどう……」
むかち。その小さな声が重なって、びりびりと肌を震わせ、身体全身にその言葉を沁み込ませてくる。

「『だからジュエン様に導いていただかなくてはならない』」
「だから、ジュエン様に……」
ジュエン様。ジュエン=カコク様。
どくんどくんと、胸の内側で心臓が跳ねる。ぞわぞわ、ぞわぞわ。言葉が脳味噌の奥へと入ってくる。
からぁん、からぁんと。鐘の音が響く。言葉の意味が、理解できるようになる。理解、させられる。

「『私はジュエン様に辿り着かなくてはならない』」
「あたし、はぁ……」
ジュエン様に辿り着かなくてはならない。ジュエン=カコク様。
修行を重ねるとジュエン様と同じ様に『カコク』になる事が出来る。カコクとは、幸福の先にあるもの。
だから、カコク様は自分の中にもあるもの。だから、あたしはあたしの中にカコク様を生み出さなくてはならない。だからあたしは、自分の中の幸福以外の全てを、ジュエン=カコク様に捧げなくてはならない。
だから、だから……。

「『人は修業を重ねる事でカコクへと至る事が出来る』」
「『人を越えた信者はカコクと名乗る事が出来る』」
「『人はジュエン様と同じ様に、幸福を越えた存在へと至る事が出来る』」
「あ、ふぁ……」
あたまがじんじんとする。耳で言葉を聞いている。それ以上に身体で言葉を訊いている。理解より先に意味が心にすとんと落ちてくる。
声を聞いている事が、幸せ。幸福。

「『教えに逆らってはいけない』」
「『教えを疑ってはいけない』」
「『教えに従わなくてはならない』」
「『教えは私の意志より上にある』」
「おしえ、はぁ……あたしの…………」
おしえにさからってはいけない。うたがってはいけない。したがわなくてはならない。
あたしのいしより、うえに、カコク様の教えがある。
カコク様がそこにいる。

「『ジュエン様に心を』」
「『ジュエン様からは幸福を』」
「『今、全てのカコクの祈りを捧げ』」
「『全てのカコクをあなた様にお返しし』」
「『ジュエン・カコク様を、お呼びいたします』」

――――――からぁあん。

「あ」
ぼとり、と大きな涎が垂れる。あたしの中の、何かがずるずると引きずり出され、カコク様へと捧げられていく。
这便是众人皆同。书库中的人们,塞拉大人心甘情愿地,一个接一个地扑通倒下,伏倒在地。

光,聚集。光聚集。那光芒是心。献出的心,与信仰。在那聚集之处,黑色的漩涡卷动,黑色的漩涡卷动,然后。

然后,那女人显现 ( あらわ)了。

“甘美。丰腴,如同融化流淌的蜂蜜一般的灵力”
“啊”
“好香。值得亲自出手的价值,我是这么认为的。小丫头。”
一阵阵战栗般的幸福感窜上脊背。去了。不是快感,也不是肉体的反应,而是肉体无法承受‘幸福’本身而达到了顶点。
乌黑长发,光滑的黑色肌肤。黑色眼眸,黑色礼服,黑色声音。漆黑,漆黑,漆黑。宛如无底沼泽般深不可测的女性就在那里。

朱炎・卡尔洛克就在那里。

“喂,你……”
“嗯?知晓妖魔存在的家伙?原来如此,我原就觉得你的灵力相当超乎规格,难道你是退魔师吗?若是如此,倒是捡了个不错的东西。”
“妖魔,我……我是……”
头脑一片空白,勉强挤出意志。妖魔,我,身为退魔师必须将其击倒。这念头浮现。
然后,然后,然后。

“是‘灵子转装 ( レイシテンソウ)’吗?”
“呃,啊……?”
“呵呵呵,在此处的话,些许思绪还是能读取的。原来如此,我确实不擅长争斗。以欢愉与幸福,在人身上掺入魔性。除此之外的事,自古便不太擅长。曾经也有过让人受孕,将子嗣混入人类世界的时候……呵呵呵。不过女儿身的话,那也有些困难呢。”
灵子转装。对,是的。我身为退魔师,必须化作此姿态来击倒妖魔。朱炎大人是妖魔。所以,我……。

“但是,那真的可能吗?”
“诶,啊……?”
肌肤,麻痹。大脑,麻痹。想要开口,想要动弹,才重新意识到。全身如同正坐之后般麻木不已。只要听到朱炎・卡尔洛克大人的声音,身心便颤抖不已,忘却了除‘聆听’之外的一切。

用全身,聆听着那声音。

当,当。不知远处何处,传来钟声回响。我仿佛有此感觉。

“你似乎认为自己是今日初次来到这教团。但那当真如此吗?”
“你说什……”
突然,卡尔洛克大人说道。我,今日,初次来到此处。为了调查。那是真的。因为,因为。

“今日,是你在此的第几天?”
“————……”
第几天。不对。别被迷惑。今日,我来到此处,是今日。
……确实,在接待处有一瞬间意识恍惚的时刻。但,仅此而已。那不是因为意识被‘重置回第一天’。不是那样。
在卡尔洛克大人掌握我之前,我早已认定是第一天。不可能,不可能。

“怎么了。若是那种事怎样都无所谓的话……”
“啊……”
“比起那些,见到我的这份‘幸福’,是否更为重要?”
突然距离拉近。身高大约比我高五厘米。卡尔洛克大人的黑色眼眸近在眼前。旋转,旋转,光是看着就仿佛要被卷入的漩涡般的眼眸。那双眼眸,与我双眼的距离仅数厘米。

有香气。是那香气。光是闻到,除了卡尔洛克大人之外的世界都会扭曲的香气。然后,我也被点醒那是赝品。是模仿卡尔洛克大人的香气而制造出来的东西。
真正的香气。与掺有玫瑰香的香水相比,犹如天壤之别。光是闻到,我就要被碾碎。早乙女沙罗要被碾得粉碎。

“不,不是……”
不对。不行。眼前的是妖魔。为了见这妖魔,我才来到此处。
来到此处,来到此处。然后。

“‘不对 ( ・・)’,正是。”
“呜呃!?”
“正是如此,可爱的女人。”
胸部被触碰。只是被轻轻抚摸了一下。仅仅是这样,就让其知晓了区别。

比起自己触碰时,比起被别人触碰时,幸福感与快感天差地别。被触碰的胸部,只有那里仿佛变成了我本身,那处感受到的全部快感,都将我的心彻底涂抹覆盖。
高潮。那含义,仿佛从今日起被替换成了‘这个’。我在一切崩塌的同时,达到了顶点。

“女人。你叫什么名字?”
“啊,呃啊……”
用肌肤聆听声音。用头发聆听声音。用耳朵聆听声音。
不该回答。这一念头持续了不到一秒,便被波浪冲走,消失无踪。

我,刚才在想什么来着。好舒服。所以,嗯。对了。
必须回答。

“早乙女,沙罗。是的。”
“‘沙罗’”
“呀――――――”
名字被呼唤。如同世界从脚下消失般的高昂感包裹全身。如同尿失禁般的,背德感,与停不下来的心旷神怡。我,正一点点崩坏。
钟声鸣响。在我体内,回响。持续回响。幸福的钟声。

“不对,我说过了。正是如此。这点程度的幸福无法满足。是这样吧?”
“哈,哈……哈啊……嘿”
“取悦吧。我将亲自,为你举行入信仪式。”
说着,卡尔洛克大人一边黏腻地抚摸我的臀部,一边抬起我的下巴,让我的视线更加向上。旋转,旋转。世界在旋转。入信仪式,由卡尔洛克大人亲自。
……不,不对。我,好像,有什么,不对劲的事。
想要去做,却做着。

“施展‘灵子转装’吧。沙罗。”
“是,卡尔洛克大人。”
噗嗤一声,液体从胯间溢出。乳头被捏住。仿佛衣服根本不存在一般,卡尔洛克大人触碰的地方,都如同直接抓住我的核心,仅仅被轻轻抚摸,我的肉体便无法承受那份快感。

我以飘忽不定、融化般的思绪执行着卡尔洛克大人的话语。灵子转装。学校的制服化作金色光芒消散,变成了如同红色旗袍般的衣物。作为退魔师战斗的衣物被装备上了。

戟,我的武器,当啷一声滚落在地。本该在施展灵子转装时被自己握在手中的它。然而被卡尔洛克大人拥抱着的我,连那样都做不到,武器只是在地上滚动。卡尔洛克大人用脚尖将其踢开,将武器踢向远处。滚动声在书库中回响,甚是悦耳。

“沙罗。”
“在。”
“你明白我的话语吧?”
“咿、啊、呜……?是、吗……?”
突然,卡尔洛克大人说出了不可思议的话。声音,言语。一如既往,让肌肤战栗,使我疯狂的声音。光是听着,便在脑髓中持续回响的那声音。
那又,算什么。

“我的声音是‘钟声’。”
“钟、声……?”
钟声。那究竟是……。
“教团弥漫的是我的香气。钟声是我的声音。而教典,是我的核心与脑髓。”
“是,啊……?”
“总而言之,这整个教团,就是‘朱炎・卡尔洛克’。我不需要用结界去买人类。只要放置教典,那建筑便成为我的‘肉体’。”
能听到喉咙响动的声音。但从何处传来。从前方,从上方,从下方。仿佛从所有地方传来笑声。

“而‘萨尔卡之香’,即教团内我之香气侵蚀了大脑,为接纳我做好准备的人。对于那样的人,能够理解我的声音。否则,便只能听到钟声罢了。当然,即便如此,若是普通人,也能将他们沉沦于我的‘幸福’之中。”
“什么、什么……什么话题……”
“就这样在近距离持续让你听到声音。仅此而已,你便再也无法逃离我了。因此,我才一直用闲聊来迷惑你。呵呵,不过你看起来,已经堕落得相当深了呢。”
钟声。卡尔洛克大人的声音就是钟声。听起来就是如此。只能这样听。
这也就意味着,我的身心,已完全落入她的手中。

一边想着不可能,我的身体却离开我的掌控,擅自向卡尔洛克大人依偎过去。好舒服。将乳头蹭向卡尔洛克大人,臀部被揉搓着,凝视着卡尔洛克大人的双眸,将大腿间贴向她。

我正化作一滩泥泞,从胯间滑落。退魔师。妖魔。必须战斗。这样想着的心,却如同隔着电视屏幕看到的世界。

“美丽的身体。接下来,就让我好好享受一番吧。”
“嘿、啊……”
“当然,我身为妖魔,是为了吞噬灵力而存在的。但是,那归那,房事也是戒不掉的。何况你的容貌,也正合我的喜好。”
幸福使大脑融化。喜好,喜欢。会被吃掉。在这幸福中融化。

必须战斗。不,比起那个,是入信仪式。幸福。所以,总之先完成入信仪式,然后再与卡尔洛克大人战斗。就这么办。那样就好,那样就好。因为,因为,因为。
那样更幸福。

“你愿将灵力,生命,肉体,心灵,将这全部奉献给我吗。早乙女沙罗。”
突然,卡尔洛克大人将触碰乳头的动作变为似触非触,如此问道。狡猾。臀部也是,仅以衣服相触的程度抚摸着,将快感悬在眼前,却又如此难以企及。
决心,使命,信念。那种东西,比火柴头的火焰更为脆弱虚幻。卡尔洛克大人的吐息,仅此就能将其吹灭,不过就是那种程度的东西。
“是的,卡尔洛克大人。”
头脑变得恍惚。不明白自己回答了什么,不理解其中的含义。
闻到了卡尔洛克大人的香气。噗嗤噗嗤,心沉下去。

“早乙女沙罗。接下来我将触碰你灵力的核心,将其全部吞噬殆尽。届时,你将获得超越余生所能品味的一切的、美妙的幸福。”
“啊、啊……”
“而且必定会达到顶点。这是决定事项,明白吗?”
“是。卡尔洛克大人……”
被吸食,被啃噬,被蹂躏。身体因这预想而颤抖。不是恐惧,是对幸福的预感。
旋转,旋转。凝视着那画着圆圈的眼眸。不安与不幸从心中消散。反抗的理由消失殆尽。

“那时,你将宣告。你将一生侍奉谁,并将心与身体持续奉献给谁。说出那名字,然后尽情地幸福吧。”
“是的,卡尔洛克大人。”
妖魔。深不见底的妖力。因维持着退魔师的姿态,身体曾有一瞬间进入临战状态。
然而,卡尔洛克大人只是‘呼’地吐了口气,仅此,那战斗的意志便全部消散。思绪,只剩下卡尔洛克大人命令之事。

呼唤名字。呼唤我应侍奉之主的名字。那样的话,就会幸福。

“退魔师 ( タイマシ)”
“呀――――――”
一阵阵战栗,手指沿着背脊攀升。同时,当我成为退魔师时在头上绽放的花朵,那红色的牵牛花,卡尔洛克大人轻轻地吻了上去。灵力的核心与这花朵相连。当然,在平时的战斗中头上的花朵不会成为弱点。只是,现在不同。若有献出自身的意志,那就另当别论了。
“虽没什么大兴趣,但灵力的味道果然特别。值得爱怜。”
“啊、啊、啊、啊……”
“最重要的是,这张脸。若要放在身边,还是美丽的花为好。你不这么认为吗,沙罗。”
一边说着,卡尔洛克大人的嘴唇触碰着我的‘花’。牙齿触碰。舌头触碰。仿佛灵魂被亲吻着。
快点。快点结束吧。心早已化作一滩泥泞,无法忍耐,一直忍着不泄的感觉。一直被吊着,心情更加无可奈何,再也无法抵抗。
因为,但是,所以……。

“已经忍不住了吗。不过,我也是如此。面对美食,哪有余裕一直进行会谈。我也是。”
“呜、啊……啊……”
“沙罗。”
“是――――……是。”
头脑变得一片空白。记忆逐渐远去。眼前模糊不清,世界在摇晃,一切都变得无法理解。

“回答我。”
“啊……”
“用你的喉咙、嘴巴、声音。说出你信仰的献身对象,你所信奉的神的名字。说出来。”

喉咙被抚摸着。脸颊、耳朵、嘴唇。臀部、胸部、乳头、腹部、腋下、腰间。如同舔舐,如同啃食。

已经什么都不剩了。有什么东西,消失、化为乌有,然后。
“沙罗。”
“是、是的。”

一瞬间,试图抵抗的心志浮现出来。

“你的神,是谁?”

猛地一下。加贺谷大人的手指侵入了我体内。炸裂、粉碎、四散。像烟火一样,我。

在无法停止的高潮前一秒。如同即将崩塌的沙堡出现裂纹,明明已经预感到并开始期待。我,我。

只是,我。正在说出我神的名字。

“加、加贺谷大人啊啊啊啊啊啊啊啊!!!!向尊恩=加贺谷大人献上、献上一切啊啊啊啊啊啊!!!!”

被吸吮着。仿佛从头顶吸走脑髓一般,能够思考的事情越来越少。

高兴。幸福。融化。抵达。抵达。我这黏糊糊的身体被持续吸吮着。被持续融化着。被吞噬,这简直幸福得无法言喻。

“打倒妖魔是退魔师的使命。但是,从今天起你不同了。是这样吧?”
“是,是,是!!!!不同,不同了啊啊啊!!不反抗,服从服从!!!”
“你要献上什么?向我,献上什么?”
“一切!!一切,全部,我的生命、心灵、人生,全部全部全部献给加贺谷大人,啊啊啊啊啊啊!!!!”
“你能出卖朋友吗?能出卖同伴吗?”
“能,能能能能能能!!!!我的全部,如果有加贺谷大人想要的东西,全部都!!!我会准备好,全部!!!朋友也好家人也好,什么都可以,全部为了加贺谷大人啊啊啊啊啊!!!”

一边说着,一边高潮。我作为退魔师的姿态化作牵牛花的花瓣散落。飘飘摇摇,轻盈摇曳。那被加贺谷大人踩碎,消失了。

高潮。高潮。高潮。全身都在高潮。肌肤在高潮。头发在高潮。指甲在高潮。眼球、舌头、耳朵,我的整个肉体都化作快感的块状物并爆炸了。舒服的事就是幸福。幸福就是舒服的事。

细胞因言语而孕育。我的灵力与加贺谷大人的妖力混合。正朝着无法回头的方向转变。从此刻起我所产出的一切,都是为了将加贺谷大人连接到未来。除此之外的一切都不存在。如果说有的话,那就是献给加贺谷大人的喜悦。

高兴,舒服。高潮。高潮高潮高潮高潮。变得奇怪起来,被拥抱的同时身体感觉像被撕裂了很多次。我那副可怜的样子,加贺谷大人很享受。

――――然后,咔嚓一声,他弹响了手指。瞬间,我瘫倒在地板上。

同时,感觉到意识与加贺谷大人相连。感觉到将记忆与心灵献给了加贺谷大人。

流着口水弄湿地板,世界缓缓被黑暗包裹。但是,连这件事本身。被加贺谷大人弄晕这件事本身。

对我而言都是幸福,我缓缓地,被吞噬进深邃的世界中。

用空洞的眼神,露出一副痴态的表情。


“……以上就是小祈,神宫路祈里的特征。加贺谷大人。”
“嗯,果然退魔师很麻烦呢。将你堕落应该看作是幸运吗?不不,既然成功过一次,就应该再用同样的方法一次,对吧?”
“恕我直言。钟声,加贺谷大人的声音如果让小祈听到,仅凭这一点就很可能定位到位置。加贺谷大人,还是等小祈完全堕落之前,稍作等待比较好。”

宽敞的房间里有一张大床。桌子上堆积如山的黄色水果,坐在椅子上的只有妖魔。除此之外,这个房间里所有的生物都是家具。
“哼。真无聊。”
三个人类,椅子和扶手上趴着的黑色妖魔低声抱怨。在它的脚尖处是身着制服的女高中生・早乙女沙罗。她气喘吁吁地盯着脚底,提议着对付同伴的策略,同时兴奋地啪嗒啪嗒流着口水。
“嘛,算了。但是同伴……光是这样说就很难骗过去吧。”
“是的。所以,思念通话……在脑海中回响声音的同时,用退魔师的术法进行洗脑如何?”
“那也行,但仅凭自家的技法还是让人不安。……山子,在吗?”
“在,加贺谷大人。”

妖魔一呼唤,房间深处出现了一位女性。留着微紫长黑发、身穿尊恩教宗教服,散发着妖艳气息的女性。在被呼唤之前,她作为桌子四肢着地,似乎因为幸福而持续向地板滴落爱液,衣服也湿得很厉害。

“作为尊恩教的教祖,我会将我的‘声音’之力赐予你。沙罗,我会将我的‘气味’赐予你。尽情拥抱抚摸那个神宫路祈里,直到她被融化解送到山子那里。山子照旧行事,明白吗?”
“是,加贺谷大人。”
“是,加贺谷大人。”

被称作山子的女人深深低下头。而沙罗似乎没有得到行动许可,只是站在那里继续流着口水。

“沙罗。”
“在。”
“如果用你的、以及我的气味能够充分让她堕落的话,就让那个神宫路祈里读读教典。我会亲自侵犯神宫路祈里的记忆。”
“是,加贺谷大人。”

似乎没有感受到任何关于让挚友堕落的作战会议的沙罗。不,甚至对能让尊恩=加贺谷堕落的祈里感到羡慕。

“那么去吧。我睡觉了。醒来时,要把神宫路祈里堕落好。”
“啊――――”

咕啾一声。在场所有人似乎都听到了那淫靡的声音。沙罗的腰弹了起来。因为加贺谷的脚踩在了她的脸上。

“呵呵呵,当然有奖赏哦?山子也是,沙罗也是。说出你们想要的东西吧。”
“啊,啊,啊……是。是,那么……侵犯我。让我怀孕吧,加、加贺谷大人……”
“都说那是做不到的。不,种的延续就是创造自己的分身。那么,扩大我的意志与力量,不也是一种繁荣吗?”

用脚在沙罗美丽的脸上蹭来蹭去,用装傻的声音低语的尊恩=加贺谷。看着那样子的教祖女,露出恍惚的表情,幸福地笑了。

“我只要一如既往地成为加贺谷大人的房间里的家具就很幸福了。”
“那作为奖赏可不够。……嗯,考虑一下吧。期待着吧。”
“是,加贺谷大人。”
“呵呵呵,那么再次拜托了。我可爱的信徒们。”

这样说着站起身,走向床时,他的肉体化为黑色消散了。

尊恩=加贺谷并不拥有像人类一样的肉体。是以‘教典’为主体的精神生命体型的妖魔。因此没有本体。或者像加贺谷自己所说的,这个教团、设施本身就是加贺谷本人也不为过。所以在设施内可以随意现身,也可以随意消失。

“那么,我们走吧。沙罗小姐。”
“是、是的。教祖大人。”

在尊恩=加贺谷消失,变成只有家具的房间里,山子向沙罗搭话让她站起来。她的表情充满了期待和幸福,看起来连自己走路都难以做到。等了几秒,山子用手掌重重拍打沙罗丰满的臀部。很用力,发出了声响。

“嗯叽!!!”
“沙罗小姐。沉浸在幸福中是作为信徒应有的心态,但加贺谷大人的话语高于一切。这一点,想必您已经明白了吧?”
“是、是的。失礼了……教祖大人。”

沙罗像小鹿一样颤抖着,遵从指示跟在山子身后。那颤抖并非因为疼痛,而是因为触碰到了更高等级的信徒、更接近尊恩=加贺谷的存在而产生的喜悦。

“我再确认一下。对于让作为挚友和同伴的神宫路祈里堕落这件事,您没有感到任何问题吧。沙罗小姐。”
“……?当然。教祖大人。”

沙罗一脸茫然,似乎不明白有什么问题。然后微微一笑,滴落着口水说道:

“因为,我。也希望小祈能获得幸福嘛。”
“……这样啊。”

听到沙罗的回答,山子窃笑起来。可怜、可悲、没有价值。山子喜欢看这样的人。喜欢感觉到尊恩=加贺谷以外的事物毫无价值。

“真期待呢,小祈。从此以后,不用再当退魔师,我们可以一直在一起了。一起融化,一起舒服。”

沙罗微微抬头低语。那是发自内心的,或许也混杂了早乙女沙罗本心的表情。真心祈愿幸福的表情。

远处,感知到来自神宫路祈里的思念通话的气息,她因那酥麻感发出小小的甜腻声音。是挚友、是青梅竹马、是同伴、是小巧可爱的大爱。是淫荡、悲惨又可爱的,自己珍视的人。思念着神宫路祈里,甜蜜地颤抖着。

“比以往更近。比以往更幸福地,能和你在一起呢。小祈。”

因为想让珍视的人也了解自己所感受到的幸福。希望对方也能像自己一样融化。

所以沙罗将手指插入自己的私处 ( 那里),表情恍惚地扭曲着。嘿嘿地,幸福地笑了。